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創薬ベンチャーのRadioNano Therapeutics株式会社が約1.5億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2024年12月23日 15時45分

中性子捕捉療法によるがん治療のための新規含ホウ素ナノ製剤の実用化に向けて研究開発を加速

RadioNano Therapeutics株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役社長 千葉雅俊)は、京都キャピタルパートナーズ株式会社の運営するKCAPベンチャー1号投資事業有限責任組合、中信ベンチャーキャピタル株式会社が運営する中信ベンチャー・投資ファンド7号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル株式会社が運営するSMBCベンチャーキャピタル産学連携3号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、約1.5億円の資金調達を完了しました。今回の資金調達により、9月に実施した資金調達とあわせて、約6億円のシリーズA資金調達を完了しました。

当社は、京都大学大学院人間・環境学研究科の小松直樹教授と京都大学複合原子力科学研究所の鈴木実教授が開発した、高親水性含ホウ素無機ナノ粒子を用いた中性子捕捉療法の社会実装を目指して、京都大学イノベーションキャピタル株式会社の支援を得て設立された京都大学発の創薬ベンチャーです。

シリーズAで調達した資金を用いて、リードパイプラインであるRN-501の臨床試験に向けた開発の加速化、並びに、パイプラインの拡充を推進して参ります。


【RadioNano Therapeutics株式会社について】
設立 2024年4月1日
事業内容 高親水性含無機ナノ粒子製品の研究開発
本社所在地 京都市左京区吉田本町 36 番地 1
代表取締役 千葉 雅俊

【RN-501について】
RN-501は、高親水性含ホウ素無機ナノ粒子であり、ホウ素中性子捕捉療法用がん治療薬として研究開発が行われています。RN-501は、1粒子中、約500万万個の10B(質量数が10であるホウ素の安定同位体)を含むナノ粒子であり、がん組織への集積能・滞留性にも優れていることから、薬理モデルにおいて、強力な抗がん効果と高い安全性が示されております。さらに、がん免疫作用を誘導することも期待されております。

【ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy, BNCT)について】
BNCTは、熱中性子と10Bの核反応を利用し、生じたα粒子とリチウム原子核により、がん細胞を殺傷する放射線治療法です。10Bの核反応で発生する重粒子の飛程はともに短く、その効果は局所的であることから、正常組織への障害が少なく、腫瘍に対する選択性の高いがん治療法です。


【お問い合わせ先】
RadioNano Therapeutics株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町 36 番地 1
取締役副社長(管理部担当)川井洋
contact@radionano-tx.com

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