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山形県朝日町は、株式会社デンソーと連携し、AIを活用したカメラで、クマなど指定害獣を高精度で検出・撃退・通報システム、人物の不審な行動を検知する防犯システム搭載AIスマートポールの実証実験を実施

PR TIMES / 2025年2月5日 10時15分

~デンソーのAIスマートポールとダイワ通信のAI害獣検知・防犯システムが連携~



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-cd59f5b418ee50db6731044d6d1656ca-1040x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


山形県朝日町(町長:鈴木 浩幸、以下 朝日町)、株式会社デンソー(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:岡 寛、以下デンソー)、ダイワ通信株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:岩本 秀成、以下 ダイワ通信)、2024年10月28日から2024年年12月12日の間、山形県朝日町にて、人工知能(AI)を活用したクマ、イノシシなど特定の害獣を高精度で検出・通報システムや防犯システム搭載したAIスマートポールの実証実験(以下 本実証)を実施しました。
庁舎を管理センターとして、農園の監視拠点を無線ネットワーク化し検知情報を一元管理し、関係者のスマホにも直接検知情報がリアルタイムに通知されます。
本実証に使用する機体は、デンソーの多機能スマートポール技術とダイワ通信のエッジAI端末「IWA BOX」*1と同社の害獣検知機能を連携させ共同開発したAIスマートポールです。
検知された物体をカメラが自動的に撮影し、AIが画像解析し、人物の不審行動や、指定害獣を検知します。検知されると、システムは光や音を発して不審者や害獣を追い払います。
また通知機能として、検出情報はリアルタイムに管理センターや関係者に通知され、近隣住民や観光客へ通知されます。
なお、デンソーが開発推進するスマートポールは、朝日町の住民、観光客への安心・安全の確保および農作物を守るために実施するもので、実施は朝日町 農林振興課が行います。

【実証実験概要】
1.背景と目的
朝日町は、若者の流出と出生率の低下により全国の山村地域同様、人口減少が続いています。また、高齢化率が非常に高く、65歳以上の高齢者が総人口の約36.8%を占めています。朝日町は、農業を中心とした産業が主ですが、若者の減少に伴い労働力不足が深刻化しています。特に、特産品であるリンゴの生産にも影響が出ています。
特に近年は、クマやイノシシの出没が増加しており、人身事故や農作物への被害が報告されていることもあり、高齢化と農作物の害獣被害が課題となっています。
指定害獣の監視や駆除を行う猟友会の人手不足が深刻化していることや高齢化による人手不足により、効率的な監視・撃退システムの導入が求められています。
AI技術を活用して指定害獣や不審者を早期に検知・撃退し、住民の安全を確保することが主な目的です。指定害獣や不審者情報をリアルタイムで共有し、迅速な対応を可能にすることで、被害を最小限に抑えることを目指しています。人間と野生動物が共存できる環境を整えるための一環として、AI技術を活用した監視・撃退システムの導入が進められ、この取り組みをすることで、地域の安全を守り、自然動物との共存を目指す重要なステップとして実施することが目的です。

2.実施内容
朝日町役場の庁舎側(管理センター)と害獣の出没が多発している農園において、設置場所や電波状態についての具体的な情報を確認するため現地調査を行う。

システムが正常に機能するためには、良好な電波状態が必要です。実証実験の段階で得られたデータは、今後のシステム改善や導入に向けた重要な指標となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-685af44e7994b8ddad22e091e4903a02-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
設置場所の選定や計測風景

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-2a9544837dbb794301d14898f8834535-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
けものみち

次に以下の設置を行います。

1.庁舎(管理センター)の統合管理システムの設置
AIにより検知し、通知された情報の一元管理ができます。蓄積されたデータの解析により出没予測や事前対策の実施が可能になります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-68b0106d4f12a87f6e51f86e5b5097a3-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2.農園にスマートポールの設置
撃退機能: 光や音を使って指定害獣や不審者を追い払う仕組みは、物理的な障害を設けることなく、動物を効果的に遠ざける手段として評価されています。これにより、農作物の保護が強化されます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-5f31d95ea88cce1adf5cf01e91e65a00-750x562.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


