【食生活の偏りを改善するための工夫ランキング】社会人500人アンケート
PR TIMES / 2024年10月28日 14時15分
食生活の偏りに関する意識調査
株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、社会人の男女500人を対象に「食生活の偏りに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
あなたは食生活の偏りを感じることがありますか?
食生活の乱れから、体調不良に陥ったり体重が変動したりしてしまう人も少なくありません。「社会人になって一人暮らしを始めてから、食生活の大切さを痛感した」という声もよく聞きます。
そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、社会人の男女500人に「食生活の偏り」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して管理栄養士の広田千尋氏( https://hirotachihiro.com/ )よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:社会人の男女
調査期間:2024年10月7日~8日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性345人/男性155人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 22.2%/30代 34.8%/40代 27.6%/50代 10.8%/60代以上 4.0%
【調査結果サマリー】
・食生活に偏りを感じている人は74.0%
・食生活に偏りがある理由は「好き嫌いが多い」
・食生活で不足していると感じる栄養素は「ビタミン」
・食生活の偏りを改善するための工夫1位は「野菜を積極的に食べる」
食生活に偏りを感じている人は74.0%
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/1/151314-1-5acbfa8e5c25d818848b2b57fabeae5b-700x481.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社会人500人に「食生活に偏りがありますか」と聞いたところ、「とても偏りがある」「やや偏りがある」と答えた人が、合わせて74.0%にのぼりました。
「仕事が忙しく、時間がなくて食生活がおろそかになる」という声が多く寄せられています。社会人になると、しっかり自分で「食生活は大事」という意識をもたないと、なかなか食事のバランスにまで配慮できないことがわかります。
食生活に偏りがある理由は「好き嫌いが多い」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/1/151314-1-2addff0126a089659ba4dc01c39bb812-700x477.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
食生活に偏りがある理由の1位は「好き嫌いが多い(21.8%)」です。2位「自炊しない(16.2%)」、3位「食材・メニューがワンパターン(15.0%)」が続きます。
好き嫌いがあっても我慢して栄養バランスの整った食事を摂ることは可能ですが、実際には好き嫌いのせいで食生活が偏る人も多いとわかります。また社会人として忙しい生活を送っていることから、自炊しなくなったり、食材・メニューがワンパターンになったりする人も多いのでしょう。
<1位 好き嫌いが多い>
・好きなものを中心に食べているから(20代 男性)
・好き嫌いが多く、食物繊維や体にいいとされているキノコ類を食べられません(30代 女性)
・野菜も好きだけど、基本的に高カロリーの食べ物が好きだから。誰かと一緒に食事するなら相手の好みにも合わせるが、一人暮らしなので嫌いな食べ物は買わないため、自動的に偏ってしまう(40代 女性)
「嫌いなものを食べない」という人もいれば、「好きなものばかり食べてしまう」という人もいました。一人暮らしだったり、家庭の中で自身が料理担当だったりすると、ついつい嫌いなものを避けて好きなものばかり食べてしまう人も多いようです。
一方で「家族の好き嫌いに合わせているため、自分の食事も偏る」という人もいました。
