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「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド」発行のお知らせ

PR TIMES / 2021年7月30日 19時15分

発熱者対策における正しいサーモグラフィの利用促進と啓蒙を目指して!

このたび、一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会(代表理事:神戸大学教授 阪上隆英)は、「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド編集委員会(特別顧問:兵庫医科大学主任教授 小柴賢洋)」を設置して、新型コロナ禍において需要が急拡大しているサーモグラフィについて、発熱者のスクリーニングを、より効果的に正しく活用いただくために、必要な基礎知識や運用方法などに関するガイドを発行いたしました。本ガイドは、正しい利用の促進と啓蒙の一助になることを目指して、広く皆様方に活用いただきたく、当協会のホームページに掲載して公開いたします。



[画像: https://prtimes.jp/i/78428/2/resize/d78428-2-dc7075a26fb22d6c656e-0.png ]

▼ 運用ガイドの発行にあたって

赤外線サーモグラフィは、遠隔から非接触・非侵襲に体表面の温度分布を可視化表示できることから、集団の中から疾病により発熱している人をスクリーニングする目的で、これまで空港検疫における水際対策等に効果的に使用されてきました。

昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、その用途は空港検疫だけでなく、多くの人が集まる医療機関、学校、公共施設など、様々な場所での発熱者スクリーニングに拡大しています。これに伴い、発熱者スクリーニングのための多種多様な機器が数多く市場に出回るとともに、発熱者スクリーニングを必要とする使用者も、赤外線サーモグラフィによる温度測定の原理、正しい使用法、誤差要因、適用限界等に関する基礎知識を持たないまま、誤った使い方をしているケースも散見されており、混乱が生じかねないとの不安の声も聞かれます。

日本赤外線サーモグラフィ協会(ITA)では、かねてから赤外線サーモグラフィを正しく利活用いただくための情報発信に努めてまいりましたが、このたび「発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイド編集委員会」を組織し、赤外線サーモグラフィを用いた発熱者スクリーニングを正しく運用していただくために必要な基礎知識を、ハードウェア・ソフトウェアの両面から検討し、発熱者スクリーニングサーモグラフィの運用ガイドを編集・発行することになりました。

本運用ガイドの目的は、赤外線サーモグラフィによる温度測定の原理を知っていただき、正しい基礎知識のもとに発熱者スクリーニングを正しく運用していただくことであり、特定の装置、体表温計測・表示の機構、あるいは測定部位を推奨または排除するものではありません。装置の特性、測定原理、測定に及ぼす影響因子等に関する正しい知識のもとで、正しく運用いただければ、より効果的な発熱者スクリーニングを行っていただけることを、赤外線サーモグラフィを利活用いただく皆様にご理解いただければ幸いです。

本運用ガイドでは第1報として、皆様に発熱者スクリーニングサーモグラフィを運用いただくにあたり「必要」な情報を提供することを考えました。しかしながら、これで「十分」であるとは言えない面もあり、編集委員会メンバーは、今後も関係する省庁等とも連携しながら、感染症の発熱者スクリーニングの対策に有用な赤外線サーモグラフィ技術の発展に向けて、継続的な取り組みを検討しており、続報の発行につながるように進めて行く予定です。

▼ 運用ガイドのもくじ


はじめに


サーモグラフィとは?
体表温度(体の表面温度)と体内温度の違い


サーモグラフィの基礎知識

測定に影響を与える環境の3大要素
その他計測に影響を与える環境や外的因子
事前に確認しておくべき仕様


運用・測定の注意

設置場所
測定する部位
判定
サーモグラフィの選び方
スクリーニングの注意点


FAQ(よくある質問と回答)
参考文献


▼ 「発熱者スクリーニングサーモグラフィ運用ガイド」掲載先URL


https://www.thermography.or.jp/pdf/guide20210730.pdf


編集:発熱者スクリーニングサーモグラフィ運用ガイド 編集委員会
発行:一般社団法人日本赤外線サーモグラフィ協会

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