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画業60年のかわいい伝説「花村えい子と漫画 」開催! 

PR TIMES / 2021年6月1日 14時58分

2021年8月7日(土)~9月12日(日) 川越市立美術館

少女漫画のパイオニアとして活躍した漫画家、花村えい子の展覧会「画業60年のかわいい伝説 花村えい子と漫画」が、2021年8月7日(土)から9月12日(日)まで、埼玉県 川越市立美術館にて開催されます。2019年7月、福岡県 嘉麻市立織田廣喜美術館(福岡県)にてスタートした巡回展の2会場めとして、作家の出身地での開催となります。
本展覧会では、約140点に及ぶ原画作品を軸に、制作時期を6つの章に分けて展示、描き続けられた漫画の中の“女性像”の推移と少女漫画の歴史に迫るとともに、1959年のデビューから60年以上に及ぶ制作活動の軌跡を辿ります。



[画像1: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-468556-0.jpg ]


2020年12月3日に惜しくもこの世を去った漫画家・花村えい子(享年91歳)。花村が作家として歩んだ道のりは、そのまま少女マンガの歴史と重なります。女性の、女性による女性のための創作として世界でも稀有な表現とされる少女マンガを、黎明期から中心作家の一人として支えました。
その作品は、エンターテインメント性溢れる情緒豊かな作風で人気を博し、多くの人を魅了する繊細な筆致でさまざまな世代の女性たちがそれぞれに抱える葛藤をもいきいきと描がかれています。
時代によって移り変わる世相を鮮やかに掴みつつ、貸本から少女雑誌、学年誌から少女マンガ、そして青年誌・レディースコミックと、あらゆる媒体でクオリティの高い作品を晩年までコンスタントに発表し続け、生涯約550点もの作品を手がけました。長い作家人生の歩みは多岐に亘り、今ではその全仕事を追うことはかなり困難となっています。
会場では、当時の貴重な資料と“カワイイ”をデザインしたカラフルな空間で、漫画とともに生きた
花村えい子の作品と人生について、漫画家たちとの交流も紹介するなど作家の魅力にも迫ります。
また、出身地である川越市での開催で、展覧会直前から地元の施設、ショップとのコラボレーションやイベントも予定され、街中で花村えい子の世界を楽しむ企画が予定されています。(詳細は順次発表)
[画像2: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-975985-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-405624-2.jpg ]


【展覧会の見どころ】  
《女性アーティストが描く女性像の軌跡》
約140点の原画作品を制作時期に基づいて6つの章に分けて展示。少女漫画の歴史と女性像の推移とともに
手がけた作品や作風の変化がわかります。色彩感あふれる表現力と躍動する少女たちの姿から、妖艶で表情豊かな大人の女性まで、繊細なタッチで表現された数々の作品を展示。
《ミニシアターでの上映》
会場では、2本の映像を上映します。
1.2019年に収録されたインタビュー:約20分
花村えい子本人へのインタビューを中心に、元少女コミック編集長(小学館)、元Hiミステリー編集長(宙出版)がそれぞれ、ミステリー原作小説を扱う漫画家として先鞭を切った花村とミステリー漫画の誕生秘話を語ります。
後半は、歴代アシスタント達と花村えい子による座談会で、当時の超多忙な制作のようすや食事の話
など裏話満載の楽しいトークが繰り広げられます。
2.オリジナル「モーションコミック ふたりのふうせん」:約15分
1971年、別冊少女コミック(小学館)で掲載された「ふたりのふうせん」に効果音やコマ割りを生かし“モーションコミック”として編集、新しい作品として生まれ変わりました。
《貸し本漫画本、文房具、着せかえなどの貴重な現物展示》


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貸し本や少女漫画誌の掲載誌を始め、少女イラストが製品化された文房具(ノート、スケッチブック、鉛筆など)や雑誌、ノートの付録で当時大人気だった紙製の着せかえの原画など、貴重な品々の展示から当時の少年少女の娯楽や作家の感性あふれるセンスが窺えます。


《世代を超えた漫画家達との交流》
ちばてつや、さいとうたかを、わたなべまさこ、辛酸なめ子など、交流のあった漫画家からの画業60周年のお祝いメッセージや瀬戸内寂聴氏からの直筆手紙などが展示されます。
《子供から大人まで楽しめる展示》
大型のBOOK型什器や特製フォトスポット(会場内はすべて撮影可)、ぬり絵コーナーなど、カラフルで立体的な展示会場は、少女漫画の世界を体感でき、誰でも楽しめる空間となっています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-169436-5.jpg ]


