東芝エネルギーシステムズ、豪州の火力発電所大型改修工事を契約 高性能化で100MWの出力増強を実現
PR TIMES / 2018年3月8日 14時1分
東芝エネルギーシステムズ株式会社は、オーストラリアの発電会社であるエージーエル・マッコーリ社と、ニューサウスウェールズ州の東部に位置するベイズウォーター火力発電所の改修工事について、蒸気タービンおよび発電機の更新用機器供給を含む据付工事の契約を締結しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/32322/2/resize/d32322-2-534522-0.jpg ]
当社のオーストラリア現地法人である東芝インターナショナル・オーストラリア社は、オーストラリアの発電会社であるエージーエル・マッコーリ社(以下、AGL社)と、ニューサウスウェールズ州の東部に位置するベイズウォーター火力発電所の改修工事について、蒸気タービンおよび発電機の更新用機器供給を含む据付工事の契約を締結しました。機器供給は当社が行います。2019年初頭から機器の納入を開始し、AGL社の定期メンテナンス計画に基づき2022年までに全ての工事を完了する予定です。
ベイズウォーター発電所は、1985年に運転を開始した石炭火力発電所で、当社製の蒸気タービン・発電機が採用されています。今回、当社製の最新鋭の設備に更新することで、燃料消費量を増やすことなく出力を100MW向上することが可能です。当社の高い技術力や現地に根ざした提案力が評価され、今回の契約に至りました。
オーストラリアでは、老朽化に伴い大型火力発電所が閉鎖していることなどを背景に、電気料金が高騰しています。そのため、老朽化した石炭火力発電所の高効率化と低炭素化を両立する発電設備が求められています。ベイズウォーター発電所の改修工事もその一環であり、今回の改修により約10万世帯分の発電能力の増強に寄与します。
当社は、2017年4月から海外の既設火力発電所向けのサービスを専門に担う営業部門を設立し、点検からメンテナンス、改修までシームレスなソリューションを提供しています。当社は、今後もオーストラリアをはじめ、北米、東南アジアなどグローバルに既設発電所向けのサービス事業を強化すると共に、IoTを利用して顧客利益の最大化に貢献していきます。
案件概要
発電所名:ベイズウォーター発電所
所在地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州
発電所オーナー:エージーエル・マッコーリ社
契約範囲:4x660MW級蒸気タービン・発電機の改修
出力増強:100MW
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