数十年解決されなかった社会問題にNPO法人ぴゅあがチャレンジ!!重度医療的ケアが必要な重症心身障がい者の「親亡き後の問題」「8050問題」を県内初のナーシングホーム事業により解決を目指す
PR TIMES / 2025年2月3日 17時15分
NPO法人ぴゅあ(静岡県静岡市:理事長 天野誠)は、全国的な社会問題である「親亡き後の問題」等を解決するためナーシングホーム事業に着手しました。2025年1月に建設スタート、同年11月に開所予定です。
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ナーシングホーム完成予想図
■医ケア児支援法制定後も進まない重度医療的ケアの生活保障
2021年に施行された医ケア児支援法、医療的ケアのある小児にとっての生活は大幅に変わりましたが、しかしながら医療的ケアのある成人についての生活保障は未だに守られていません。
特に、医療的ケアが重度であればあるほど、親元を離れて暮らしていく為の福祉施設が不足しています。
福祉施設には入所施設と呼ばれる「療養介護」がありますが、どの施設も入所待ちが多数あり、申し込んでから何年も入所できない状況が常態化しています。尚且つ国は入所施設は増やさない方向を打ち出しており、代わりにグループホーム(共同生活援助)の普及を進めています。しかしながら、グループホーム(共同生活援助)は常時看護師配置できる制度設計になっていないため、常時医療的ケアが必要な方は自宅で家族が365日24時間体制で介護するしかないというのが現状です。
■「親亡き後の問題」「8050問題」「ヤングケアラー問題」の共通点
これら問題の主な共通点は、親と子が同居し、長い間家族が介護をせざるを得ない状況から発生しています。そうした状況が続くことで次のような影響が発生します。
・親の介護負担
・親が倒れた際、亡くなった際の子どもの生命維持
・兄弟が介護の負担を担うことでヤングケアラーをつくってしまう問題
・親が就労できないことによる家庭の経済的自立の阻害
・成人した障害者がいつまでも親とともに共依存になり本人の自立を阻む問題
・子どもの障害者年金を親が生活費として頼りにする経済的虐待の問題
早期から母子分離を行うことができれば少しでも家族や兄弟の負担を無くすことができる。更には本人の自立も促すことができると考えています。そこで当法人では2020年頃からこの課題を解決すべく、4年間あらゆる可能性を検討し、障害者総合支援法だけでは解決できないため福祉制度、医療制度を組み合わせることで事業を運営できる手立てを見つけることができました。
■NPO法人ぴゅあが手掛けるナーシングホームに期待するもの
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母による医療的ケアの様子
ナーシングホームに入居される方は、昼間は自身が好きなところへお出かけし夜はナーシングホームに帰ってくる。入所施設(療養介護)では叶わなかったそんな自由な生活を実現しつつ、福祉と医療による手厚いサポートができるよう設計されています。
そのためには、ヘルパー、看護師などが常駐し、必要な方は医師や理学療法士等が訪問し薬の処方やリハビリも実施できるようにしているため、重度の医療的ケアがあっても希望すれば終の棲家となれるようなお家を目指しています。
子どもが成人した家庭は母子分離により親の自立、子の自立を実現します。
親は子育てを終え、子どもの自立に向けた応援へ役割りを変化させ、将来自分が亡くなった後も本人や残りの家族、兄弟に負担が掛からぬようにしていくことが大切です。また、親自身もこれまで子育てでできなかった自身の趣味や旅行にも行っていただきたいと思います。
子どもは気の合う仲間やスタッフと共に、親に依存しない自身の生活を作り上げていくことで拓かれる世界があります。ナーシングホームにより誰もが困らないようにするための社会変革となれるよう期待しています。
私たちは誰もがその人らしく生きることができる共生社会の実現をVISIONに活動を続けています。障がいがあるから社会保障制度の生活保障が受けられないようでは良い国はいえないでしょう。そうしたセーフティネットから漏れ落ちている方々がこの国には山のようにいます。この事業を皮切りに全国各地域の生活水準を底上げできることを期待しています。
■NPO法人ぴゅあについて
2011年 重症心身障がい児者の親の会を発足
こどもの学校卒業後の行き先(生活介護)を作ることを目的に、障がいについての啓発活動や、重症心身障がい児者についての専門養成講座等を開催。
2019年 医療的ケアのある重症心身障がい者の学校卒業後の行き先問題を解決
静岡市行政と協力し医療的ケアにも対応した生活介護を建設。
2025年 障がい児者にとっての生まれてから亡くなるまでを支援する地域包括ケアシステムの構築を目指し、ナーシングホーム事業の完成とともにシステムが完成する。
■求人情報
オープニングスタッフ募集中!(サービス管理責任者、サービス提供責任者、ヘルパー、看護師)
https://pure2011pure.org/news/category/%e6%b1%82%e4%ba%ba/
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