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「Mimicry Design」と「DONGURI」資本業務提携により、横断経営によるイノベーションマネジメントを実践。

PR TIMES / 2020年3月3日 11時15分

~コンサル×デザイン×ファシリテーションの統合サービスを、イノベーション研究を裏付けに提供~

Mimicry Design(代表取締役:安斎勇樹)とDONGURI(代表取締役:ミナベトモミ)は、社会におけるイノベーション課題の解決のため資本業務提携を行います。同時に安斎勇樹はDONGURIのCCO(Chief Cultivating Officer)、ミナベトモミはMimicry DesignのCOO(Chief Operating Officer)に就任し、横断経営を相互に行うことで事業推進してまいります。



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<国内市場におけるイノベーション課題を研究と実践を往復しながら、コンサルティングを行います。>
国内の市場成長が伸び悩むなかで、市場ニーズに適合した事業の創出、これまでにない付加価値を持った製品を生み出す「意味のイノベーション」の推進、組織の枯渇した創造性を取り戻すための組織開発など、事業と組織のイノベーションの推進が大きな課題となっています。しかしながら、多くの企業がさまざまな手法を採用し、力を入れながらも、イノベーションを生み出し続けることは依然として困難とされています。私たちは、イノベーションが生まれない要因を以下のように考えています。

第一に、組織が過去の成功に囚われ、既存事業の安定成長ばかりに注力し、新規事業の開拓に資源を割いていないがために、組織能力や経営理念をアップデートできなくなっていることが挙げられます。イノベーションにおいて必須とされる「両利きの経営」のバランスが取れなくなっている状態です。すなわち、組織レベルの創造性の枯渇の問題です。

第二に、組織を構成するチームの関係性が固着化し、「対話的なコミュニケーション」が不足し、新しい「意味」が生まれにくくなっているためです。近年注目されている「意味のイノベーション」や「対話型組織開発」の背景理論を参照しても、組織のイノベーションは、常にチームの対話から生まれる「意味」が起点となっていることは明白です。すなわち、チームレベルの創造性の枯渇の問題です。

第三に、効率論の偏りによって個人の内側から湧き上がる「衝動」が蔑ろにされており、事業を創るプロセスそのものを楽しめていないためです。新しいものを生み出す過程は、人間にとって本質的に楽しいものであるはずです。イノベーション活動に「遊び心」が欠如していることが、大きな要因の一つです。すなわち、個人レベルの創造性の枯渇の問題です。

以上のように、組織・チーム・個人のそれぞれの階層において、創造性が失われている状態こそが、イノベーションが生まれにくい要因ではないかと考えています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/54608/2/resize/d54608-2-768288-1.png ]


3つの階層の創造性を高度に両立し、「イノベーションが生まれるために耕された土壌」の状態を定義したものが、“Creative Cultivation Model”です。東京大学大学院情報学環特任助教を兼任する安斎勇樹が、これまで10年以上かけて研究してきた、個人とチームの創造性を活かすワークショップデザイン・ファシリテーション論を基盤に、組織イノベーションの関連理論を統合することによって開発しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/54608/2/resize/d54608-2-160113-2.png ]


<イノベーションマネジメントの為の、「事業コンサル/組織コンサル/デザイン/ファシリテーション/研究」5つの新結合コンサルティング>
クライアント組織に“Creative Cultivation Model”を実現するためには、個人の衝動を刺激し、チームの対話的関係性を支援するワークショップ型の事業開発/組織開発におけるファシリテーション技術と、持続的に事業と組織を成長させるために、インターフェースと構造をかたちづくる事業デザイン/組織デザインにおける
デザインコンサルティング技術の、双方を組み合わせることが必要です。

近年、コンサルティングファームによるデザインファーム/クリエイティブエージェンシーの買収がトレンドになるなど、経営コンサルティングとデザインの結合は大きなテーマでした。そうした事例を背景として、創業当初からコンサルティングとデザインをサービスとして提供してきたDONGURIと、ワークショップデザインとファシリテーションの研究と実践を推進してきたMimicry Designにより、デザインの経営におけるパフォーマンスを最大化する解となると信じています。

以上のように、Mimicry DesignとDONGURIは、両者の強みを活かして、クライアント組織における“Creative Cultivation Model”を実現し、イノベーションの推進に伴走します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/54608/2/resize/d54608-2-669215-3.png ]


<2社横断経営を実践しながら、自社においてもCCM実装の実証研究を行ってまいります>
両社の経営を横断して組織編成を行い、ファシリテーション/アカデミック/組織コンサル/事業コンサル/クリエイティヴからなる5つのプロフェッショナル組織と優れたマネジメントにより、CCMの実践を自社においても実践してまいります。また、それらの組織を越境したコラボレーションを行うことにより、あらゆる「知の新結合」を実現し、最も創造性豊かで遊び心あるプレイフルファームの実現をします。※横断経営の取り組みにつきましては、改めてお知らせしてまいります。

[画像5: https://prtimes.jp/i/54608/2/resize/d54608-2-436823-8.png ]

