ファイトリピッド・テクノロジーズ、ジャーミネーションラウンドとしてリバネス・広島ベンチャーキャピタル・フォーカスインキュベート・個人投資家からの資金調達を実施
PR TIMES / 2024年10月2日 11時45分
株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ(本社:神奈川県横浜市緑区、代表取締役:太田啓之)は、株式会社リバネスキャピタル(以下LC)・ジャーミネーションファンド1号投資事業有限責任組合(以下GF1)・株式会社広島ベンチャーキャピタル(以下広島VC)・株式会社フォーカスインキュベート(以下FI)・個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資(総額3千万円)により、初の資金調達を実施したことを発表いたします。
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ファイトリピッド・テクノロジーズは2021年の東工大発ベンチャーとしての会社創設以来、主に企業との共同研究などをもとに藻類による有用脂質生産の研究開発を進めてまいりました。弊社は今後、瀬戸内に工場などの敷地を有する企業等との連携により、自社の培養施設を設置し、藻類から食用油脂・ω3脂肪酸、食用たんぱく質資材を独自に生産し、連携する食品企業などへの提供を行い、これら食品資材の大規模提供の仕組みづくりを加速してまいります。このような藻類による有用脂質の大規模生産の推進によって、将来的には燃料生産も視野に入れ、カーボン・ニュートラルへの貢献の新たな道筋を開拓する所存です。
2023年11月にリバネスが主催するエコテックグランプリで弊社が最優秀賞を受賞したことで、副賞としてリバネスグループからの出資をいただけることとなっていましたが、今回LCからの出資に加え、GF1からも資本出資をいただきました。
広島VCは、弊社が藻の培養に必要となるCO2や廃熱を提供可能な企業が多数存在し気候も最適な瀬戸内海沿岸に、大規模な培養・生産設備の集約展開を想定していることから、弊社の事業が非常に社会的意義が高く、広島を中心とした地元地域の活性化にも資すると大きなご期待をいただき、今般の出資に至りました。
FIは弊社が今後藻類屋外培養を大規模拡大する計画であることから、屋外大規模培養の最適化、培養時の有用物質生産の最適化、培養の自動化などに親会社であるフォーカスシステムズの大規模情報解析技術が活用できると期待し、投資をいただいたものです。
今回の出資により、弊社の取り組みにさらなるご支援をいただきつつ、弊社が大きなターゲットとする油脂高生産藻ナンノクロロプシスによる有用脂質生産を推進して参ります。
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油脂高生産藻ナンノクロロプシス
【弊社代表のコメント】
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株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ 代表取締役CEO 太田 啓之
ファイトリピッド・テクノロジーズは、藻類による食用油脂生産や燃料生産の実現によるカーボン・ニュートラルへの貢献に向けて、弊社が大きなターゲットとする油脂高生産藻ナンノクロロプシスの油脂高生産化や屋外培養技術の開発を着実に進めて参りました。この度は、リバネスキャピタル様・広島ベンチャーキャピタル様・フォーカスインキュベート様に出資頂き、ナンノクロロプシスによる有用脂質生産の研究開発を加速し、カーボン・ニュートラル社会の実現に貢献して参ります。
【投資家からのコメント】
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株式会社リバネスキャピタルジャーミネーションファンド1号投資事業有限責任組合
無限責任組合 株式会社リバネスキャピタル
代表取締役社長 池上 昌弘氏
ファイトリピッド・テクノロジーズ(以下、「PLT」)代表取締役CEOの太田先生は、東京科学大学(旧・東京工業大学)で長年植物脂質の研究に携わり、世界的にみても顕著な研究実績を挙げてこられました。その太田先生が、ベンチャー企業として社会実装への一歩を踏み出したという知らせを聞いたときは、研究室の卒業生でもある私自身とても驚き、同時に嬉しく感じたのをよく覚えています。
今回の出資は、単に恩師だからということでは当然なく、2023年リバネスが主催する広島テックプランターでの企業賞受賞及びエコテックグランプリでの最優秀賞受賞を経て、リバネスグループとしてこの取り組みを後押しする土壌ができあがったことが最大の理由です。また、私自身も太田先生の社会実装にかける覚悟と、それを裏打ちする確かな研究実績や技術に大きな共感を覚え、この社会実装の歩みを共にしたいという想いが重なり、今回リバネスキャピタルとジャーミネーション1号ファンドからそれぞれ出資をするに至りました。
今回のPLTのファイナンスは、リバネスキャピタルが提唱するジャーミネーション期ベンチャーに対する協調出資という、新たなベンチャー出資モデルの第1号案件ともいえます。PLTが目指す、藻類の有用物質生産による食用植物油脂の国内自給率向上やCO2削減などの大きな社会課題の解決に、私たち出資者も良き伴走者として一丸となり共に挑んでいきましょう!
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株式会社広島ベンチャーキャピタルシニアマネージャー 大江 拓真氏
「これはもう、理屈抜きに正義だろ?考えただけでワクワクする!」
大量の植物(藻)が、CO2や工場廃熱を吸い、酸素と食料と燃料を産み出し、人類を救う。もちろんすでに類似の取組みはある。しかし、世界最先端の研究実績に裏付けされた蓋然性に加え、なにより太田先生の人柄と人望が、当社のビジョンが単なる夢ではないと思わせるのだ。
いや、キレイごとは抜きにして、単純にこれが実現できるなら、どう考えても正義だろ!?(笑)しかもそれがちゃんとビジネスベースに乗るのなら、、、考えただけでワクワクするではないか。
私の頭の中ではすでに、「GreenEPA(R)サプリ」で健康長寿となった老後の私が、「グリーンナンノオイル」をたっぷりかけたサラダと、「ナンノプロテイン」で作った代替肉を頬張りながら、風光明媚な瀬戸内の海を「ナンノバイオ燃料」でクリーンに航行する船上で寝そべりつつ、澄み切った空気を満喫している姿がはっきりと浮かんでいるのである。
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株式会社フォーカスインキュベート代表取締役 松坂 裕治氏
ファイトリピッド・テクノロジーズの持つ藻類技術は、食品資材の大規模提供の仕組みづくりやカーボン・ニュートラル社会の実現に向けた重要な一歩です。弊社グループのネットワークと資源を活用して、一緒に持続可能な社会の実現を目指していけることを光栄に思います。
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