<2位 自炊しない>
・誘惑に負けて外食ばかりしてしまう(20代 女性)
・忙しくて惣菜ばかり買ってしまうからです(30代 女性)
・忙しい生活では時間が限られているため、ファストフードやインスタント食品に頼りがちです(40代 男性)
自炊しないもしくはできない理由としては、「忙しい」「疲れている」などが挙げられました。「家族の料理はつくるけれど、ひとりで食事するときはインスタント食品が多い」といった回答も複数見られました。
外食・中食すると、味が濃かったり高カロリーだったりする料理を多く食べてしまいがちです。
<3位 食材・メニューがワンパターン>
・毎日朝食と昼食は同じメニューだから(30代 女性)
・買い物へ行くといつも同じ食材を買ってしまうから(40代 女性)
・自炊はしていますが、食事の内容が似たようなものになる(50代 男性)
理由としては「日持ちさせたいので、いつも同じような食材を買ってしまう」「料理のレパートリーが少ない」などが挙げられています。
外食や中食を利用するときにも、同じお店の同じメニューばかり利用しているという人も。ハマったものがあると何日も続けて食べてしまうケースも見られました。
<4位 お菓子・甘いものが好き>
・お菓子ばかり食べてしまう(20代 男性)
・仕事から帰ったらお腹が空いているので、まず菓子パンでお腹を満たすから(20代 女性)
・基本3食に野菜など食べているが、間食につい甘いものを食べてしまうから(30代 女性)
「間食が多い」というレベルを超え、「お菓子しか食べない日もある」「お菓子が主食の状態」「1食分をおつまみとお菓子で済ませることもある」という回答もありました。
お菓子や甘いものをたくさん食べてしまう理由としては、「ストレスが溜まって」「暇だとついお菓子を口に入れてしまう」などがありました。「お腹がすいたらまず菓子パン」というコメントもあるように、袋を開けたら食べられて手軽なことも、つい手が伸びてしまう理由だと考えられます。
<5位 野菜を食べない>
・肉類が多くて、野菜類は少ない印象だから(30代 男性)
・野菜が少なめの献立になってしまう(40代 女性)
理由としては「調理が面倒」などが挙げられました。面倒な工程としては「土を落とす」「皮をむく」「根菜をじっくり煮る」などが考えられます。
野菜の摂取量としては厚生労働省が掲げた「350g」が目安として取り上げられますが、足りていないと感じている人も多いとわかります。
<同率5位 お金がない>
・野菜や魚を食べたいが高いので、どうしても肉中心の食事になってしまう(20代 女性)
・どうしても安い食材ばかり買ってしまうから(30代 女性)
・偏りをなくそうとすると、いろんな種類の食品を摂らなくてはと思うので、食費がかかる(60代以上 男性)
栄養バランスのとれた食事をするためには食費がかかると考えている人も多数。具体的には「野菜や果物が高い」「魚が高い」などの回答が寄せられました。安くて腹持ちの良い食事をとろうとして、炭水化物に偏っている人もいるようです。
<7位 食事量が少ない>
・少食なので、タンパク質や炭水化物の量が少なくなってしまう(30代 女性)
・朝が忙しく、朝食を抜くことが多いから(40代 男性)
・食欲がなく、さっぱりしたものしか食べたくないから(50代 女性)
具体的には「もともと少食だから」「忙しくて食事を抜くことがあるから」などの回答が寄せられました。限られた食事量だとバランス良く食べるのが難しいと感じている人が多いとわかります。
また食事を抜くことが多いと、「朝はパンだけだけど、昼と夜はバランス良く食べよう」といったやりくりも難しくなってしまいます。
食生活で不足していると感じる栄養素は「ビタミン」
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/1/151314-1-96b70878496d58833b504bd2f8a69679-700x474.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「食生活で不足していると感じる栄養素は何か?」を聞いたところ、「ビタミン(62.0%)」「ミネラル(56.8%)」「食物繊維(42.4%)」が多くの票を集めました。
「野菜が不足している」と実感している人が多かったことから、納得できる結果です。食物繊維やビタミン、ミネラルは野菜に多く含まれているからですね。
一方、ご飯・パン・麺類などの炭水化物が不足していると感じている人は、かなり少なくなりました.