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□株式会社ミミクリデザイン 代表取締役 安斎勇樹
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<人の"学ぶ力"を最大限に発揮しながら、Mimicry/DONGURIのポテンシャルを最大化する。>

私の信念は、社会や組織のあらゆる課題は、人間の変化する力、すなわち「学習する力」によって解決できると信じていることです。"組織のイノベーション"というと大袈裟に聞こえますが、それは組織の一人ひとりが「学習」のプロセスを積み重ねた結果だと考えています。

私はこれまで学習科学・教育工学領域の研究者として、ワークショップデザインとファシリテーションの方法論について、実証研究を重ねてきました。学校現場や受験教育ではポテンシャルがうまく発揮できていなかったはずの子どもたちに、遊び心のある一工夫された「問い」をひとたび投げかけると、途端に大人が驚くような創造的なパフォーマンスを発揮する。そんな場面を、何度も目の当たりにしてきました。自称"ポテンシャルフェチ"である私にとって、子どもたちの才能が開花する様子を見守ることは、胸が踊る瞬間でした。そうした人間の学習と創造性のメカニズムを解明するために、ワークショップ研究に邁進してきたのです。

個人の創造性がうまく発揮できず、ポテンシャルが阻害されてしまっている問題は、実は子どもたちだけの問題でなく、企業組織においても蔓延している現代病であることを、高まるワークショップニーズのなかで実感してきました。多くのビジネスパーソンたちが、「好き」だから就いたはずの仕事において、自分の「衝動」に蓋をしてしまい、事業や組織をつくりだすプロセスを楽しめていない。成果に対するプレッシャーのなかで、イノベーションの正解を「外側」から探すようになり、まるでマーク式のテスト問題に取り組む様な態度で、組織の変革に関わっている。そのような状況に強い憤りを感じ、Mimicry Designはボトムアップ型のワークショッププロジェクトを繰り返してきました。

そうしたある日、まるで日々の業務を「遊ぶ」ように働く、国内トップクラスのスペシャリストたちが集まるDONGURIという会社に出会い、意気投合しました。DONGURIを率いるミナベトモミ氏は、飄々としながらも、話せば話すほど、私個人、そしてMimicry Designの根底思想と共鳴し、また「現代の創造性の病」に対する僕たちにはない稀有な処方箋を持っていることを確信していきました。思想を共有しながらも、スキルセットが補完関係にある2社が学び合うことによって、単独では生み出せなかった創造的なパフォーマンスが発揮されていくでしょう。今回の資本業務提携は、ポテンシャルフェチの私としては、ただただ楽しみでなりません。

□株式会社ドングリ 代表取締役 ミナベトモミ

[画像8: https://prtimes.jp/i/54608/2/resize/d54608-2-261060-7.jpg ]

<日本のイノベーション課題を、最も遊び心を持った創造性あるファームとして解決する。>

イノベーションには強いカリスマ的なリーダーが必要とされ、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクの ようなリーダーシップを求められるのが一般的な考え方です。しかし、イノベーションにおいては、1人の強いカリスマがトップダウンで物事を進めるよりも、100人のメンバーがボトムアップで強い意欲を持ち、組織をファシリテーションさせる方が圧倒的な力となり、サスティナブル・イノベーションを実現可能とするのです。

多くの組織変革を手がけるなかで感じたのは、優れた戦略や構造だけでイノベーションは成り立たないということです。効率論を重視してROI追求やPMFにより短期P/Lが上手くいったとしても、「文化・成長・意欲・未来の事業の芽」などの「人」を軸にした可視化されない資産を消耗し、前借りしているに過ぎないケースが多く見られます。そうした経営における両利きの状態を放棄して、短期的成功に溺れる「サクセストラップ」に多くの企業が陥っているのが現状です。

イノベーションは、「中長期レンジによる戦略的資産形成」「市場における短期的なROI追求による成功」という両方のバランスを、組織/チーム/個人における構造・対話を基本としたうえで「戦略的なプログラム」により追求していかなければなりません。そして、そのなかでも最も大切なのは、「人の可能性」を信じるということ。「人の可能性を信じる」強い意志を持った経営リーダーと共に、我々はいつも変革を共にしたいと考えています。

今回の取り組みは、私にとって大切な友人でもある安斎氏、そして素晴らしい可能性を持ったMimicry Designに在籍する最高のファシリテーターたちと手を取り合い歩んでいく、大きな第一歩目となりました。日本におけるイノベーションマネジメントの研究と推進が、相互連携によって、着実に前進できると強く信じています。さらに、DONGURIに在籍し歩んできた、国内最高のコンサルタント・クリエイターと信じてやまない、大好きなメンバーたち。そんな仲間とともに進んできた道だからこそ、これからの未来がより開けたと感じています。

私自身も、「人の可能性を信じる経営者」の一人として、この船に乗った40人程のメンバーたちと、最高に創造性溢れる場所にしてまいります。この3月から新しく「Mimicry Design/DONGURI」の共同ビルを北参道駅近くに構えますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。皆さん思いきり楽しんで行きましょう!さあPlay it Fun!

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