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登山家・田部井淳子の遺志を引き継ぎ、東日本大震災で被災した東北の高校生を富士登山に招待

PR TIMES / 2018年6月11日 16時1分

~明日の東北を担う若い世代のために、今、私たち大人ができること。寄付を募集中~

 一般社団法人田部井淳子基金(東京都千代田区7-10-104、代表理事 田部井進也)は、今夏第7回目となる東北の高校生の富士登山を計画しています。本プロジェクトの呼びかけ人であった田部井淳子の遺志を継ぎ、活動を継続しています。今年は震災被災地の福島県、宮城県、岩手県から100人以上の東北の高校生が富士山の頂上をめざすことになりました。これまでは、福島県を中心とした東北の高校生のべ479人(2017年8月現在)が参加しました。高校生の参加費は、お小遣いでも参加できるよう1人3000円です。それ以上にかかるものについては、大人たちがなんとかしようと動いております。つきましては、この取り組みをぜひ貴媒体にてご紹介いただき、大人の応援の輪を広げるためにお力添えください。



 このプロジェクトは、福島県出身の登山家の田部井淳子が、東日本大震災後、「富士登山に参加し、自然体験を積んだ東北の若者たちが1000人にもなれば、どこにいたとしても、それはやがて東北復興の大きな力になるはず」という思いで始めました。富士山に登り、諦めない気持ち・団結力・助け合い・絆を身に付けてもらえたらと思っています(参加した高校生の声を下記に記しました)。
 本プロジェクトでは、高校生がお小遣いでも参加できるよう、参加費を1人3000円としています。交通費・宿泊費・ガイド代・レンタル装備品等々、東北から2泊3日で富士登山をするとなると、到底その参加費だけでは間に合わないため、全国の山や自然を愛する大人の皆さんからの寄付を募っています。今回からはクラウドファンディングも開始しました。   
 まずはこのプロジェクトを知っていただくこと、そしてそのことによって応援の輪が広がるのであればさらに心強いです。プロジェクトリーダーであります田部井進也(田部井淳子の長男)が取材に応じられます(7/24~7/26の富士登山期間中以外)。どうぞよろしくお願いいたします。

■東北の高校生の富士登山の公式ホームページ http://www.junko-tabei.jp/fuji/

■寄付についての詳細 http://junko-tabei.jp/fuji/donation

■プロジェクトリーダー田部井進也(一般社団法人田部井淳子基金 代表理事)のコメント
東日本大震災後、母・田部井淳子の呼びかけで始まった「東北の高校生の富士登山」。母は、「大きな志をもってほしい。日本一の山に登ることで得られるものがある」と富士山にこだわりました。そして、亡くなる3か月前にもこの富士登山に参加し、元祖七合目まで登って高校生を励しました。母からは、つねづね、このプロジェクトは、1000人の東北の高校生を富士登山に招待するまで続けたい聞いておりました。そして、「富士登山のこと、あとはよろしく頼むね」と病床の母から言われたこともあり、その思いを引き継いで続けていくのは自分しかいないだろうと思い至った次第です。それを遂行するための資金面ことを、母は最期の時まで心配していました。
地域や学年は違うけれど、富士山に登るという目的で集まった彼ら。行きのバスでは、みんなお互い探っている状況でとても静かですが、同じ目的を果たした後は仲間となり、帰りはワイワイ楽しそうに帰ってきます。行きと帰りで全く違う表情。どこか誇らしげになり、自信に満ち溢れています。
「東北の高校生の富士登山」は単年のプロジェクトではなく、1000人の東北の高校生を富士山に連れていくことが目標です。昨年2017年の時点で、479名の東北の高校生を富士山に連れていきました。まだ、プロジェクトの折り返しにもなっておりません。今後も、末永く皆様に見守って頂き、ご支援いただければと思います。
よろしくお願い致します。

   一般社団法人田部井淳子基金 代表理事 田部井進也 

≪資料≫
■今まで富士登山に参加した高校生たちの声

「一歩一歩本当につらかったけど頑張って良かった」
「進路で迷っていたものが自分なりに解決できた」
「一心不乱に前に進むことだけを考え、自分の悩みは富士山に比べれば小さなものだと感じた」
「水の大切さを学んだ。当たり前ということがいかに幸せかをかみしめて生活してゆきたい」
「知り合いが一人もいなかったけれど、帰る頃には友達がたくさんできた」
「後輩にも薦めたい」「あきらめなくてよかった」
「今回得られたものは一生忘れない。そしてここで得たものを必ずや復興への糧とし、どんな困難でも乗り越えてゆきたい。」


[画像1: https://prtimes.jp/i/34256/2/resize/d34256-2-983800-1.jpg ]

■登山家 田部井淳子(1939-2016)
「東北の高校生の富士登山」プロジェクトの発起人。1939年福島県三春町生まれ。1975年世界最高峰エベレスト8848mに女性として世界で初めて登頂。1992年七大陸最高峰登頂者となる(女性世界初)。生涯で76か国の最高峰に登頂。本プロジェクトの総隊長として毎夏、東北の高校生の富士登山に同行。2016年7月、頂上をめざす高校生を励ますために富士山の元祖七合目まで登ったのが生涯最後の登山となった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/34256/2/resize/d34256-2-748318-0.jpg ]

■田部井進也(1978-)
クライミングカフェ&ヨガスタジオ「PLAY」経営。「PLAY」での企画などを通じて、小学生から中高年まで、幅広い年齢層の人たちにアウトアドアスポーツの楽しさを伝える活動を行なっている。2016年より、文部科学省委託事業の検定試験の運営・組織に関する評価検討委員会委員。2016年10月母の他界後は、登山家・田部井淳子の長男として、その遺志を引き継ぎ、「東北の高校生の富士登山」のプロジェクトリーダーをつとめる。一般社団法人田部井淳子基金代表理事。


[画像3: https://prtimes.jp/i/34256/2/resize/d34256-2-469714-2.jpg ]

■一般社団法人田部井淳子基金 http://www.junko-tabei.jp
東北の高校生1000人を富士登山に誘うまでプロジェクトを続けたいという田部井淳子の遺志を実現するべく、1周忌にあたる2017年10月20日に設立。「東北の高校生の富士登山」プロジェクトを中心に、アウトドアスポーツを通じて山や自然の素晴らしさを多くの人に体験していただく活動を行なってゆく。代表理事は、長男の田部井進也。

≪参考写真≫


[画像4: https://prtimes.jp/i/34256/2/resize/d34256-2-499594-6.jpg ]



[画像5: https://prtimes.jp/i/34256/2/resize/d34256-2-348515-8.jpg ]


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