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【親子の自然体験調査】SDGs、ウィズコロナ、テレワークの時代「親子の自然体験」推進プロジェクトを実施。

PR TIMES / 2022年4月28日 9時45分

企業7社555名の協力を得て「親子の自然体験」の実態調査を実施。更に結果を参考に全国の親子を対象に「リモートプログラム」を開催。本プロジェクトの報告書が完成しました。

NPO法人 森の学校(〒104-0061東京都中央区銀座七丁目18-13-203 https://www.morinogakkou.jp 代表:佐伯剛正)は、新型コロナウイルスによってもたらされた「新しい生活様式」の中での「親子の自然体験の推進」を目的に、東京ボランティア・市民活動センター、企業各社のプロボノチームと連携し、東京都生活文化局の補助事業として「親子の自然体験」推進プロジェクトを実施しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-ef9afc562d7821056934-1.jpg ]

新しい生活様式での「親子の自然体験」推進事業

【内容】
1.保護者へのアンケート調査
コロナの影響前と影響下での「親子の自然体験」についてアンケート調査を実施。
対象者:3歳から小学6年生の子どもをもつ、テレワークを導入している特定の企業に勤める保護者(企業7社、回答数555名、内有効回答数535名)
日 程:2021年7月14日(水)~8月19日(木)

2.ウィズコロナの環境教育プログラム開発
オンラインとオフラインの組み合わせで、「自然体験型環境教育」プログラムを実施。
参加者:東京都、神奈川県、大阪府、福岡県の10家族
日 程:2021年10月9日(土)

【アンケート調査協力企業】 (あいうえお順)
NECグループ
塩野義製薬労働組合
株式会社パソナグループ
マルイグループユニオン・福祉会
株式会社三菱UFJ銀行
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

【プログラム協力】
国際竹とんぼ協会

【メンバー他】
NPO法人 森の学校と、企業ボランティアチーム、東京ボランティア・市民活動センターとの連携で実施。
※東京都生活文化局 補助事業「企業ボランティアプロジェクト」

★特設サイト
https://www.morinogakkou.jp/oyako-co/
「報告書(冊子)」
https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjoxNjQzMDh9&detailFlg=0&pNo=1
※上記の他、「アンケート調査報告書(概要版)」「アンケート調査報告書」があります。
詳しくは、特設サイトをご覧ください。

調査結果=======================
在宅勤務が普及したことで親が子どもと一緒に過ごす時間が増え、親子の自然体験頻度が増えていると仮説をたてて調査をしました。しかし、結果は仮説に反して頻度が減っていました。さらに、在宅勤務ほぼ100%の家庭が、最も親子の自然体験をしていませんでした。完全在宅勤務の人は「子どもといつでも遊ぶことができる」と思い、遊ぶ頻度が減っている可能性や、通勤よりも在宅勤務のほうが働く時間が長く、子どもと遊ぶ時間が減っている可能性も考えられます。


[画像2: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-3e24096bc792a560c1ed-3.jpg ]

また、自然体験に関しては自然が豊かな場所での自然体験(実体験)を望む人が多く、オンラインはあまり重視されていないようでした。五感を使う実体験は重要です。しかし、オンラインプログラムは開拓期です。特性を生かすことで、有効なプログラム手法となる可能性が考えられます。

さらに、身につけたい自然体験と場所についての調査では、豊かな自然を必要とする自然体験(キャンプ、アウトドアスポーツなど)を希望する人ほど、「より自然を感じられる場所」でのノウハウを身につけたいと希望していました。一方、それほど自然が豊かでなくても実現できる自然体験(草花遊び、生きもの観察など)を希望する人ほど、「身近な場所」を希望していました。つまり、親が求める「身につけたい場所の自然の豊かさと、自然体験ノウハウ」には矛盾がないことがわかり、子どもとの自然体験へのぶれがない意識がわかりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-0f147493f58222bde6fd-6.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-ceb0a314c7aff55971d4-7.jpg ]


今後に関して、約92%の親が親子の自然体験を増やしたいと考え、自然体験を通して子どもの人間性が形成されることを期待する回答が多く、自然体験への希望の高さがわかりました。この状況下で、約49%の親が「自然の中での遊び方が分からない」「子どもとの遊び方が分からない」との困りごとを抱えていました。しかし、それらの要求に対して、環境教育プログラムの経済的評価が低い結果となっています。環境教育を推進するにあたって、その意義や価値を伝えることや、専門家の育成等への課題が浮き彫りになりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-8183d44c009097d0bb53-4.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-a73505bf001ab6a86961-8.jpg ]


子どもに求めることについて、今回の調査では「好奇心・探求心」「感性・感受性」が最も求められています。しかし、2018年に森の学校が都心に居住する保護者410名に行った調査では「思いやりの心・他者への理解」が最も求められており、意識の違いがみられました。今後、新型コロナウイルスによる生活様式の変化により、親子の意識や行動も変化していくと考えられます。その変化についても引き続き注目していきたいと思います。
[画像7: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-80eb99fa76669929d7ed-5.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-6e75e1f1f1e986c50d2a-9.jpg ]


竹とんぼリモートプログラムの様子=========


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=b92ZH19zu6M&t=6 ]



プロジェクト仲間の声=================

[画像9: https://prtimes.jp/i/98212/2/resize/d98212-2-c1cffc22cb30dd5a4000-2.jpg ]


プロジェクトを終えて=================
幼少期は、人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期で、五感や情緒の発達が目覚ましく、自己が確立する時期です。この時期に自然とふれあうことは、子どもの心身の発達にとって重要かつ不可欠です。

現在、自然とのふれあいが不足し、子どもの成長に支障があらわれています。新型コロナウイルスによって人々の生活様式も考え方も変わりました。子どもたちは、自分の家族のことだけではなく、周りの人、そして世界中の人のことを考え、行動するようになりました。

新型コロナウイルスと社会がどのように共生していくかは未知ですが、新しい社会に応じた「新しい子どもの環境教育」が必要です。

今回、その新しいカタチを企業ボランティアの方々と一緒に調査・実施しました。企業ボランティアの方々は趣旨に賛同してくださり共に未来を描きながら、積極的にアイディアを出し行動してくださり、プロジェクトを実現することができました。深く感謝いたします。

今後は、森の学校の環境教育の実績と技術をベースに、今回の成果を発展させて「多様な生命が共に存在し続けることができる社会」を目指したいと思っております。社会を変えるためには、多くの方々の力が必要です。ぜひみなさまのご賛同をお願い申し上げます。

=================
企業の方へ: 協働事業(環境教育プログラム)/寄付/プロボノ など
個人の方へ: ボランティア/寄付/SNSのフォロー など

【お問い合わせ】NPO法人森の学校 事務局
東京都中央区銀座7-18-13-203
TEL 03-5565-1144(平日11:00~18:00) FAX 03-5565-1199
https://www.morinogakkou.jp/
E-mail morinogakkou@kankyou.info


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