【開催概要】
名称:画業60年のかわいい伝説 花村えい子と漫画
会場:川越市立美術館
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/
〒350-0053埼玉県川越市郭町2丁目30−1
TEL. 049-228-8080 / FAX. 049-228-7870
※ご来館の際は、最新の開館情報および注意事項を美術館ホームページまたはお電話にてお問い合わせください。
会期:2021年8月7日(土)~9月12日(日)
休館日 月曜日(8/9は開館)、8/10(火)
時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
入場料:600円(一般)/300円(大学生・高校生)/中学生以下無料
※団体料金(20名以上)
480円(一般)/240円(大学生・高校生)
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳をご持参の方とその介護者は1名無料
※「川越きものの日」にちなみ、毎月8、18、28日に着物で来館された方は、団体料金を適用

主催:川越市立美術館
企画制作:花村えい子画業60周年記念巡回展実行委員会/有限会社エフ・エム・ジー
協賛:紋蔵庵
協力:埼玉県立川越女子高等学校同窓会、川越氷川神社、株式会社櫻井印刷所、株式会社龜屋、
   公益財団法人日本漫画家協会、株式会社ウイズアンドウイズ、
   ONO BRAND DESIGN、図書の家、学校法人専門学校 東洋美術学校、
   シヤチハタ株式会社、株式会社サクラクレパス、ebookjapan
   ※ 本展は「さいたま150周年プロジェクト」事業パートナーとして登録されています。

   展覧会特設サイト https://60th.eiko-hanamura.com/
   Twitter @eiko_hanamura60
   Instagram @eiko_hanamura60
   Facebook https://www.facebook.com/eikohanamura60
   オフィシャルグッズストア  https://eiko60goods.stores.jp/


【花村えい子】1929-2020年

[画像6: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-450478-3.jpg ]

漫画家、アーティスト 埼玉県川越市出身
社団法人日本漫画家協会 名誉会員
フランス国民美術協会(Société nationale des beaux-arts, SNBA) 正会員
東京工芸大学芸術学部客員教授(2008-12年)
主な受賞歴
1989年 第18回日本漫画家協会賞(優秀賞)
1997年 第1回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門・大賞
2007年 フランス国民美術協会SNBA 特別賞
2017年 フランス国民美術協会SNBA 栄誉賞
2018年 フランス国民美術協会SNBA 優秀賞

