【さいたま市】重度障害者へのグループホーム整備を進める社会福祉法人ねがいの杜が『重度障害のお子様の自立を祝う会』を開催
PR TIMES / 2024年11月7日 16時40分
幼少期~成人後の暮らしまで、生涯に伴走する日本初(*)の取り組みを通じて自立を果たした32名の利用者のご家族が参加。強度行動障害や、医療的ケアを必要とする方向けのグループホームを今後も拡充
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社会福祉法人ねがいの杜(本社:埼玉県さいたま市、代表:藤本真二)は10月4日、「重度障害のお子様の自立を祝う会」をパレスホテル大宮にて開催いたしました。重度障害のお子様の自立を祝うとともに、これまで多大な苦労をされてきたご家族の労をねぎらうもので、当日は23家族・60人の方々にご参加いただき、これまでの想い出を振り返りました。
当法人は重度障害の方とご家族への生活を支援するサービスを24時間年中無休で提供するほか、さいたま市西区・上尾市内の15か所で児童発達支援・放課後等デイサービス・ヘルパー・グループホーム等の事業所を運営しています。
今後も「出会った子どもに生涯寄り添う」をモットーに、どんなに重い障害があっても家族から自立して暮らすことができるグループホームの整備を進めてまいります。
11月18日(月)には、障害福祉サービス運営事業者の方々を対象とした「困っている人の生涯を支える、本質的経営改善」をテーマとするセミナーを、ソニックシティビルにて開催いたします(要参加申し込み)。
▼当法人ホームページ:https://negainoie.com/sample-page/
▼積水ハウス主催「障がい福祉事業者セミナー」案内ページ:https://www.sekisuihouse.co.jp/event/detail.php?id=b577000-2410-10009
*当社調べ 30名以上の重度障害者を幼少期から成人期まで伴走支援し、グループホームまで整備した団体の例は、2024年11月4日現在、報告されていない
1. 「重度障害のお子様の自立を祝う会」を開催
社会福祉法人ねがいの杜(本社:埼玉県さいたま市、代表:藤本真二)は10月4日、「重度障害のお子様の自立を祝う会」をパレスホテル大宮にて開催いたしました。強度行動障害のある方や医療的ケアの必要な方は、日中の預けるところも不足し、家族は困窮している中、家族のケアから離れて地域の中で暮らすグループホームはほとんど見つからない状況ですが、ねがいの杜では、そのような方を中心に30名以上の方が暮らすグループホームを整えています。本会はこれまで多大な苦労をされてきたご家族の労をねぎらい、重度障害のお子様の自立を祝うもので、当日は23家族・60人の方々にご参加いただきました。
参加されたご家族からは、これまでの想い出を振り返りながら、「わが子を人に預けることに罪悪感がありましたが、人に頼っていいんだとわかりました」「障害のある子が生まれたら仕事はやめなければいけないと言われ絶望していましたが、ねがいの杜と出会って復職でき、自分らしく生きることができました」等のスピーチをいただきました。
2. 強度行動障害者・医療的ケア者を取り巻く現状と、事業立ち上げの背景
社会福祉法人ねがいの杜を立ち上げた藤本真二代表は、「大学生の時、ボランティア活動で障害のある子どもたちと出会い、そこで垣間見たご家族の大変さに衝撃を受けました。自宅で頻繁にパニックを起こす行動障害の方、深夜も早朝も毎日介護が必要な身体障害の方等、ご家族はいつも極度に疲弊していました。そんな方たちが困っている時にすぐに助けに駆けつけられる仕事がしたいと思いましたが、当時の日本社会にそのような仕事は存在しなかったのです。そして、家族が倒れると次の日にはどこか遠くの施設へ行ってしまう彼らとの突然の別れに、何度も涙を流し、誰も遠くへ行かなくていい社会になって欲しいと思いました」と語ります。
そして2003年、前身であるNPO法人ねがいのいえを立ち上げ、重度障害者とその家族を24時間年中無休で支援してきました。
今、時代は変わり、障害福祉サービスが国の制度で整備され、障害のある方が日中通う施設もグループホームも全国に増えてきました。しかし特に障害の重い、強度行動障害の方や、医療的ケアを必要とする方は、施設から受け入れを断られることが多く、地域で暮らすグループホームはほとんど見つからない状況が続き、家族は疲弊し困窮しています。
3. 社会福祉法人ねがいの杜・グループホームの特長
