欧州投資会社EQT、アジア地域向けファンドであるMid Market Asia 3号ファンドで8億米ドルの資金調達募集を完了
PR TIMES / 2018年5月9日 15時1分
欧州投資会社EQTは、本日、同社のアジア地域向けファンドであるEQT Mid Market Asia IIIファンドをコミットメントベースで総額8 億米ドルの資金調達募集を終了したと発表しました。 同ファンドは、年金基金、保険会社、ファンド・オブ・ファンドなどを含む世界中の優良投資家から強力な支援を受けており、地域別では、北欧地域から約48%、残りの欧州地域から31%、アジア地域から19%、北米地域から1%、その他地域から1%とグローバル規模で分布しています。
EQT Mid Market Asia IIIファンドは、主に中国市場および東南アジア市場において高い成長可能性を有する企業を対象に、経営支配権を取得する投資、もしくは、共同投資を主なねらいとしています。長期的には業界を牽引するリーダー企業を育成することをビジョンとして掲げており、これを実現するために、売上成長・ポジショニング戦略見直し・デジタル化・業界再編への参加など、対象企業に応じた投資テーマを設けています。また、注力する投資対象セクターは、EQTのグローバル全体の注力セクターと同様に、ヘルスケア業界、サービス産業、消費財、テクノロジー・メディア・通信、産業技術を主としています。
EQT Mid Market Asia IIIファンドはこれまでに4件の投資を行っています: Long-Spring Education (中国・雲南省最大の民間教育企業)、GPA Global (中国・ワンストップ・ショップのプレミアムパッケージングおよびディスプレイ・ソリューションの大手プロバイダー企業)、ILA Vietnam (ベトナム・英語トレーニングサービスプロバイダー企業)、Clinical Innovations (米国・分娩室および新生児集中治療処置室向け使い捨て医療機器プロバイダー企業) なかでも、Clinical Innovationsの事例は、中国および隣接したアジア諸国において高い製品需要を見込めることから、EQTの強みであるマルチ戦略プラットフォームを存分に生かした優れた実例といえます。EQTの世界中のチームが協力し、ヘルスケア分野における深い知見を活用しています。
「今回、EQT Mid Market Asia IIIファンドの資金調達募集を完了したことは、非常に画期的な出来事です。EQTの投資アプローチは、アジア地域の投資先企業向けにも適していると自負しており、ゆえに、同地域内のビジネスオーナーや起業家にとっても魅力的だと確信しています。活気に満ちた動きの早いアジア市場は実に多くの投資機会に恵まれています。」と、EQT Mid Market Asia アドバイザリーチームのパートナーであるMartin Mok氏は述べています。
EQTは10年以上前、香港にアジア地域内初となる拠点を開設し、同地域の18社に12億米ドル以上の投資を行ってきました。 主なエグジット例として、ジャパンホームセンター(香港およびシンガポール・家庭用品小売チェーン)、LBXファーマシー(中国・薬局チェーン)、クラシックファインフーズ(アジア全域で展開する食品商社)、I-Med(オーストラリア・グローバル画像診断プロバイダー)があります。 香港、上海、シンガポールの投資アドバイザリーチームとアジア地域トップクラスの投資家との長期的信頼関係によって、EQTは同地域における投資動向と投資機会を確実に捉え、堅実な実績を残してきました。
EQTのマネージングパートナーおよびCEOであるThomas von Koch氏は次のように述べています。 「EQTの長期的な成功を築いた主な要因は、グローバル企業であり続けることと同時に、各市場に根ざしたローカルパートナーで居続けることです。我々は、欧州および米国市場で得た知見をアジア市場においても共有することで、EQT独自の「シルクブリッジ」を構築し始めています。 アジア地域におけるEQTの強力なチームとこれまでの歩みは、今後のさらなる発展に欠かせない独自の洞察を与えてくれることでしょう。」
EQT Mid Market Asia IIIの資金調達は終了しました。 したがって、前述の内容は、いかなる有価証券その他の利害関係に関わるものであっても、その他の取引に関与するものであっても、決して募集または勧誘するものではありません。
このプレスリリースは情報提供のみを目的として複数の言語に翻訳されています。 不一致があった場合は、英語版が優先されるものとします。
EQTについて
EQTは、欧州を代表する大手投資会社で、27のファンドを通じ、約500億ユーロ超の資金調達を行っています。 EQTが保有するポートフォリオ企業は、ヨーロッパ地域、アジア、米国にあり、総売上高は190億ユーロを超え、従業員数は11万人を超えます。 EQTは、ポートフォリオ企業とともに、持続可能な成長やオペレーショナル・エクセレンスを追求し、業界リーダーとしての確固たる地位を築いていきます。
詳細情報: www.eqtpartners.com
EQT Mid Market Asia III ファンドについて
EQT Mid Market Asia IIIは、コミットメントベースで総額8億米ドルのファンドであり、主に中国市場および東南アジア市場において高い成長可能性を有する魅力的な中堅企業を対象に、経営支配権を取得する投資、もしくは、共同投資を主なねらいとしています。また、同ファンドは、企業価値が3,000万~2億5,000万米ドルの企業への投資を中心としています。
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