第5回「日本ベンチャー大賞」農林水産大臣賞(農業ベンチャー賞)受賞のお知らせ
PR TIMES / 2019年5月27日 13時40分
~酪農・畜産関連企業では初の受賞~
酪農・畜産向けIoT ※1ソリューションを提供する株式会社ファームノートホールディングス(本社:北海道帯広市、代表取締役 小林晋也 以下、ファームノートHD)は、第5回日本ベンチャー大賞において農林水産大臣賞(農業ベンチャー賞)を受賞しましたことをお知らせいたします。
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日本ベンチャー大賞は、次世代のロールモデルとなるような、社会的インパクトのある事業を創出した起業家やベンチャー企業等を表彰する制度で、積極的に挑戦することの重要性や起業家の社会的な評価を向上させ、社会全体の起業に対する意識の高揚を図ることを目的としています。経済産業省、農林水産省、オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会が募集し、有識者で構成する審査委員会の選考により多数の有力ベンチャー企業の中から、内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・農林水産大臣賞の受賞者を決定するものです。
このたびの第5回日本ベンチャー大賞では、ファームノートHDの農林水産分野における新事業創出を評価いただき、農林水産大臣賞(農業ベンチャー賞)に選出されました。
2019年5月23日に総理官邸で開催された表彰式では安倍総理、吉川農林水産大臣にクラウド牛群管理システム「Farmnote」、牛用IoTセンサー「Farmnote Color」をご覧いただき、安倍総理からは挨拶にて「ベンチャー精神こそが新しい時代を切り拓(ひら)く鍵であります。これからも起業家の皆さんが未来に向けたチャレンジを安倍内閣として力強く後押しをしてまいります。本日受賞された皆様には、どうかこれからもどんどん新しいものを生み出していっていただきたいと思います。そして、後に続く起業家たちに対して、大いに活躍する姿を見せていただき、勇気を与えていただきたいと思います。」との激励を頂戴しました。
総理挨拶コメント出典元: https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201905/23venture.html
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■ファームノートHDについて
ファームノートHDは、農業IoTソリューション事業を展開する株式会社ファームノート(以下、ファームノート)とウェブインテグレーション事業を展開する株式会社スカイアーク(以下、スカイアーク)を有する純粋持株会社です。
ファームノートは生産性や働き方などの社会課題を持つ酪農・畜産分野にIoTを導入、新規就農者の育成支援や熟練者の勘の可視化、業務効率の飛躍的な改善や牛の健康を一括管理する画期的なシステムを開発したことが評価され、第17回「日本イノベーター大賞」(主催:日経BP社)にて創業5年以下のスタートアップ起業家を対象にした部門賞「日経ビジネスRaise賞」を受賞いたしました。
またスカイアークは、企業のウェブサイトを通じた情報発信に貢献する利便性の高い製品を開発提供しており、これまで2,000社を超える大小様々な企業にて導入されています。
本社所在地: 北海道帯広市公園東町1丁目3-14
代表者:代表取締役 小林晋也
設立:2016年12月
■ビジョン
私たちは、人の心が豊かになれば世界は豊かになると信じています。
人とのつながりを大切にし、心動く「驚き」を創り上げることで、そのワクワクが感情の輪として世界に広がり、地球に大きなインパクトを出せると信じています。ファームノートHDは「生きる」を、つなぐ。をグループビジョンとし、技術革新を通じて持続可能な地球の豊かさに貢献します。
農業IoTソリューション事業を展開するファームノートは「世界の農業の頭脳を創る」を企業理念とし、インターネット技術を活用して持続可能な食糧生産を実現したいと考えています。また、ウェブインテグレーション事業を展開するスカイアークでは「伝えるを、もっとかんたんに。」を企業理念に掲げ、コミュニケーションの革新を通じて、お客様・従業員・地域社会の「幸せ」に貢献したいと考えています。
■事業の革新性
ファームノートは、これまで紙の台帳でアナログ管理をしていた牛の飼養記録や共有を、全てのスマートデバイスで時間と場所を選ばず管理できる製品を提供しています。酪農・畜産生産者の働き方を含む業務効率の改善やコミュニケーションの改善、生産性向上に向けた経営判断に貢献すると導入生産者から高く評価されています。また徹底的にこだわったUIにより、誰でも簡単に操作できることからITに明るくない高齢の方でも簡単に利用できる点も評価されています。 センシングした牛の活動データを人工知能で解析することで、気候環境・飼養形態・品種・個体毎に異なる牛の授精適期や体調変化を精度よく検知できる点に革新性があります。
その他、日本の酪農飼養形態の50%以上を占める繋ぎ牛舎では牛の行動量が大きく低下する為、従来の牛向け行動モニタリング製品では利用対象外となっていました。ファームノートが開発した繋ぎ牛舎専用のアルゴリズムでは、限られた牛の行動データの中から授精適期の検知が可能で、国内酪農の大多数を占める繋ぎ牛舎でも生産性向上に向けた製品利用が可能な点が革新的です。
■事業現況と今後の見込み
ファームノート製品のリリースから約5年、酪農・畜産生産者の約2,900戸(約29万頭、国内頭数シェア約8%)にご利用頂いています。まだ機能改善や品質向上の過程ですが、製品がこのようなスピードで拡販されている事実は、顧客課題の解決やプロダクトマーケットフィットの実現に真摯に取り組んでいる成果と考えています。今後は酪農・畜産分野へのさらなる深堀、海外展開、他の農業分野への展開を見据えています。
世界の約40%の穀物消費率を占める酪農・畜産分野、特に割合の高い牛の深堀と生産性向上を実現することで、世界的な農地有効活用と食糧問題の解決を日本から貢献できないかと考えています。その為に、搾乳機器や国の個体識別情報など牛にかかる散在したデータを集約する技術サービスの開発も進めます。そして酪農・畜産における地球規模での生産性向上と、意思決定(人にしかできない仕事)にフォーカスできる世界の実現に向け、今後は国内で培った技術と製品サービスをもって海外に展開したいと考えています。
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