ねがいのいえは2003年の立ち上げ当初から、24時間年中無休の支援をおこなってきました。行動障害や医療的ケアのある方の家族には24時間休まる暇はなく、日中の預かりが終わって自宅に帰ったあとの時間まで支援を絶やさないことを考慮しての事業モデルです。そして予想通り、自宅でのパニックや家族の急病等はどの家庭にもたびたび起きました。パニックには夜中でも緊急で駆けつけ、家族が急病やケガ等で一時的に介護ができなくなった時にはショートステイで数週間預かる、などの支援をしてきました。幼少の頃からそのような伴走支援で寄り添い続け、成人後も家族から自立して生涯支えることを理念として、グループホームまで整備しています。
しかし本人にとって、いきなり家族から離れるのは非常に辛いことです。ねがいの杜ではグループホームに入居するまでに、ショートステイで宿泊する体験を重ね、何年もかけてじょじょに日数を増やしていきます。その丁寧に慣らしていく期間を設けることによって、強度行動障害の方でも、医療的ケアが必要な重症の方でも、本人とスタッフがお互いに慣れていき、スムーズな入居を迎えることができます。これが「ねがい方式」と呼ぶねがいの杜の支援の特長です。
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4. 目標はGH50人
ねがいの杜は幼少期に出会い成長に伴走してきた重度障害の利用者が50人いらっしゃったので、GH整備目標を50人と定め進めてきました。現在5棟、GHとショートステイ合わせて42人の居室が整い、残るはあと1棟、来年秋、9人の居室を整備して目標を達成します。重度障害の方を受け入れるグループホームが足りないという全国どの地域でも抱える問題に、多くの事業者が「出会った子どもの生涯に寄り添う」ねがい方式を実践して欲しいと考えています。11月18日(月)には、セキスイハウス主催で下記のセミナーを行う予定です。
障がい福祉事業者セミナー「困っている人の生涯を支える、本質的経営改善」
https://www.sekisuihouse.co.jp/event/detail.php?id=b577000-2410-10009
日 時:2024年11月18日(月)13:30~
会 場:ソニックシティビル906会議室
定 員:80名(先着)
お申込み方法
TEL 0120-47-4821
●営業時間/9:00~18:00 ●定休日/土曜・日曜・祝日
FAX 048-647-4816
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5. 社会福祉法人ねがいの杜・代表 藤本真二 コメント
2018年から設けられた「日中サービス支援型」グループホームは、最重度の利用者を受け入れる理想形のように思われましたが、実際には強度行動障害の方や重症の医療的ケアの方は断られ、精神障害の引きこもりタイプの方が多くを占めています。そして外部との交流に欠ける密室の状態になり、「恵」のような不適切な施設が現れました。
重度障害者の受け入れは、制度や箱を用意しても進むことはなく、出会った事業者が深い関わりを持ち、自宅での生活をまるごと支えながら、家族からの自立に移行していく方法がベストであり、逆にその方法ならどんな方も、どの団体でも、支えることができるのだと考えられます。ねがいの杜はそれを実践している団体です。
そして代表である藤本の夢は、ねがいの杜に出会った人だけが救われることではありません。日本中、全ての障害者家族が、出会った支援者に生涯を支えられて、将来のことは何も心配することはないと思える社会になることです。「出会った子どもの生涯に寄り添う」このねがいモデルを、全国のスタンダードにして欲しいと願っています。
6. 団体概要
名 称:社会福祉法人ねがいの杜
住 所:埼玉県さいたま市西区西大宮2-31-30
設 立:2022年10月
代表者:理事長 藤本 真二
URL :https://negainoie.com
前身のNPO法人ねがいのいえを2003年7月にオープンし、障害のある方とそのご家族の生活を24時間年中無休で支援してきました。必要なサービスは何でもおこない、利用者の成長に合わせて新たなニーズに応じてきました。具体的には、以下のようなサービスをおこなっています。どの事業所も重度障害の方が中心で、その全てに強度行動障害の方も医療的ケアの方もいらっしゃいます。
・障害のある子の預かり(児童発達支援・放課後等デイサービス)
・障害のない子の預かり(自費サービス)
・成人の重度障害者の日中活動(生活介護)
・ヘルパーによる訪問介護や外出援助(居宅介護・行動援護・移動支援)
・車を使った通院や通学の送迎(有償運送)
・入院中に求められる付添(自費サービス)
・短期の宿泊(ショートステイ)
・家族から自立しての暮らし(グループホーム)
・小規模保育園(企業主導型保育所)
7. 問い合わせ先
社会福祉法人ねがいの杜 藤本
TEL 048-626-1909
FAX 048-776-9640
E-mail info@negainoie.or.jp
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