拡張性の高い商用車向けEV充放電システムを開発する東大発エネルギーテックスタートアップ株式会社Yanekaraがシードラウンドで5500万円の資金調達を実施
PR TIMES / 2021年9月8日 12時45分
高効率な太陽光直流充電により電気とモビリティーを脱炭素化
複数台のEVを太陽光発電で走らせることに特化した充放電システムを開発する株式会社Yanekara(東京都台東区、代表取締役:松藤圭亮、以下「Yanekara」)は、事業開発を加速させるため東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)、株式会社ディープコア(以下DEEPCORE)、及びエンジェル投資家らよりJ-KISS型新株予約権によるシードラウンドの資金調達にて5500万円の調達を完了したことをお知らせいたします。
EVを新たなエネルギーストレージとして活用。屋根から自然エネルギー100%社会を目指す
Yanekaraは、一基で複数台のEVを太陽光で充電することのできる充放電機器(V2X機器)と、電気自動車(EV)を含む多様な分散エネルギーリソースを群制御することのできるクラウドシステムを開発している東大発のエネルギーテックスタートアップです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/67381/2/resize/d67381-2-afa60dea89b574266582-1.jpg ]
創業者が20代前半であるYanekaraは、「次世代」つまり自分たちが生きていく未来に「屋根から自然エネルギー100%の未来を創る」ことを目指しています。日本においてカーボンニュートラルの実現を目指し、再生可能エネルギー(再エネ)を大量導入していくためには、常に変動する再エネ電源からの発電量と電力需要量を一致させるためのエネルギーストレージが必要になります。また、電力だけでなくモビリティーの脱炭素化も同時に進めなければいけません。Yanekaraは急速に普及しつつあるEVを太陽からのエネルギーで走らせるだけでなく、それらの蓄電能力を電力の需給調整に活用することで、再エネが主力電源化した日本を1日でも早く実現します。
複数台EVの太陽光での充電と放電を管理できる新たなクラウド充放電システム
EVには巨大なバッテリーが装備されていますが、駐車中は遊休資産の状態となっています。一方、再生可能エネルギーが大量に導入された電力システムでは、電力の需給バランスを調整するための蓄電設備が求められます。EVの中に眠っているバッテリーを有効活用するためには、充放電器が必要になります。しかし、従来の充放電器は高額なため導入が進まず、結果、EVバッテリーは活用されることなく駐車場で眠っていました。Yanekaraは、新たな充放電システムを開発し、このEVバッテリーを有効活用します。EVの充放電はクラウドから全て自動で行い、EVなど多数のエネルギーリソースを群管理・制御します。電力の需給調整を助けるだけでなく、ユーザーの電気代を削減する目的の制御も行います。また災害時にはEVを非常用電源として使うことで、停電していても最低限の電気とモビリティーを賄えます。
今回の資金調達により、充放電器の実証実験・量産準備を展開していきます。また、充放電器やクラウドシステムの開発を担う人材も積極的に採用する方針です。採用については同社のホームページをご覧ください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/67381/2/resize/d67381-2-1bc8b952171c692abecf-0.jpg ]
<株式会社Yanekara 代表取締役 吉岡大地 コメント>
2019年の元旦に学生の研究開発プロジェクトとしてスタートしたYanekaraは、東京大学関連の様々な起業支援を受けさせていただき、着実に製品開発、事業開発を進めて参りました。そして、この度の調達ラウンドでいただきました、まさに未来への投資を活用し、自然エネルギーの普及とモビリティーの脱炭素化を強力に推進できる技術を実装してまいります。
<東大IPC マネージャー 古川圭祐 コメント>
2021年1月に弊社主催の起業支援プログラム「1st Round」でYanekaraチームを採択させて頂き支援して参りました。個人としては、法人設立前から相談に乗ってきました。Yanekaraの開発力や事業開発力はもちろん、日本の再生可能エネルギー普及への貢献にも大いに期待しており、この度改めて、株主としてご一緒できることを非常に嬉しく思います。今後、Yanekaraと共に、Yanekaraシステムの導入を進め、自然エネルギー100%の日本を創ることを目指してまいります。
<DEEPCORE Manager, Incubation 玉岡 靖弘 コメント>
再生エネルギー普及への熱意を軸に、周囲の人を巻き込み・説得しながら障壁を解決し、実現に向けて物事を動かしていく松藤CEO・吉岡COOの力に高い期待を寄せています。DEEPCOREが運営するKERNELコミュニティにて、当社チームがフルスタック開発・実装力を研鑽し続ける姿を間近でみてきました。当社が目指す「屋根から自然エネルギー100%の未来」に向けて、引き続きご一緒できることを嬉しく思っています。
【株式会社Yanekaraについて】
2020年6月設立の東大発スタートアップ。自分たちの世代が生きていく未来に「自然エネルギー100%の未来」を実現するため、電気自動車をエネルギーストレージとして活用するための充放電システムを開発している。代表の松藤は、独立行政法人情報処理推進機構が実施する人材育成事業「2020年度未踏アドバンスト事業」に採択され育成支援を受けたエンジニアである。これまでにYanekaraは、東大IPCのアクセレレーションプログラム「東大IPC 1st Round」や、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のNEDO Entrepreneurs Program(NEP)などに採択され、支援を受けてきた。
ホームページ: https://yanekara.jp/
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