炭水化物が不足している人からは、「ダイエットで糖質制限している」「炭水化物を食べることに恐怖を覚える」といった事情が挙げられています。
食生活の偏りを改善するための工夫1位は「野菜を積極的に食べる」
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/1/151314-1-71e89fe56d682b18c081167970e37bc4-696x562.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「食生活の偏りを改善するための工夫」としてもっとも多かった回答は、「野菜を積極的に食べる(27.0%)」でした。2位「サプリメントを利用(23.6%)」、3位「バランス良く食べる(10.0%)」、4位「野菜ジュースを飲む(7.0%)」が続きます。
自分に足りない食材や栄養素を把握して、積極的に食べようとしている人が多数。このような取り組みが、「バランス良く食べる」という回答にもつながると考えられます。
できるだけ自炊してバランスを整えようとしている人も多くなりましたが、摂取が難しい栄養素についてはサプリに頼るという回答もありました。
<1位 野菜を積極的に食べる>
・1日1回はサラダを食べる(20代 男性)
・食事のときに、野菜を1種類は食べるようにしている(30代 女性)
メインがインスタントや冷凍食品になってしまうときでも、レタスやトマトなどの野菜は必ずセットで食べる(40代 男性)
忙しかったり野菜が嫌いだったりしても、できるだけ野菜を食べようと努力している人も多数。自炊に限らず、外食や中食でできるだけ野菜が入ったメニューを選んでいる人もいました。
また野菜が苦手な人からは「苦手ではない野菜を探して食べる」、野菜が高くて困っている人からは「安い野菜を買う」といった工夫が寄せられています。
<2位 サプリメントを利用>
・ビタミン剤やプロテインで補助しています(20代 女性)
・マルチビタミン&ミネラル、単体で「亜鉛」「ビタミンD」、アミノ酸として「EAA」「アルギニン」「プロテイン」を摂取している(30代 男性)
・足りないと思う栄養素のサプリを飲んでいる(40代 男性)
足りない栄養素をサプリメントで補っている人も多数。錠剤やドリンクタイプのサプリメントだけではなく、栄養素が添加されているヨーグルトやグミを利用している人もいました。
とはいえ、すべてをサプリメントに頼ろうとしている人だけではありません。「おかずの品数を増やすなど工夫しつつ、どうしても足りないときや体調によってはサプリを使う」という人も多くなりました。
<3位 バランス良く食べる>
・「肉」「魚」「野菜」とバランス良く取れるように、できるだけ前日に食べたものを入れないなどと心がけてはいる。ただ好きなものができると実践は難しい(20代 女性)
・1食でバランス良くは難しいので、1週間のうちにいろんなものを食べる。またスープにしていろんな食材を取ることも心がけている(30代 女性)
・好きなものばかり食べず、できるだけ嫌いな食べ物でも口にするようにしています(40代 男性)
好き嫌いがあっても、できるだけ偏らないように献立を考えている人も多数。1食内でバランス良く食べるのは難しくても、1日や1週間の中でバランスをとって食べられるよう心がけている人も多いとわかりました。
なお取り入れる食材を考えるときに、「まごは(わ)やさしい」を意識しているという声も複数ありました。「まごは(わ)やさしい」とは日本の伝統的な食材の頭文字を集めた言葉で、「豆」「ごま」「わかめ」「野菜」「魚」「しいたけ」「芋」を指します。「まごは(わ)やさしい」を意識することで、食事のバランスを整えやすくなると言われています。
<4位 野菜ジュースを飲む>
・野菜ジュースなどの時短できるものを利用して、足りない成分を補給しています(20代 男性)
・しょっちゅう便秘なので野菜は大切かなと思い、野菜ジュースを取り入れるようにしています(30代 女性)
・時間がないときや野菜が高くて買いにくいときは、買い置きの野菜100%ジュースを飲みます(40代 男性)
手軽に野菜を摂取するために、野菜ジュースを取り入れている人も多数。
ただし野菜ジュースには、食物繊維などの栄養素が失われたり、糖分が吸収されやすくなったりするデメリットもあります。そのため「野菜ジュースに野菜そのものと同じ効果があるわけではない」「飲み過ぎは良くない」といった認識が必要です。
<5位 自炊する>
・コンビニに行ってしまうと体に悪いものをたくさん買ってしまうので、あまり行かないようにして、自炊を心がけています(20代 女性)
