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NPO法人「Make Cancer History」設立【日本のがん医療に新たな風を】代表は日本で闘病を続けるイギリス人末期がん患者

PR TIMES / 2024年7月29日 13時15分

生き延びて日本のがん医療に貢献したい 治療費をクラウドファンディングで募る



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146221/1/146221-1-c8d9d498f1fcec5f94c81b934c0c5658-958x1392.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Matthew Dons

NPO法人「Make Cancer History」(代表:Matthew Dons)は、2024年7月10日に正式に設立されました。がん患者、医療者、研究者が連携し、日本のがん医療の質を向上させることを目的としています。
代表のMatthew Dons(マシュー・ドンズ)氏はイギリス出身で、自らもステージ4の大腸がんで余命宣告をされてから、8年におよぶ闘病を続けています。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146221/1/146221-1-97bd8483ea67f08260a75b9ea056ca51-1644x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2016年初回手術の翌日 Dons氏
代表者Matthew DonsについてDons氏は2006年に来日し、現在は妻と二人の子供と暮らしています。イギリスでも、環境対策を中心としたボランティア活動をしていましたが、日本に来てからは、Sharing Caring Cultureという、東京、横浜を拠点とした、外国人家族をサポートする団体でボランティアなども行っていました。

ところが2016年、36歳の時、イギリスに一時帰国している間に、ステージ4の大腸がんと診断され、医師から「余命7-9ヶ月」と宣告されました。しかし、彼はあきらめることなく日本で治療を受けることを決心し、今年で闘病8年目になります。

外国人患者としてさまざまな医療機関で治療を続ける中で、彼は独学で医学の勉強を始め、医師たちと相談しながら自分の治療法を選んできました。
「日本の標準医療はとても質が高く、医療者たちもとても真剣です。治療を受けてきたのが日本でなかったら、私はもうとっくに死んでいると思います。
私の日本語は日常会話程度で、医療用語となるとコミュニケーションが困難でしたが、医療者のなかには英語が堪能な人がいて助けてくれました。また、ある病院では、逆に私が医療英語のレッスンを提供することもありました。」




日本のがん医療が持つ課題に気づく
治療の過程で得た自分の体験や知識をもとに、個人的に海外在住のがん患者たちの相談に乗るようになり、それ以前は、ビジネスコンサルタントをしていたDons氏も、2021年ごろから、がん患者の支援を中心に活動するようになりました。また、聖マリアンナ大学や順天堂大学の医学生たちに、患者の視点から見たがん医療について講演するなど、患者だけでなく医療側にも貢献する機会を持ってきました。

数多くのがん患者の話を聞いてきたことで、彼らが本当に必要としていることを知ることができましたが、一方、外国人患者として、色々な医療機関で治療を続けるなかで、Dons氏は、高い水準を持つ日本のがん医療にも、数多くの課題が残されていることに気づくようになりました。

「患者たちは限られた体力や時間の中で、必死に新しい有効な治療法を求めてますが、個人でできることには限界があります。一方、医療者は日々の臨床に忙しく、最新の研究情報を導入し続けるのは困難です。
また、科や病院を超えての連携もまだ十分とは言えません。そして研究者は、自分たちの研究のおかげで恩恵を得た患者さんや医療者から、フィードバックを受ける機会もあまり持つことができないでいます。」とDons氏は述べます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146221/1/146221-1-1fde6e7b03f08c604c06893b5b1d6480-3900x3410.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年5月 武術の道場にて 左より息子Edward、Dons氏、Paul師範


NPO法人の目的は “共有”の力でがんを治せる病気にすること
今回設立したNPO法人「Make Cancer History」(日本語で「がんを過去のものにしよう」の意)の目的は、「多くのがん患者が直面する問題を解決し」、最終的に「がんを根治可能な病気にすること」です。
がん患者、医療者、研究者同士がお互いの連携を深め、これまで個々がばらばらに抱えていた情報や知恵を、必要な人に迅速に無駄なく共有する仕組みを作ることで、日本のがん医療を推進し、がんを治せる病気にまでしたいとしています。

例えば、最近はがんの治療成績が向上し、患者が以前より長く生きられるようになってきましたが、そのために、がん治療中の循環器合併症が問題になることも多くなりました。これに対処するために、腫瘍循環器科という、腫瘍科と循環器科の医師が連携してがん患者の管理を行う分野が、近年注目されるようになりました。
Make Cancer Historyは、腫瘍科の医師たちと患者向けに、この腫瘍循環器の概念を解説する冊子を作成中です。

Dons氏の挑戦と願い「転移を克服し、より多くの患者の力になりたい」
NPO法人設立とほぼ同時に、Dons氏を新たな試練が襲いました。肺や複数のリンパ節にあった、がんの転移が拡大し、閉塞性横断が生じたのです。また、新たな肝転移も見つかり、対応を急ぐ必要があることが判明しました。
長年治療を続けてきたため、Dons氏に有効な標準治療は残り少なくなってきており、新たな検査や治療を急いで探す必要があります。特に保険外診療のための治療費を、クラウドファンディング「For Good」により募ることとしました。自らが生き延びることで、多くの患者の助けとなり、日本のがん医療に貢献したいという意向です。
「Make Cancer History代表として社会に貢献するため、自分にはまだやるべきことがあります。ぜひみなさんの力を貸して頂きたいです。」とDons氏は強い決意を語ります。

NPO法人Make Cancer History 
webサイト:https://www.makecancerhistory.jp/jp/
クラウドファンディングページ:https://for-good.net/project/1000977

当プレスリリースやクラウドファンディングについての詳細・取材のお問い合わせは以下までご連絡ください
Make Cancer History副代表:星野優子
Eメール:info@makecancerhistory.jp

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146221/1/146221-1-7e029430532a879438c5e154f92a0c15-3900x3894.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]NPO法人 Make Cancer History
Make Cancer Historyは、がん患者、医療者、研究者が連携を深め、お互いの経験や知識を共有することで、がん医療が推進し、最終的にはがんを根治可能な疾患となることを目指しています。


取材例:
・日本のがん医療の課題について、患者からの解決へのアクション
・在留外国人が経験した日本の医療現場
・代表Matthew Donsへのインタビュー

今後のイベント予定:
・Matthew Donsの治療のためのクラウドファンディング
(2024年7月21日にスタート、8/11まで)
・YouTubeがんノートチャンネルでインタビュー配信予定(日時未定)
・現在作成中の腫瘍循環器科の冊子は、送付希望者をウェブサイトにて募集中
・医療者や研究者へのインタビューを行っていく予定
・医療者同士の連携を深めるためのイベント、患者と医療者・研究者をつなぐイベントを予定

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