次世代の広域データプラットフォームをダイナミックにオーケストレーションする「Global Data Platform」を開発/提供する米国企業Hammerspace社と戦略的販売パートナー契約を締結
PR TIMES / 2025年1月22日 12時40分
コアマイクロシステムズ株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:高橋晶三、以下コアマイクロシステムズ)は、世界的広域規模でグローバルに存在するサイロ化されたストレージ環境の非構造化データの統合を可能にする「Hammerspace Global Data Platform」を開発/提供する、米国企業のHammerspace社と戦略的な販売パートナー契約を締結しました。
コアマイクロシステムズは「Hammerspace Global Data Platform」と弊社のストレージ技術を融合し、AI、HPC、HPDAなどの大規模な広域アプリケーションプラットフォームのための統合階層化されたインテリジェントな広域データレイクソリューションの提供を進めていきます。
■ Hammerspace社からのコメント
Hammerspace社のグローバル・マーケティングのシニアバイスプレジデントのモリー・プレスリー(Molly Presley)氏は次のように述べています。
「日本は、最先端技術と大胆なデータイニシアチブの重要な世界的リーダーの1国です。コアマイクロシステムズと提携することで、Hammerspace社はゲームチェンジャーとなる「Hammerspace Global Data Platform」を日本に提供できることを嬉しく思います。世界のトップ企業やクラウドイノベーターは、AI、HPC、データ主導のブレークスルーを容赦ないパフォーマンスと柔軟性で解き放つために、すでにHammerspaceを活用しています。そして今、日本がデータのサイロ化を打破し、AIとハイブリッドクラウドワークフローの両方をスーパーチャージする時がやってきました。」
■ Hammerspace Global Data Platformについて
2018年に設立され、カリフォルニア州サンマテオに本社を置くHammerspace社は、HPCやGPUコンピューティング環境に必要な高性能を実現しながら、非構造化データの統合と管理に特化した「Hammerspace Global Data Platform」を提供しています。Hammerspace社のテクノロジーは、分散データ管理とアクセスの課題を解決し、企業におけるデータ活用を促進する強力なツールとして注目されています。
・データサイロの解消
20年以上もの間、企業は「ストレージ中心」のインフラから抜け出せず、貴重なはずのデータは、見つけ難い、管理し難い、サイロ化されたいくつものストレージ・システムのどこかに閉じ込められた状態が続いてきました。非構造化データは増加し続け、さらにAIやGPUコンピューティングの台頭により、IT部門は限られた人員で大規模データを扱うという、根強い問題に対処する必要に迫られています。Hammerspaceは、既存ストレージの概念から脱却し、データ中心にアクセス・配置・管理できるアーキテクチャによって、非構造化データの使用方法と保存方法を変革します。オンプレミスでもマルチクラウド環境でも簡単にデータを扱える事に加え、GPUリソースをフル活用できるI/Oパフォーマンスを提供し、非常に効率的で標準的なアーキテクチャにより、ストレージとコンピュートリソースの両方を最大限に活用できます。
この技術はクラウドへのシームレスなバーストや階層化が可能で、データのオーケストレーションにより基盤となるストレージ・システムから独立してインテリジェントな広域データレイク・ソリューションが提供できます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155989/1/155989-1-a8e1f540d1eaad96b25f1d94cb5546c0-2276x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ Hyperscale NAS(Parallel NFS)
・既存NASのスループットを向上
ハイパースケールNAS機能により、HPCファイルシステムのパフォーマンスとスケールを、エンタープライズNASの標準ベースと接続して組み合わせる事ができます。このハイパースケールNASアーキテクチャが、既存のエンタープライズ・スケールアウトNASのパフォーマンスを劇的に加速させた例の一つとして、ある視覚効果制作企業があります。彼らは当初、制作ワークフローを促進するために複数の拠点を結びつけるためにHammerspaceを導入しました。問題は、既存の32ノードのスケールアウトNASプラットフォームでは、300ノードのレンダーファームのI/O要件を処理するのに十分なパフォーマンスが得られないことでした。このお客様は、既存のNASプラットフォームを変更することなく、またレンダリングに使用する既存のLinuxサーバーに何もインストールすることなくLinuxに標準搭載されているpNFS v4.2クライアントを活用してI/Oの並列化によりストレージのパフォーマンスを劇的に向上させることができました。その結果、レンダーファームを600ノードまで増やしても動作でき、既存のストレージのスループットを2倍以上にすることができました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155989/1/155989-1-c13ffc8b4968d2e9578a1a92af473ffa-2276x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ Tier 0