・基本的には自炊する。出社時は昼食が外食になるので、不足していると感じた栄養素を補うメニューを、自宅で食べる(30代 男性)
・お惣菜を買わず、できるだけ自炊をして、味付けをシンプルにしています(30代 女性)
自炊することで栄養バランスを整えやすくなり、味付けなども自分で調節できます。料理が苦手だったり忙しかったりしても自炊ができるように、自動調理器などを導入した人もいました。
「昼食は昨夜の残り」「汁物だけはつくる」など、簡単でも自炊の割合を増やそうと努力している人もいます。便利な家電の導入をしたり、すべてを自炊しなくてもいいと考えたりすることで、自炊のハードルが下がると考えられます。
<6位 果物を食べる>
・間食にフルーツを食べる(20代 女性)
・ちょっと高いけど、果物を食べられるときは食べる(30代 女性)
・少し高いので毎日というわけにはいきませんが、フルーツを取るようにしています(30代 男性)
果物はビタミンが豊富です。そのためビタミン不足を感じている人から、果物を意識的に取り入れているという声が多くなりました。またお菓子の代わりに、おやつとして果物を食べるという人もいます。
<7位 タンパク質を積極的に摂る>
・タンパク質、とくに卵を摂ろうとしています(30代 女性)
・なるべく意識的に肉・魚を採るようにしています(40代 男性)
・朝食で、パンとサラダに加えて、ハムや豆乳などでタンパク質を取るようにしています(50代 女性)
タンパク質は肉や魚のほか、卵・大豆・牛乳などからも摂取できます。そのため「魚が苦手だから、肉や大豆をしっかり食べる」という声もありました。牛乳の代わりに、高タンパクの乳飲料を取り入れている人もいます。
まとめ
アンケート結果から、食生活の偏りを感じている社会人は多く、多くの人が自分なりの工夫で食生活を改善しようとしていることもわかりました。
具体的には、嫌いなものや少し高くなっている野菜や果物も積極的に食べて、栄養バランスを整えようとしている人が多くなっています。食べたいけれど調理しにくい食材については、総菜や外食を上手に利用して補っている人も。
忙しい社会人が栄養バランスを整えるためには、「サプリメント」「栄養面を強化した商品」「総菜」なども上手に活用してみてはいかがでしょうか。
■広田千尋氏の考察
74%の方が、食生活に「とても偏りがある」「やや偏りがある」と答えている結果から、多くの方がご自身の食生活の問題点を認識しているということがわかります。
食生活の偏りで心配なのは、ビタミンやミネラルの不足や、カロリーの摂りすぎです。体調を崩しやすくなる恐れや、将来的な病気の原因にもなりかねません。
とはいえ「変えたくてもなかなか変えられない」「忙しい」など、さまざまなご事情もあるでしょう。そのようなときは「食生活の偏りを改善するための工夫」でも挙げられている回答を例にしてみて、自身が取り組みやすい方法をまずは試してみるのはいかがでしょうか。自身の食生活を振り返って「何かできることはないかな?」と考えてみるのが、健康づくりへの第一歩です。
▽監修者紹介
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/1/151314-1-4a340c65702ccf44ea93e198e0ceb68e-839x956.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
広田千尋
管理栄養士
病院、保育園、保健センターなどで13年間勤務。生活習慣病の方やご高齢の方への栄養サポート、また赤ちゃんや子ども向けの食事相談など、幅広い年代のサポートに携わる。
現在は経験を活かし、フリーランスとして活動中。わかりやすく実践しやすいコラム執筆や、身近な材料で簡単に作れるレシピ作成を得意としている。
◆公式ホームページ:https://hirotachihiro.com/
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
■株式会社エミリスについて
株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。
■会社概要
社名 : 株式会社 エミリス
所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
代表取締役 : 馬場 栄和
創業 : 2020年10月
資本金 : 100万円
事業内容: 飲食業
URL : https://emiris.net/
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