脳卒中後遺症患者向けに機能改善プログラム「SHARE」を提供開始
PR TIMES / 2021年9月30日 15時15分
【再生医療】×【最新ロボティクス技術】をコンセプトに、MOVETEXと共同開発
MOVETEX株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:内田 泰貴、以下「MTX」)は、2021年10月1日より、脳卒中患者の機能不全治療プログラム「SHARE~互いによりそい、支えあう~」の提供を開始します。再生医療クリニックの「スマートクリニック東京」(東京都千代田区、院長:瀬田 康弘)と共同開発で、年間30万人が発症するとされる脳血管疾患(脳卒中)の後遺症に苦しむ患者の機能不全の早期改善や、患者家族の生活の質向上を目指します。
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【共同プログラム「SHARE」開発の背景】
脳血管疾患(脳卒中)の患者数は約112万人に上ると言われています(厚生労働省「2017年患者調査」より)。脳神経組織が障害される病気のため後遺症が残りやすく、に自由に四肢を動かすことが出来なかったり、歩行障害などの機能障害が生じます。現時点では神経機能を回復させる有効な治療法がなく、また、リハビリの効果が限定的であるなど治療効果は決して満足できるものではないのが実情です。
【共同プログラム「SHARE」のコンセプトと目指すもの】
MTXに出資をしているCYBERDYNE株式会社(茨城県つくば市、代表取締役社長:山海 嘉之)が開発した、装着型サイボーグHAL(R)(以下「HAL(R))を使用した脳神経・筋系の機能改善プログラム「Neuro HALFIT(R)」を全国で展開しています。2020年より、このプログラムにもとづき、脳梗塞や脳出血の後遺症患者様向けに特化したリハビリメニューを提供しています。
また、スマートクリニック東京では、ヒト乳歯由来歯髄幹細胞培養上清液を使用した「サイトカイン点鼻療法※3」を、脳卒中後遺症やアルツハイマー認知症の患者向けに提供しています。
この度、MTXとスマートクリニック東京は戦略的パートナーシップ契約を締結し、【再生医療】×【最新ロボティクス技術】をコンセプトに、MTXのNeuro HALFIT(R)とスマートクリニック東京のサイトカイン療法を掛け合わせた共同治療プログラムの提供を開始します。
サイトカイン療法により、根本的な脳内神経の改善を見込み、Neuro HALFIT(R)プログラムにより、機能改善スピードを加速させ、後遺症からの回復期間を短くすることが期待できます。
両社の知見を組み合わせ、脳梗塞や脳出血などの脳卒中後遺症に苦しんでいる患者と家族の生活改善、広くは社会へのさらなる貢献を目指します。
<オリジナルプログラム概要>
本プログラムは、3か月を1クールとして、月に1回のサイトカイン療法と、週に1回から2回のNeuro HALFIT(R)(下半身専門)を組み合わせて実施します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/86887/2/resize/d86887-2-3f7f03d7a51b132e7722-3.png ]
スマートクリニック東京の医師とMTXのHAL専門スタッフが連携し、患者の症状に合わせて、最適な治療プログラムを提案します。従来リハビリ効果は限定的とされてきた脳卒中後遺症の改善を見込み、患者の社会生活復帰をサポートします。
・開始時期:2021年10月1日から予約受付開始
・受入人数:先着で5名を上限に実施
※まずは少人数から実施し、臨床実績をもとにエビデンスを蓄積して効果検証を行います。
※脳卒中後遺症を対象にプログラムを開始しますが、将来的には、中枢神経を中心に身体全体を対象としたプログラム開発も視野に入れ、両社で積極的に協働していく予定です。
※1装着型サイボーグHAL(R)
CYBERDYNE社が製造・販売する「HAL(R)︎」は、身体機能の改善・補助・拡張・再生を促す世界初の装着型サイボーグです。人が体を動かそうとすると、その運動意思に従って脳から神経を通じて筋肉に信号が伝わり、その際に、微弱な「生体電位信号」が体表に漏れ出してきます。HAL(R)は、装着者の皮膚に貼ったセンサーで「生体電位信号」を検出し、意思に従った動作を実現します。
※2 Neuro HALFIT(R)
身体機能の低下や脳卒中 (脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患) 、脊髄損傷などによる後遺症により、起居動作が難しくなった方に対して、HAL(R)を装着して脳神経系の活動ループを賦活化することで、脳神経・筋系の機能改善を促すことが新しいプログラムです。
従来のリハビリで効果を感じなくなってしまった利用者でも更なる改善が期待でき、身体機能の改善を実感することで気持ちの変化も期待できます。
※3サイトカイン療法
ヒト乳歯由来歯髄幹細胞培養上清液を使用したスマートクリニック東京独自の治療方法です。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する過程で得られる上澄み液であり、幹細胞から分泌された大量のサイトカイン(生理活性物質)を含んでいます。従来の再生医療では、幹細胞そのものを体内幹部へ直接移植する方法のみが有効とされていましたが、幹細胞培養上清液の発見により、幹細胞移植同等の治療効果が期待でき、従来の定説を覆しました。脂肪、骨髄、臍帯など様々なヒト組織由来幹細胞がある中で、スマートクリニック東京では、最も多くのサイトカインが含まれている乳歯由来の歯髄幹細胞培養上清液を使用しています。
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4.両社の概要
【MOVETEX株式会社】
設立 :2020年4月代表者 :内田 泰貴
所在地 :東京都千代田区六番町1-15 六番町プレイス
URL:https://movetex.co.jp/
事業内容 :テクノロジーとスポーツ(=TEX)を多くの人々に提供し、身体を動かすことの感動(MOVE)体験をしてもらう事をコンセプトに、様々なトレーニングメニュー、コンディショニングプログラム、ヘルスケア事業を展開。
【スマートクリニック東京】
開院 :2019年11月
院長 :瀬田 康弘
所在地:東京都千代田区六番町1-15 K.PLAZAビル2階
URL :https://smartcl-medical.jp/
クリニック概要:ヒト乳歯由来の幹細胞培養上清液をつかった疾患の治療(自由診療)を行っている。現在は、脳卒中の後遺症、アルツハイマー型認知症、新側コロナウイルス感染症の後遺症、アトピー性皮膚炎などの疾患が対象。
5.本件に関するお問い合わせ先
MOVETEX株式会社
TEL: 03-6265-6688
Email: dk@movetex.co.jp
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