理化学研究所発ベンチャー企業のアクプランタ株式会社が資金調達を実施
PR TIMES / 2020年2月20日 12時35分
植物活性剤(バイオスティミュラント資材)「Skeeponシリーズ」の国内販売の拡大と海外展開の加速のために組織基盤の拡充を目指す。
バイオスティミュラント資材「Skeeponシリーズ」を開発、販売する理化学研究所発ベンチャー企業であるアクプランタ株式会社(本社:東京都文京区、代表:金鍾明)は、Yosemite LLC、ヒトトキインキュベーター、エンジェル投資家を引受先とする第三者割当増資を実施しいたしましたことをお知らせいたします。
■アクプランタ株式会社について
当社は「科学の力で緑を守る」を企業理念に、2018年2月に会社を設立し、「Skeepon(スキーポン)シリーズ」の提供を開始しました。Skeeponシリーズは、植物の乾燥・高温耐性を強化するバイオスティミュラント資材*1で、現在は農業向け製品「SkeeponAgri」、芝生向け製品「SkeeponTurf」の2種類を販売しております。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34827/2/resize/d34827-2-328841-9.jpg ]
Skeeponシリーズは、当社代表取締役の金鍾明が、理化学研究所の研究員時代に発見した「酢酸が植物の乾燥・高温耐性を強化する」というメカニズムをもとに開発されました。農業向け製品「SkeeponAgri」は、農作物に施用することで、猛暑や少雨による収量や品質の低下を防ぎます。また、芝生向け製品「SkeeponTurf」は主にゴルフ場でお使いいただいており、芝生に施用することで高温による芝の劣化を抑制します。Skeeponシリーズは、2019年6月より国内での販売を開始し、現在は日本全国の農家、ゴルフ場でお使い頂いています。なお当製品は、土壌や周囲の環境には悪影響を与えないため、人にも環境にも優しく安心して使用できる製品です。
【製品使用事例】
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■事業背景
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気候変動に伴う極端気象の出現頻度は増加傾向にあり、世界の環境・農業生産への悪影響が懸念されていて、国際的に謳われているSDGs(持続可能な開発目標)の目標の1つにも「気候変動への具体的な対策」が挙げられています。農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の研究によると、干ばつは世界の農業生産において最大の気象災害であり、過去27年間の干ばつによる総生産被害額は約1,660億ドルに上ると見積もられています。*2
このような社会背景を受け、現在当社は国内の農業現場やゴルフ場の課題解決から取り組みを始めており、同時に海外での現場実証も進めています。今後は乾燥・高温対策へのニーズがより大きな国を中心に、本格的な海外進出を目指しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/34827/2/resize/d34827-2-818483-6.png ]
KIM et al.,JOURNAL OF APPLIED METEOROLOGY AND CLIMATOLOGY (2019)
■資金調達の目的
今後、Skeeponシリーズのさらなる事業拡大、より需要の大きい海外への展開、新たな技術獲得に向けた研究開発を図るべく、この度の調達資金は人材採用および研究開発費などに充当し、組織基盤の強化に取り組みます。
【現在募集中の職種】
*COO候補(https://www.wantedly.com/projects/411281)
*事業開発責任者候補(https://www.wantedly.com/projects/408577)
*第二新卒・ビジネス職(https://www.wantedly.com/projects/409689)
*プロダクト&コーポレートデザイナー(https://www.wantedly.com/projects/409682)
■代表紹介
代表取締役社長 金鍾明
[画像6: https://prtimes.jp/i/34827/2/resize/d34827-2-809108-10.png ]
1968年生まれ。大阪府出身。奈良先端科学技術大学院 バイオサイエンス研究科博士学位取得。UCLA分子生物学研究所にてポスドクとしてエピジェネティクスの研究に従事した後、理化学研究所植物系研究センターの研究員として、植物の環境ストレス時の染色体の構造変化を研究する。その研究中に「酢酸が植物の高温・乾燥耐性を強化する」というメカニズムを発見し、その成果をもとに2018年2月にアクプランタ株式会社を設立。現在は同社代表取締役と東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授を兼務。
*1植物が本来持つ免疫力を高め、耐寒性・耐暑性・病害虫耐性及び成長を促す物質や技術の総称
*2農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)「(研究成果)干ばつによる世界の穀物生産被害をマップ化」KIM et al.,JOURNAL OF APPLIED METEOROLOGY AND CLIMATOLOGY (2019)
[画像7: https://prtimes.jp/i/34827/2/resize/d34827-2-450529-7.jpg ]
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