【冬の見どころ】栃木県佐野市の大聖院にて『大聖院銅鐘拓本』の展示を記念した限定御朱印授与
PR TIMES / 2025年1月11日 11時15分
授与期間:2025年1月25日(土)~3月9日(日)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155109/1/155109-1-295a66ad2ec38354465d61bac857ee57-960x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
栃木県佐野市植野町にある大聖院にて、特別御朱印の授与が始まる。
この御朱印は、同期間に佐野市吉澤記念美術館で開催される、佐野市制20周年記念特別企画展『丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!』に、大聖院所蔵の天明鋳物でつくられた銅鐘「法華の鐘」から採られた「大聖院銅鐘拓本」が展示されることを記念し、企画されたものである。
天明鋳物とは栃木県佐野市で生産されている伝統的な鋳物であり、平安時代中期の天慶年間(938~947年)に始まり、千年以上の歴史がある。
銅鐘の中でも、仏教寺院で使用されるものを特に梵鐘(ぼんしょう)と呼ぶが、大聖院の梵鐘「法華の鐘」は元文4年(1739年)に、天明鋳物師である丸山善太郎によってつくられたもので、佐野市指定有形文化財に認定されている。口径73.0cm、総高136.4cm、総重量487kgと大きな梵鐘となっている。
梵鐘を鳴らせば『法華経』の全巻を読誦したことと同じ功徳が得られるように、梵鐘の全体に『法華経』の全文6万9千字が刻まれていて、企画展ではこの梵鐘から採られた拓本が展示される。
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大聖院の梵鐘は歴史的にも価値のあるものとなっている。
実は戦時中、金属類回収令が出されたことをきっかけに、梵鐘の多くは金属の供出として国に回収され、失われてしまった。しかし、大聖院の梵鐘は保護活動に取り組んだ今回の企画展の主役である丸山瓦全の活躍により供出を免れることができた、現存する数少ない貴重な梵鐘だ。
配布される特別御朱印には、梵鐘の撞座(鳴らすために棒でつく部分)の拓本を元に制作された印章が押印されている。この印章は、毎年12月31日「除夜の鐘」参拝者に授与される御朱印にのみ押される、特別なものとなっている。
限定御朱印の授与は企画展の開催時期と同じ、2025年1月25日(土)~3月9日(日)の期間限定で行われる。受付時間は9:30~17:00となっており、500円(予定)の志納料で押印済みの御朱印を1枚授与する形となる。
是非参拝して、境内の散策や記念御朱印を楽しんでみてはいかがだろうか。
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■ 大聖院(だいしょういん)について
大聖院は、栃木県佐野市にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺院。創建は938年で、開山は良朝上人(りょうちょうしょうにん)、開基は道雄と伝えられている。本尊は不動明王で、秘仏として厄除日輪大師像(にちりんだいしぞう)が奉安されている。
大聖院は、佐野市の文化財に指定されている銅鐘「法華の鐘」が有名であり、この鐘は1739年に天明鋳工・丸山善太郎によって作られ、法華経の文字が刻印されている。アクセスは、東武佐野線佐野市駅から徒歩約8分。境内には駐車場もあり、車での訪問も便利。
■ 佐野市制20周年記念特別企画展『丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!』について
2025年1月25日(土)~3月9日(日)の日程で佐野市吉澤記念美術館にて開催される企画展。
足利の考古学者・丸山瓦全(1874~1951)は、主な功績として文化財の保護活動をはじめ、『木造エラスムス立像』(重要文化財)の発見と『天明鋳物』の研究が知られている。本企画展は栃木県の文化財保護に大きな功績を残した丸山瓦全の取り組みと、それに関連する文化財を紹介するものとなっている。
大聖院の情報
住所/〒327-0837 栃木県佐野市植野町1856
電話番号/0283-22-0477
御朱印受付時間/9:30~17:00
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