「ART IN THE OFFICE 2012」開催と選出アーティストについて

PR TIMES / 2012年7月10日 15時47分



 マネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」)は、2008 年より当グループが社会文化活動の一環として実施している「ART IN THE OFFICE」プログラムを、本年度も「ART IN THE OFFICE 2012」として開催することといたしました。このたび、106 点の応募作品案の中から、下記のとおり、マネックス証券のプレスルーム(会議室)壁面の展示作品を制作するアーティストとして福士朋子氏を選出いたしましたので、お知らせいたします。
 本年 7 月にマネックス証券本社オフィスが移転することに伴い、これまで「ART IN THE OFFICE」の作品を展示してきたプレスルームの壁面が、曲面から平面へと変更されます。また、新オフィスでは作品がエントランスからガラス越しに見える位置に配されることから、従前に増してマネックス証券の来訪者の目に触れる機会が増えるものと期待されます。

1. 「ART IN THE OFFICE」プログラムについて
(1) 概要および目的
 本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の運営協力を得て、マネックス証券が企画・主催しております。公募により選出された1 名のアーティストに対し、社内のプレスルーム(会議室)を応募作品の発表の場として約1 年間提供します。選出されたアーティストには30 万円の賞金および10 万円の制作費が支払われます。また、本プログラムによる作品は、マネックスグループ株式会社のアニュアルレポートなどに掲載される予定です。

(2) 募集内容
対 象: 現代アートの分野で活動するアーティスト
作 品: プレスルーム(会議室)の壁に展示する平面作品案(油彩、水彩、写真など)
募集期間: 2012 年4 月~2012 年5 月末日

(3) 審査員(50 音順、敬称略)
塩見 有子 (しおみ・ゆうこ) 特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ理事長
西川 美穂子 (にしかわ・みほこ) 東京都現代美術館学芸員
藤田 晋 (ふじた・すすむ) 株式会社サイバーエージェント代表取締役社長CEO
松本 大 (まつもと・おおき) マネックス証券代表取締役社長CEO
山本 裕子 (やまもと・ゆうこ) 山本現代代表

2. 選出されたアーティストについて
(1) 福士朋子(ふくし・ともこ)氏プロフィール
 2005 年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画修了。風景をモチーフにしたペインティングを経て、現在はホワイトボードにマジック、既製品のマグネットなどを使って、マンガの要素を取り入れた作品を制作。スパイラルが主催する「SICF12」にてグランプリ受賞(2011)。東京文化発信プロジェクトのストリートペインティング・プロジェクトでは東京芸術劇場の工事仮囲いに作品「見て見て☆見ないで」を展示(2011-2012)。並行してマンガをウェブサイト「少女画帖」で連載中。

(2) 応募作品案
 タイトル:take off / landing
 福士朋子氏コメントおよび作品コンセプト:
 私は日常生活の中で頭の隅を一瞬よぎっては忘れてしまうようなことや、つぶやきのような言葉から作品を作っています。今回の応募では、マネックス証券新オフィスのプレスルーに、世界中からさまざまな人が訪れて最新の情報を交換し、再び次の目的地へと旅立って行く空間をイメージしました。そして人々の行き交う空港と『take off / landing』というテーマが浮かびました。私の作品と、マネックス証券のオフィスと社員の方々、さらに来訪者とのコラボレーションの一年となることを願います。新しいオフィスの出発に、私にとっても新たな挑戦の機会を与えていただいたことに心より感謝しております。

(3) 審査員コメント(50 音順、敬称略)
 塩見 有子(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ理事長)
 漫画かと思ってよくみると、ちょっと違う。なんだか変だ。「離陸よりも」「着陸の方が好きです」とか「自分のスーツケースの場所など」「別にどこでもよいのですが」という誰かのつぶやき、あるいは心の声が聞こえてくる。そうした会話を友人としたことがあるような、でもそのときに自分がどちらを好きと言ったのか、あるいは本当にそんなことを言ったのかもわからなくなるような言葉たち。それに、離陸と着陸というと旅立ちと帰国のようだけど、もしかしたらすべて旅立ちかもしれないし、すべて帰国かもしれず、相反すると思っていた言葉たちが、裏切り始める不思議な感覚。この力の抜け感は、言葉の選び方や、コマとコマの絶妙な離れ具合にも表れていて、なんだか今の時代感にもピンとくる。初めてオフィスを訪れて現代アートを見る人も、毎年、楽しみにしてくれる人たちも、今まで、なんだかよくわからないと思っていた人たちも、「やっぱり離陸でしょー」とか「いやいや、着陸よー」とか話しながら、その先にある作品の奥深さと面白さにはっとさせられるのではないかと思う。

 西川 美穂子(東京都現代美術館学芸員)
 最終選考に残ったアーティストのレベルは高く、審査は難しいものでした。どのような基準で選ぶかを考える際、一つは、より多くの人に何かしらのひっかかりがあるような間口の広さを持っていること。もう一つは、仕上がる作品のクオリティーが期待できることを意識しました。受賞作品は、見た目のインパクトとユーモアで惹きつけた上で、見る人に様々な考えるきっかけを与えてくれる点が評価したポイントでした。開催 5 年目にあたる本年の応募者のレベルには、若干のばらつきがあるように感じられました。公募展は年月を経ることで、プログラムが定着していくものだと思います。今後もぜひこの素晴らしいプログラムが継続され、多くの新しい才能が発掘されることを期待します。

 藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長 CEO)
 松本社長が取材やインタビューを受ける際、背景としてふさわしい作品は何かということを考えて審査をしました。また、社内において際立ちすぎず、働く人に馴染む作品かどうか。その一方で、大胆で斬新な発想のものを求めました。これらの条件が揃うのは難しいのですが、最終的に、みんなが好きになりそうな作品であることが決め手でした。また、マネックスはグローバルな企業なので、マンガという日本文化の要素があることも良いと思いました。
 審査会に参加して、理念に一貫性があり、現代アートに親近感の湧くプログラムだと感じました。

 松本 大(マネックス証券株式会社代表取締役社長CEO)
 毎年受賞作品は、私にとって本当に新しい出会いであり驚きです。毎年、最初は強く心に残らなかった作品が、他の審査員の方々が拾い上げ、その魅力を説いて、そして次第に自分も心を惹かれていきます。今回も同じような展開でした。take off は私も好きな言葉です。オフィスの中に新しい物語と刺激がやってくるのが、今から待ち遠しいです。
 「ART IN THE OFFICE」は、新しい作品・作家と出会えるのが毎年の楽しみであることは当然ですが、新しい審査員の方々とお会いするのも実は楽しみのひとつです。今年は山本さん、西川さんという素敵な方々、そしてビジネス界からはサイバーエージェントの藤田さんに参加していただき、また新しい刺激を感じました。変えない部分と変える部分を持ちながら、今後も「ART IN THE OFFICE」を続けていきたいと思います。

 山本 裕子(山本現代代表)
 どの作品案も面白かったのですが、オフィス空間での実現可能性を念頭に審査を行いました。また、オフィスという場に合うかだけでなく、作品がオフィスを離れたときにも、一つのアートピースとして成立するかという点も重視しました。結果的に、親しみやすく、見る人に考えるきっかけを与える、良い作品が選ばれたと思います。
 本プログラムの審査会に参加したことはとても面白かったですし、勉強になりました。どうもありがとうございました。

詳細はマネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp/)をご覧ください。

【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165 号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

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