1959年、貸し本漫画『虹』(金竜出版社)に「紫の妖精」を描いてデビュー。
1964年『なかよし』(講談社)に「白い花につづく道」で雑誌へ登場後、あっという間に何誌も掛け持ちするような怒涛の漫画家生活が始まる。代表作のひとつ、1966~67年に『週刊マーガレット』(集英社)に連載された「霧のなかの少女」は大きな反響を呼び、少女漫画の原作としては初めてテレビドラマ化された作品。
大きな瞳にキラキラの星、カラフルな髪の色、おしゃれなファッションと、今日世界の人に愛されている少女漫画のスタイルをいち早く描き、少女の心を捉えて離さなかった作品の数々は、少女漫画の歴史の中でも重要な位置を占めた。当時は漫画だけでなく、雑誌の付録の着せ替えやぬりえ、ノートの表紙や文房具(色鉛筆や筆箱等)のキャラクターのイラストなどでも広く採用され話題となり、人気に拍車がかかる。
その後、少女漫画を愛読した読者が大人になっても読める“レディースコミック”の立ち上げに携わり、優れた文芸作品やミステリー小説の原作を漫画として表現、先駆者として新たな世界観を築く。古典を漫画にした「落窪物語」(中央公論社)や、江戸川乱歩、山村美紗、連城三紀彦、内田康夫など数多くのミステリー作品は好評を博し、現在でも重版やコミック誌への再掲載リクエストが絶えないなど、画力だけでなく、表現力、構成力に秀でた漫画家としても評価されている。
晩年は、「源氏物語」(小学館)の発表や絵本の挿絵、CDジャケットのイラスト、書籍の出版、ナレーションの出演、チャリティ作品や国内外への出展と数々の受賞、海外百貨店でのグッズフェア開催・トークイベント出演など、精力的に活動し続けた。
《主な掲載誌》
貸し本:虹、すみれ、渚、虹文庫、若木文庫、こだま、花など
少女漫画雑誌:なかよし、花、週刊マーガレット、少女フレンド、マーガレット、
       りぼんコミック、少女コミック、セブンティーンなど
学年誌・ジュニア雑誌:ディズニーランド、小学五年生、小学6年生、中一時代、
           女学生の友、女学生ロマンなど
女性誌・週刊誌:女性セブン、週刊平凡、ai、ヤングレディ、プチセブンなど
音楽雑誌:FMレコパル 青年誌:プレイコミックなど
女性マンガ誌:For Lady、イブスペシャルフォアミセス、YOU
レディースコミック:Jour、メイ、Comic VAL、シルキー、キュート、MIDORIなど
レディースミステリー:ロマンスミステリー、ミステリーJour、ミステリーYou、
Hiミステリー、ミステリーMIDORI、ミステリーDX、サスペリアミステリーなど
【作品に関するトピックス】
1959年 「紫の妖精」貸し本漫画『虹』(金竜出版社)で、漫画家デビュー
1964年 「白い花につづく道」『なかよし』(講談社)で雑誌作品にデビュー
1966年 「我が愛を星に祈りて」『小学五年生』(小学館)
       連載開始後、続編が『小学六年生』『女学生の友』まで長期連載、
       白血病の少女の日記を元に制作された作品。
     「ポリアンナ」「バレリーナ物語」幼児雑誌『ディズニーランド』(講談社)
       ディズニー映画を原作とした絵物語として巻頭掲載
     「霧のなかの少女」『週刊マーガレット』(集英社)で連載開始
       後に「家庭の秘密」のタイトルで1975年8−11月までTBSでドラマ化され放映、
       同作品は花村によるノベライズ化や主人公の年齢設定を高くして
      「白い慕情」で『女性セブン』(小学館)にも連載。
       また、40年後の2007年「霧のなかの少女」復刻版が発売されるなど、
       完成されたストーリーで息の長い作品として評価される
[画像7: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-693433-13.jpg ]

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1975年 「レコパル・ライブ・コミック」音楽誌『FMレコパル』(小学館)
      音楽家のドキュメンタリーを’85年まで40作以上を手がける
      マリア・カラス、ジョニ・ミッチェル、ビリー・ジョエル、
      エルビス・コステロなど
1976年 「不機嫌家族」(原作 小池一夫)『女性セブン』(小学館)に連載(~’78年5月)
      約2,000ページにも及ぶ最長編作品となる。
1978年 「花影の女」『女性セブン』(小学館)で第一部の連載開始(~’79年6月)
      自身の母・祖母らをモデルにした川越の商人「相模屋」一家を描いた長編
      好評により第二部を連載(’79年8月~’80年6月)
1980年に入って、青年誌や創刊された大人の女性向けマンガ誌が主な作品発表の場となっていく。
’84年頃より創刊ラッシュとなったレディースコミック多数の作品を発表する(出版例/講談社、集英社、秋田書店、少年画報社、双葉社、光文社、白泉社など)。1986年、読み応えのある1話80-100ページぐらいのミステリー作品が1冊に掲載されるような雑誌を熱望し『ミステリーJour』が発刊される。1988年以降、連城三紀彦、泡坂妻夫など本格ミステリー小説のコミック化を多く手がけるようになる。
[画像9: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-674308-14.jpg ]

