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東北テックベンチャーズ(TTV)はスタートアップ支援への新たな選択肢を提供します。東北大学発スタートアップ:株式会社FOXのパワー半導体開発にTTVはマクニカ、岩谷産業とともに出資いたしました。

PR TIMES / 2024年11月15日 18時15分

次世代半導体・酸化ガリウムウエハの低コスト量産化に向け、低損失・高性能なパワーデバイスの開発により脱炭素社会実現へ貢献を目指します。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150917/1/150917-1-3ab2a05a639f1553969e7e2f9e26e24d-582x466.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
酸化ガリウム(β-Ga2O₃)結晶サンプル

合同会社東北テックベンチャーズ(本社:東京都港区、代表社員:小倉 喜一)は東北大学発スタートアップ、株式会社FOX(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:小野寺 晃、以下、「FOX(フォックス)」)に、マクニカ・インベストメント・パートナーズ及び岩谷ベンチャーキャピタルらと共に引受先とした総額2億7,000万円の第三者割当増資を実施しました。調達した資金を使い、次世代半導体素材として酸化ガリウム(β-Ga2O₃)ウエハの低コスト量産化に向け、低損失・高性能なパワーデバイスの研究開発により脱炭素社会実現へ貢献を目指します。
FOXによる酸化ガリウム(β-Ga2O₃)パワー半導体の量産化開発
カーボンニュートラルとデジタル化の同時達成には、デジタル化による省エネ効果(グリーン by デジタル)と、増大するインフラ消費電力の抑制(グリーン of デジタル)が重要です。特に電力消費の改善において、新たなパワー半導体による電力消費の改善に注目されており、そのパワー半導体の素材として有望視されているのが酸化ガリウム(β-Ga2O₃)パワー半導体です。

酸化ガリウム(β-Ga2O₃)パワー半導体は、次世代エネルギー効率を向上させる重要な技術として期待されています。酸化ガリウム(β-Ga2O₃)はワイドバンドギャップ半導体としての高い特性を持ち、高効率な電力変換を可能にするため、次世代の省エネパワーデバイスとして期待されています。

FOXは、研究開発を推し進め、酸化ガリウムを活用した新しいパワー半導体デバイスの社会実装とその普及を、高品質で低コストな基板の量産により、ウエハ量産メーカーとして後押しし、パワー半導体開発企業と連携し、電気自動車や再生可能エネルギーのインフラにおける需要や市場を拡大していきます。

FOXは次世代パワー半導体の社会実装と普及を後押しすることにより、従来シリコン(Si)パワー半導体の電力損耗比率を根本的に解決し、持続可能な重要技術として環境配慮型のパワー半導体事業を後押しすることで、2050年までに目標としているカーボンニュートラルを電力分野で貢献いたします。

現在パワー半導体の市場規模は約3兆円であり、2035年には約8兆円に拡大する見通しです。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150917/1/150917-1-d4127a3c4bacd0940228714f29e10240-1280x674.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
経済産業省 2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略より一部抜粋

シードラウンド主要引受先:
マクニカ・インベストメント・パートナーズ(新規)
岩谷ベンチャーキャピタル(新規)
東北テックベンチャーズ(新規)

FOXはNEDOの提供する「ディープテックスタートアップ支援事業」のSTSフェーズ(実用化研究開発(前期))採択企業であり、今後、PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))、DMPフェーズ(量産化実証)を経て、最大30億円の研究助成を目指します。

国立大学法人東北大学プレスリリース:
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/10/press20241017-02-fox.html

Nature Scientific Reports:
https://www.nature.com/articles/s41598-024-65420-7

■合同会社東北テックベンチャーズ 代表社員 CEO 小倉 喜一コメント
FOXは国際卓越大学への初の認定校として注目される東北大学発スタートアップであり、半導体とと材料研究の長きにわたる系譜を持つ東北大学の研究成果のたまものです。現在、大学から社会変容を実現せんとするディープテック分野における、ベンチャーインキュベーションの大きなうねりがいくつも誕生してきています。東北テックベンチャーズ(TTV)はこのようなまだ研究室から誕生したばかりのインパクトある有望な知財を発掘し、社会実装を支援することで、環境変動等の世界的な課題に対するソリューションを探索し続けます。
こと、パワー半導体の新たな素材開発はカーボンニュートラル実現におけるキーファクターであり、日本の半導体技術の礎となる素材技術の一つです。日本のパワー半導体事業のけん引役としてFOXの今後の成長にご期待ください。

研究者と金融プロフェッショナルがタッグを組んだ新たなベンチャーキャピタル
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150917/1/150917-1-d7bcdd72e0205758d296a6eefbf3d0cd-1261x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
TTVの支援スキーム

東北テックベンチャーズ(TTV)は、国立大学の研究機関出身のメンバーを元に、創業したテクノロジーリードのベンチャーキャピタルです。

近年スタートアップによる政府成長戦略に呼応する形で多くのベンチャーキャピタリストが誕生し、ディープテックやGX・SX領域への投資が加速しています。
金融のプロであり、経営のプロを排し、事業伴奏するVCは多くありますが、テクノロジーリードで大学の研究室に直接足を運び、事業化前の社会変容を実現するポテンシャルのある事業の創出し研鑽するVCはまだ日本には少ない状況です。
TTVは社会の成長発展と持続可能な世界の実現を掲げ、先端的なテクノロジーを研究者とコンサルティング、ファンドマネジメント、政府渉外の実績を研鑽したチームメンバーによる他にあまり類のない、テクノロジーリードのベンチャーキャピタルです。
各テクノロジーリードを行う研究者や産業界のアドバイザーとの連携の元、革新的な技術やビジネスモデル、社会的な影響力を持つプロジェクトに投資することで、次世代のリーダーを育て、持続可能な未来を築くことを目指します。

TTVは日々、社会をよりよくするために研究開発とたゆまない努力とチャレンジしている研究者及び大学をサポートし、事業化支援を行うことで大きな成長へと導き、社会へ還元してまいります。


■出資対象企業
会社名:株式会社FOX
代表取締役社長:小野寺 晃
設立:2024年4月11日
所在地:宮城県仙台市太白区砂押南町6番5号3F
URL:https://www.fox-tech.co.jp/

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150917/1/150917-1-c563a563047d0d2e2bf20eaf6f79e59b-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
記者会見時集合写真


■会社概要
会社名:合同会社東北テックベンチャーズ
代表取締役社長:小倉 喜一
設立:2024年1月31日
所在地:東京都港区六本木一丁目9-18 アークヒルズ仙石山森タワー
URL:https://www.ttvs.co.jp/

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