ウインドリバー、自動から自律型システムへの進化を加速するエッジプラットフォームを発表
PR TIMES / 2019年3月14日 12時40分
2019年3月14日– ウインドリバー株式会社(東京本社:東京都渋谷区恵比寿1-1-39)は、本日、 Wind River Helix™ Virtualization Platform(Helix Platform)の日本市場向け正式リリースを発表しました。本プラットフォームは、同社の業界をリードする商用リアルタイムOS(RTOS)と組込みLinuxディストリビューションを、エッジコンピューティング用ソフトウェアプラットフォーム向けに統合したものです。同じフレームワークの中で他のOSを未修正で実行することが可能です。ウインドリバーポートフォリオの横断的なソフトウェア開発環境を提供します。
航空宇宙プラットフォームの進化、産業用インフラの更新、自動運転の進歩など、さまざまな業界でより高度なエッジコンピューティングが出現しています。今後システム開発者は、長年使われてきた専用ソフトウェアをメンテナンスしながら、最新のソフトウェアやクラウド運用技術に迅速に適応することが求められます。開発アプローチの進化を目指したこのようなパラダイムシフトは、柔軟性、応用範囲、管理性の面でメリットをもたらします。その一方で、変化のペース、ハードウェアやソフトウェアテクノロジの選定、将来への対応といった点で、設計上の新たな課題や不確実さを生み出しています。また重要インフラもインテリジェント化が進み、さまざまな形態のAIがエッジデバイス上で動作するなか、複雑さや不確実性が一層増しています。
開発者は、現在のプロジェクトが現在のコンプライアンスの要件に対応するとともに、将来、新たなハードウェア、ソフトウェア、フレームワーク、クラウドサービスが必要になったときに、大がかりな変更を必要としないようロードマップを計画する必要があります。Helix Platformでは、レガシーソフトウェアをそのまま手を加えずに、新しいアプリケーションと並行して稼働でき、一貫性のある、スケーラブルでアジャイルなプラットフォームがもたらすメリットを、エッジデバイスで享受できます。
Helix Platformは、重要インフラ開発の幅広いニーズに応えます。認証要件のない非常に動的な環境、アビオニクスや産業用途といった規制の厳しい静的なアプリケーション、さらにはオートモーティブ分野のような安全認証取得済みアプリケーションと認証不要アプリケーションの混在が必要なシステムなど、広範に対応できます。以下の機能により、資産価値を高め、運用コストを削減することで、ROIの最大化と総所有コストの最小化を実現します。
堅牢なタイム/スペースパーティショニング機能:ウインドリバーの業界をリードするRTOSと仮想化テクノロジ、安全認証機能、COTSの認証取得用ドキュメントの活用
マルチOS機能:重要度の異なるワークロード混在させて、1つのエッジコンピューティングプラットフォーム上に集約することが可能
複数のアプリケーションを1つのプラットフォームに統合:標準のエッジデバイスで、異なるシステムニーズに対応することが可能。たとえば、RTOS上の低レイテンシの制御機能と、機械学習のようなLinuxベースのアプリケーションやフレームワークの共存
ウインドリバーのプレジデント兼CEO、ジム・ダグラスは次のように述べています。「業界は、多くの重要インフラシステムの開発で、オープンソースのLinuxと実績のある商用RTOSの両方が必要になる、異種システム両方の採用の方向に進んでいます。Helix Platformは、VxWorks(R)とWind River Linuxを1つのソリューションに統合し、両環境の最高のソリューションを1社のサプライヤから提供するものです。ウインドリバーの豊富な実績のあるテクノロジ資産と、他社にはないセーフティ分野の専門性を生かしたHelix Platformは、ウインドリバーが自動デバイスからよりインテリジェントで自律的なシステムへの進化を加速し続けるうえで、重要な構成要素です」
本ソリューションの構成は、VxWorksと仮想化テクノロジに、Wind River Linuxとシステムシミュレーション用Wind River Simics(R)が統合されています。安全規格DO-178C、IEC 61508、ISO 26262の厳しい安全認証要件を満たしています。OSに依存しないHelix Platformは、Microsoft(R) Windows(R)や自社製品など、未修正のゲストOSを実行できます。また、マルチコアハードウェアサポートを提供しており、32-bitおよび64-bitのゲストOSに対応したArm(R)、インテル(R)、NXP(R)、Xilinx(R)の最新チッププラットフォームに対応しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/41858/2/resize/d41858-2-357969-0.png ]
■ウインドリバーについて
ウインドリバーは、エッジコンピューティングソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジは1981年から世界で最も安全でセキュアなデバイスに搭載され、20億を超える製品に使用されています。包括的なポートフォリオは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムに支えられています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準の安全性、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性が要求される重要インフラシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのサイトをご覧ください。www.windriver.com/japan
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Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。
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