自動検知と識別: AIによる画像解析が、クマや指定害獣を迅速に識別するため、農作物への被害を未然に防ぐことが期待されています。これにより、農家はより安心して作業できる環境が整います。

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-16d7326a6f2dcd011b6e88fa98795261-1108x619.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※検知画像イメージ資料1

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-2608e19e2cc0cf01bd9b09dc5942e10a-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※検知画像イメージ資料2

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-ef03b0dbdc905a7c6878c0bbaedda31e-909x1214.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※本設置多機能スマートポールイメージ資料

本実証後、2025年度を目標に、本導入開始する予定です。

以上

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-0cc0e62c692b47c7c8cf1c540d10fba7-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1.実証実験システム構成イメージ

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/156922/1/156922-1-512b963e42c4b0d23a0b4b7ae67c958b-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2.導入システム構成イメージ





資料

*1 エッジAI端末「IWA BOX」は、人物の不審な行動を認識し検知可能なAI機能を実現した端末。既存の防犯カメラに接続するだけで、“行動認識”の機能をプラスすることができます。

【山形県朝日町とは】
山形県朝日町は、山形県の中央部に位置する町です。磐梯朝日国立公園の主峰・大朝日岳の東縁山麓地域にあり、自然環境が豊かです。町域を最上川が南北に約21キロメートルにわたって蛇行し、町土の約73%が原生林野で占められています。
朝日町の面積は196.81km²で、
東西に25km南北に21kmの東西に長く伸びた地形となっています。
標高は役場のある中心地が海抜160mで、集落の多くは200m-300mに位置します。
朝日町は、空気神社や椹平の棚田などの観光スポットや体験プログラム、イベントが豊富で、特産物としてはリンゴやワインが有名です。また、特産品のりんごを浮かべたりんご温泉は、訪れる人々にリラックスした時間を提供しています。
・朝日町詳細についてはこちらをご覧下さい。

【株式会社デンソーとは】
株式会社デンソーの大阪本社では、主に電気通信工事や電気工事、建築工事などを手掛けています。また、ISO 9001、ISO 14001、ISO/IEC 27001の認証を取得しており、高い品質管理と環境管理、情報セキュリティ管理を主体的に取り組んでいます。
東日本事業部は、主に関東地域を中心に活動しています。この事業部は、技術開発、ソリューション営業、施工技術、業務管理などのグループに分かれており、幅広い分野でサービスを提供しています。また、DX事業部は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための専門部門です。この部門は、AIやIoT、ビッグデータなどの先端技術を活用して、業務プロセスの効率化や新しいビジネスモデルの創出を目指しています。
・会社概要は https://www.kk-denso.co.jp/ をご覧下さい。

【ダイワ通信株式会社とは】
ダイワ通信は、セキュリティシステムの企画開発・販売等を行う企業です。同社は、防犯カメラや監視カメラ、AI顔認証温度検知システム、入退室管理システムなどを手掛けられています。本社は石川県金沢市にあり、営業本部を港区東新橋の汐留シティセンター (15F)に置いて全国展開をされています。
また、同社は、「Safe City構想」を掲げており、テクノロジーを駆使して安心・安全・便利な街づくりを目指されています。
■ダイワ通信株式会社について
会社名:ダイワ通信株式会社
所 在:石川県金沢市入江二丁目180番地
代表者:代表取締役社長 岩本 秀成
創業:1996年2月
ダイワ通信は、コーポレートスローガン「Monitoring the Future ~未来の街に、さらなる安心・安全を~」を掲げ、事業を探求し、最先端のデジタルテクノロジーを活用した商品やサービスを提供しています。
・会社概要は企業情報 - ダイワ通信 をご覧下さい。

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