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1991年 「天河伝説殺人事件」(原作 内田康夫)角川書店
      同作品の映画化にともないマンガ化。内田康夫作品と出会い、以後、浅見光彦シリーズの
コミカライズで第一人者となる
1994年 「RAMPO 幻想怪奇物語」『MIDORI』(講談社)で連載(全3回)
松竹映画「RAMPO」公開に先駆けてタイアップ連載
1997年 「落窪物語」マンガ日本の古典シリーズより(中央公論社)
第1回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門・大賞(「マンガ日本の古典」として受賞)
2000年 瀬戸内寂聴の半生を『YOU』(集英社)で描き(原作 高田郁)、
翌年YOU漫画文庫『20世紀を彩った女たち』第2巻に収録
2004年 「からっぽの空」『私の八月十五日~昭和二十年の絵手紙』(今人舎)
111人の漫画家、イラストレーターが執筆した日本の敗戦を迎えた日を
絵と手記の記録集
2007年 「霧のなかの少女」(小学館クリエイティブ)40年ぶりの復刻版発売
2013年 マンガ古典文学 『源氏物語 全3巻』(小学館)
2015年 絵本『三月十日の朝』(今人舎)(文 最上一平)
2019年 『源氏物語』文庫本(小学館)
2019年 絵本『令和のこころ 万葉の世界と梅花の宴』(ミネルヴァ書房)
2020年 『落窪物語』(中公文庫)ワイド版として再出版
2020年 絵本『古代の都』『奈良の都』『万葉の恋うた』(ミネルヴァ書房)
2021年 絵本『万葉の旅うた』(ミネルヴァ書房)児童書全4巻 万葉集の絵ものがたり
[画像11: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-979189-9.jpg ]

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【主な展示】
2007年 原画展「あっぱれ昭和ガール」(青山 ギャラリー・サロン・ド・フルール)
2007年 原画展「花影の女」(表参道 プロモ・アルテ・ギャラリー)
2008年 画業50周年記念コミック原画展「花村えい子の世界」開催
(川越市立美術館 アートホール)
2009年 「花村えい子のABC展」(gm ten麻布十番)
2013年 「凛々しく可愛らしく 原画ダッシュシリーズ展」
(京都国際マンガミュージアム)
      展示作家:藤井千秋、ちばてつや、竹宮恵子、花村えい子
      花村えい子xちばてつやx竹宮恵子 スペシャル座談会」開催
      その後、東京展へ巡回(神保町・文房堂ギャラリー)
2014年 「漫画家による仏の世界展」出品(2020現在巡回中)
2017年 「起き上がりこぼしプロジェクト」(高田賢三氏発案)に出品
      日本をはじめ世界各地にて展示巡回スタート(2021現在巡回中)
2019年 画業60周年記念巡回展「花村えい子と漫画」がスタート
      会場:嘉麻市立織田廣喜美術館(福岡県)
     ※そのほか、チャリティー展など多数出品
【書籍出版・イベントほか】
2008年 仏パリ、高級老舗百貨店ボンマルシェにて「花村えい子フェア」開催
     オリジナルグッズを販売
2009年 自叙伝『私、まんが家になっちゃった!? 漫画家花村えい子の画業50年』(マガジンハウス)
2010年 イラストブック『花村えい子のハッピーガールズコレクション』(アスペクト)
      装丁・デザイン/森本千絵
2010年 生き方本『花村流 生涯ハッピーガールズのススメ』(ワニプラス)
2012年 アニメーション アンド アート フェスティバル2012 (仏、パリで開催)
      ユーラジアム(日欧文化大学)・パリ校の学生を対象に
「マンガ・ワークショップ」の講師を務める 
同時に原画15展展示とトークイベント開催
2013年 新なにわ塾「まんが大国OSAKAを語ろう」講師を務める
     『再び大阪がまんが大国に甦る日』(新なにわ塾叢書)
として講義録出版される。
2015年 ユーラジアム(日欧文化大学)にて留学生に特別講義
2015年 ガールズコスメ「はるこ」のパッケージにイラストが採用される
     「はるこ 発売記念原画展」を発売イベントと同時開催
2015年 国際交流基金 ロンドン主催「少女漫画のオリジン」トークイベント開催
      会場:Foyles(フォイルズ) (ロンドン、老舗書店)
2017年 セブンイレブンでオリジナル年賀状が発売(継続中)
2019年 川越市氷川神社へ絵を奉納

【最新NEWS】
2021年6月 「花影の女」ニュースサイト「NEWポストセブン」(小学館)にて配信
        小学館が運営するニュースサイト「NEWポストセブン」で配信決定!
    7月  漫画家本シリーズ『花村えい子本』(小学館)発売
花村えい子のすべてをぎゅっとつめ込んだ永久保存版
2022年   「霧のなかの少女」フランスにて出版決定!
少女漫画時代の代表作品が作家とゆかりの深いフランスで出版予定

※2021年5月現在の情報で、時期が変更される場合があります。

【参考画像】
[画像13: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-550214-12.jpg ]



[画像14: https://prtimes.jp/i/79449/2/resize/d79449-2-633434-11.jpg ]


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