Hivestack、リサーチ部門を設立。メタバース(仮想空間)におけるプログラマティックデジタルOOHに注目。
PR TIMES / 2022年5月12日 10時45分
マイクロソフトリサーチの元マネージングディレクターでコンピュータービジョンの草分け、P. Anandan氏がHivestackの特別顧問に就任。
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トロント(カナダ) - 2022年5月12日 - グローバルで独立系最大のプログラマティックDOOHのテクノロジー企業Hivestackは本日、メタバースにおけるインストアメディアのプログラマティック配信に関する研究を行う新しいリサーチ部門を設立したことを発表しました。また同時に、コンピュータービジョンサイエンティストとして著名なP. Anandan氏が、Hivestackの特別顧問として就任しました。
最近のeMarketerのレポートによると、広告主は2021年に米国で310億ドルをリテールメディアに費やし、今後数年で1,000億円規模に達すると見込まれています。このうち、広告費の大半はAmazonとWalmartのデジタルメディアであることがこのレポートで明らかになっています。大手小売業者による、オンラインならびに物理的な店舗の両者で収益化可能な独自のソリューションを使ったカスタム広告テクノロジースタックの導入傾向が拡大しています。
大手小売業者はデジタルサービスにおいて次の段階に進んでおり、現実世界でのリアル店舗に相当するメタバース内での店舗を開発しています。メタバース店舗では、消費者はVRヘッドセットを着用し、アバターと呼ばれる自分の分身が買い物を楽しみます。メタバース店舗では、モバイルデバイスを使った2次元のユーザインターフェースでの買い物より、はるかに没入感のある体験を消費者に提供することができます。メタバース店舗では、アバターを介して商品購入のタイミングで消費者と広告主をつなぐ様々な機会を提供することができます。例えば、メタバース店舗内の壁やバーチャル陳列棚、あるいはバーチャルオーディオ広告などです。予備調査によると、メタバースでの体験は現在のオンライン上での体験をはるかに上回ることがわかっており、このため広告主はより高い広告効果を期待できるのです。
Hivestackの最高経営責任者のアンドレアス・スウプリオティス氏は、「リサーチ部門の設立にあたり、メタバースの仮想店舗においてプログラマティック広告配信を行うためのアドテクノロジーについてプロトタイプを考案中です。メタバースでは、消費者はVRヘッドセットを装着し、実際には屋内にいますが、分身のアバターは屋外(Out Of Home=OOH)にいます。Hivestackの保有するフルスタックのデジタルOOH配信と収益化プラットフォームの大部分はメタバースでのリテール広告配信においても有効ですが、解決しなければならない重要なコンピューターサイエンス上の課題がまだいくつか残っています。プログラマティックDOOHをメタバースと現実空間の双方において実現させるために、必要となるテクノロジーを開発する部門としてリサーチ部門を立ち上げました。」と述べています。
メタと仮想化技術を利用してDOOH広告を売買することもすでに始まっています。Hivestackの日本におけるエクスクルーシブパートナーであるLIVE BOARD(NTTドコモと電通の100%子会社)はすでに屋外広告スペースをNFTとして販売する試みを開始しており、日本初となる屋外広告権のNFT販売を実現しています。
マイクロソフトリサーチの元マネージングディレクターで、マイクロソフトのディスティングイッシュドサイエンティストおよび名誉研究員、現在はビル&メリンダ・ゲイツ財団コンサルタントであり、Hivestackの特別顧問として新たに任命されたP. Anandan氏は自身の役割について次のように述べています。「アバターベースOOHの可能性について、Hivestackにアドバイスできることを嬉しく思います。広告主がこのような新時代の広告の利点を享受できるようにするには、克服しなければならない重要なテクノロジー、製品かつ技術上の重要な課題がいくつか残っています。特に、メタバースにおいては1対1であるアバターを現実空間の1対多の環境にどのように変換すればよいのでしょうか?さらに、これらのクロスユニーバス環境における広告効果の測定はどのようにすればいいのでしょう?そして、さらに、現実空間における行動パターンはメタバースにおける広告接触にどのような影響を与えるのでしょうか?最後に、仮想店舗に対する広告費の支払い方法もまだ答えは見つかっていません。これに関しては仮想通貨が利用される可能性があるでしょう。この場合、DSPとSSP間でのRTBビットリクエストのやりとりは仮想通貨のCPMに基づくものになるかも知れません。まだ乗り越えなければならない多くの課題が存在しています。このような広告テクノロジーの新領域に対応する研究チームの育成に貢献し、広告主が急成長分野である「メタマーケティング」で成功するためのソリューションを提供できることを楽しみにしています。」
Kinetic CanadaのCEO、Kevin McDonald氏は、「リテールメタバースは、現実空間におけるショッピング感覚とモバイルショッピングの使いやすさを合わせた新しい体験を消費者に提供します。Kinetic Canadaは、正確に測定可能な広告効果の向上に真剣に取り組んでいます。消費者とアバターの境界が曖昧になる中、現実空間でのリテールDOOHとメタバースにおけるリテールデジタルOOH広告の組み合わせは、Kinetic Canadaとお客様にとって重要な研究領域です。マーケティングの未来は日々進化を遂げており、だからこそHivestackとともに次元を跨ぐ(現実空間と仮想空間)新しい戦略や結果に基づく新しいマーケティング手法を開発していきたいと思います。」と述べています。
Hivestackについて
Hivestackはグローバルに展開する独立系のマーケティングテクノロジー企業であり、プログラマティック・デジタルOOH(DOOH)のバイサイド(広告主や広告会社など)およびセルサイド(媒体社など)の双方にサービスを提供しています。バイサイドでは、HivestackのDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)を使用して、生活者の行動と移動パターンに基づきリアルタイムでDOOH枠を購入し、計測可能なキャンペーンを実現します。セルサイドでは、DOOH媒体社がHivestackのSSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)やAd Exchangeを使用することで、プログラマティック取引による収益をもたらします。また、Hivestackのアドサーバを使用することでオーディエンス・データに基づく予約型販売も可能です。詳細については、http://www.hivestack.com/ をご覧ください。
メディア連絡先:
ジニー・ボーン
グローバルコミュニケーションディレクター
Hivestack
ginny@hivestack.com
Or
ヘレン・サム
シニアマーケティングマネージャー
Hivestack Japan
helenshum@hivestack.com
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