Taiwan Innotech Expo 2018、世界中のイノベーターをつなぐ拠点に成長
PR TIMES / 2018年12月4日 14時40分
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Taiwan Innotech Expo 2018 (TIE 2018)は盛況に幕を閉じました。国内外の企業が参加した技術展には45,000人以上が来場し、国際産業会議やビジネスマッチングの場では、多くのビジネスチャンスを創出しました。TIE 2018は、アジアのR&Dコラボレーションの拠点になるという目標を達成したといえます。さらに、国際イノベーションにおける、台湾のリーダーシップを示す事ができました。
スマート・エコノミーの新時代において、新技術による市場を開拓することは、経営者の重要課題です。2018年9月27日から29日まで台北世界貿易センターで開催されたTIE 2018では、1,000以上の特許技術や革新的ソリューションが紹介されました。展示分野には、スマート製造、ビジネス工学、ヘルスケア、ワークスタイル変革などが含まれます。多数の来場者が、TIEが最も重要な技術展示会として、世界に認知されたことを示しています。
TIEによって、台湾は技術交流の国際的拠点へ
台湾の陳建仁副総統は開会式のスピーチで、「TIEは過去13年で2万もの革新的技術を紹介してきました」と述べました。TIEは世界が近年達成してきた技術革新の縮図です。関係省庁の協力のもと、台湾政府は今年TIEの内容をスケールアップし、名称を「Taipei International Invention Show & Technomart」から新たに「Taiwan Innotech Expo」と変更しました。「新たに生まれ変わったTaiwan Innotech Expoは、台湾『5+2』の主要イノベーション産業に関連したR&Dプロジェクトや人工知能(AI)、ビッグデータ、IoTなどの革新的技術に焦点を当てたものだ」と陳副総統は強調しました。「TIEが国内外の企業提携の促進だけでなく、台湾が先端技術取引の国際的拠点となることを期待している」とも語っています。
開会式ではさらに、台湾経済部の王美花副次長が、今年から「未来テクノロジー」「サステナビリティ」「革新的発明」の3つのテーマ別パビリオンが加わったことを示しました。また、33か国から93の企業やR&D機関が出展したことに感謝の意を表明しました。出展者の増加により、より多様な分野の技術が紹介されました。
イノベーションが産業のスマート化を促進
TIE 2018の3つのテーマ別パビリオンでは、産業発展に貢献する独自ソリューションが多数紹介されました。「未来テクノロジー」エリアで最も注目されたのは、Chuan Yuan Information Co. Ltd.が開発したBC-Gatewayシステムです。セットトップボックスに似たBC-Gatewayがリアルタイムモニタリング、故障診断、ビッグデータ保存などの機能をもち、インライン設備の自動化を推進するだけでなく、モバイルデバイスで遠隔からアクセス可能です。BC-Gatewayは現在、さまざまな産業設備に導入されています。他に海外バイヤーの注目を集めたのは、Chuan YuanとChie Mei Enterprise Co. Ltd.が共同開発したスマート梱包機です。「サステナビリティ」エリアに展示された高性能・高燃費モーターシステムは台湾発のイノベーションです。台湾の工業技術研究院(ITRI)開発のモーターは回転速度の速さが特徴で、高速延伸式圧縮機に組み込まれ高い性能を発揮します。ITRIはこの技術が工場、商用ビル、廃水処理設備に使用されることを期待しています。
「革新的発明」エリアで最も関心を集めたのは、国立屏東科技大学の「インテリジェントでカスタマイズされたペットフード管理&ECシステム」です。このソリューションは、獣医と栄養士の専門知識をデジタル化し、ペットの品種、年令、体重、性別、食事摂取量に合わせて最適なペットフードを提案します。このシステムでは、ペットフードメーカーが通常の販売ルートを経ずに、直接消費者に販売することが可能です。TIE 2018の展示では産業、学術機関、研究機関間のシナジーが目立ちました。産学連携は、より大きな利益、革新的な製造プロセス、そして環境負荷の軽減につながります。
新たなビジネスチャンスが浮上
TIE2018でのビジネスマッチングは国内、国際レベルでの貴重な提携の場となりました。ニュージーランドの無人航空機メーカーであるDotterel Technologies Inc.は、台湾提携パートナー探しの為にTIEに参加しました。また、昨年のTIEでPlatinum Awardを受賞したDr. Amber Chenは今年、米国のバイオテクノロジー企業と共同で絹タンパク質素材の事業化を検討する機会に恵まれました。TIE2018の3日間で1,500もの業務提携に関する商談が行われました。
陳副総統は、「台湾経済の発展にとってイノベーションは原動力である」と強調しました。将来、TIEが年に一度の展示会として定着することで、台湾国内産業の発展に寄与していくことでしょう。台湾政府と主催者は、来年度さらに多くの来場者が世界から訪れることを期待しています。次回のTIEは2019年9月26日から28日に開催予定です。
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