企業の多くは、AIのトレーニングや推論、HPCワークロード、その他の非構造化データ処理のために、大規模なGPUコンピューティングクラスターを導入しています。インフラ・コストと電力制約が成功への大きな障壁となっており、外部ストレージ・システムはコストを増大させ、リソースを消費し、評価、購入、導入に数カ月を要します。一方、多くのGPUサーバーはローカルで利用可能な容量を持っていますが、他のGPUサーバーと共有することができず、保護もされていないため、この容量は利用されていません。
Hammerspaceは、GPUサーバー上の既存のローカルNVMeストレージを超高速で永続的な共有ストレージのTier 0に変換することで、ストレージの新しい階層をロック解除します。Hammerspace Global Data Platformにこの「取り残された状態」だったローカルNVMeストレージをシームレスにアクティブ化することで、Tier 0はローカルNVMe速度でGPUに直接データを提供し、未開拓の可能性を解き放ち、GPUコンピューティング性能とストレージ効率の両方を再定義します。
このようにTier 0を使用することで、GPUサーバー上の既存のローカルNVMeを共有リソースとして完全に活用することができ、従来の外部ストレージ層の冗長性と保護機能を備えた、より高性能な層を有効にすることができます。1,000のストレージノードからAIトレーニングパイプラインを構築しているある企業は、12.5TB/秒(100Tb/秒)の総スループットを達成しました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155989/1/155989-1-fc9d9e9ac10e84a448230c68dfb512d4-2276x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Tier 0での利点の一例として、AIワークロードのベンチマークテスト(MLPerf(R) Storage Benchmark)でのチェックポイント書き込み性能が参考になります。
性能特性の比較については、Hammerspace社の以下の記事をご参照ください。
- Hammerspace MLPerf(R) Storage v1.0 Benchmark Results Demonstrate the Power of a Standards-Based Parallel File System Architecture for AI_ML Workloads
https://hammerspace.com/hammerspace-mlperf-storage-v1-0-benchmark-results-demonstrate-the-power-of-a-standards-based-parallel-file-system-architecture-for-ai-ml-workloads/
Hammerspace Global Data Platformの進化は、単なるデータストレージの革命ではなく、GPUコンピューティングにおけるイノベーションのきっかけとなるものです。組織がインフラを活用する方法を変革することで、私たちはAIとハイパフォーマンス・コンピューティングにおける前例のない進歩への道を切り開こうとしています。私たちが次のデータサイクルを構築し続ける中、Hammerspaceは効率とパフォーマンスの新時代へと舵を切る体制を確立しました。
■ Hammerspace社について
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155989/1/155989-1-fed2a25ae6034276423ef9b15f28c417-400x80.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Hammerspace社は、2018年に設立された米国カリフォルニア州サンマテオに本社を置くソフトウェア企業です。オンプレミスやクラウドなど、あらゆるストレージにまたがってサイロ化された非構造化データを、統合、管理できる「Hammerspace Global Data Platform」により、データの利用・保存方法を根本的に改善することで急成長しています。設立の背景として、昨今のAI、GPU、高速データ分析といった極めて高い並列パフォーマンスを要する分野での要望に応えられる革新的なソリューションを提供する事や、それら大切なデータのオーケストレーションを無停止により自動化する事の追求が使命となっています。
■ コアマイクロシステムズについて
コアマイクロシステムズは、高度なストレージ関連技術を核として、大容量/高速/高可用性のストレージサーバシステム、AI/HPC/スパコン関係のトータルソリューションシステム、それら用途や特性に合わせたカスタムインテグレーション、およびODM/OEMを提供するサーバソリューションのトータルプロバイダです。
急速に進化を続けるIT/ICTにおいて必要不可欠な高度なサーバソリューションを開発/提供し、次世代のデジタルトランスフォーメーションを支える製品開発に取り組んでいます。
https://www.cmsinc.co.jp/
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