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【広島市現代美術館】2年3ヶ月の改修工事休館を経て3月18日にリニューアルオープン。再開後初の特別展「Before/After」を開催(3/18~6/18)

PR TIMES / 2023年2月22日 11時15分

広島市現代美術館は、約2年3ヶ月にわたる改修工事休館を経て、2023年3月18日(土)にリニューアルオープンいたします。美術館の再開にあたり、全館を用いた特別展「Before/After」を開催いたします。



[画像: https://prtimes.jp/i/113046/2/resize/d113046-2-64444b78af491c107972-0.jpg ]

このたびの建物改修の前後を比べてみると、一見して違いがわかる場所もあれば、わかりづらいけれども言われてみれば変わったことに気づく、という箇所もあるでしょう。本展では、美術館建物の改修工事という出来事を契機に生じる「前/後」をひとつの足がかりとして、さまざまな「まえ」と「あと」の現象や状況に着目します。例えば、経年によるものの変質や劣化、そして修復による対応は、作品や資料を収蔵する美術館では避けては通れない問題です。また、広島の中心地に建設され、県の産業奨励館として知られていた建物は、被爆後にはヒロシマを象徴する遺構へと姿を変え、原爆ドームという愛称のもと、都市風景の一部となっています。都市を破壊し、人々に健康被害をもたらした核エネルギーは、その後、原子力発電のエネルギー源として世界に繁栄をもたらすとも信じられました。このように、歴史を振り返れば、いくつもの分岐点としての出来事や決断があり、変更や変化が起こってきたことに気づきます。私たちは過去からなにを学び、どのような未来を見ているのでしょうか。旧約聖書によれば、かつて楽園で禁を破って知恵をつけ、そこから追放された人類の末裔は、いまなお世界のいたるところで諍いを起こし、他者の生活を脅かすなど、さまざまな問題を抱えています。それでもなお私たちは、夢や希望を抱くことを忘れず、自らを癒し、ときに後ろを振り返りながらそれぞれの歩みで前へ進んでいくのではないでしょうか。

本展では、社会の変化やシステムにおける綻び、隠され葬り去られた過去や歴史があることを敏感に察知し、作品として発表してきたアーティストたちを取り上げます。彼らは、それぞれのやり方で出来事と真摯に向き合い、変転や変遷のあとさきを静かに想起させる、美しく力強い作品を発表してきました。これらの作品を通じて、さまざまな事象の「まえ」と「あと」とを想起し、変化の有無や差異を認識するのはもちろんのこと、さらにその背景や一連の顛末によってもたらされる功罪や意義を省察する機会となれば幸いです。

出品作家
靉嘔、石内都*、伊藤公象、井上覚造、大岩オスカール、岡本太郎、デニス・オッペンハイム、オノ・ヨーコ、河原温、コウミユキ*、笹岡啓子、鴫剛、四國五郎、下道基行、新生タイポ・プロジェクト(岡澤慶秀、岡本健+)、SUPERFLEX、菅井汲、ナンシー・スペロ、高橋銑*、高山良策、竹村京*、田中功起、田村友一郎、蔡國強、土田ヒロミ、殿敷侃、毒山凡太朗*、2m26、シリン・ネシャット、ダラ・バーンバウム、浜田知明、ジョン・バルデッサリ、平田尚也*、吹田文明、キース・ヘリング、細江英公、松澤宥、南薫造、宮川啓五、ヘンリー・ムーア、森村泰昌、ヤノベケンジ、横山奈美*、若林奮、和田礼治郎*
45名/組
*のアーティストは、本展のために新作を発表


[表: https://prtimes.jp/data/corp/113046/table/2_1_c938639f233d49c43012ca0c7ccefa87.jpg ]


資料
本展プレスリリース(PDF):https://prtimes.jp/a/?f=d113046-20230221-5e9e478e5c898ded7b8ebd5780409b10.pdf
本展チラシ(PDF):https://prtimes.jp/a/?f=d113046-20230221-139002c075974806f766751d348e1a0b.pdf
リニューアル特設サイト:https://www.hiroshima-moca.jp/renewal2023/

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