【省エネ型液体急速凍結機開発のfree freeze】環境配慮型ノンフロンリキッドフリーザーの販売開始

脱炭素社会の実現へ向けた冷凍ソリューションを開発するフードテック企業の株式会社free freeze（本社：東京都目黒区、代表取締役CEO：前野 欽哉、以下FF）は、「環境配慮型ノンフロンリキッドフリーザー」と「-50度を実現するコンプレッサー型リキッドフリーザー」の2機種の開発に成功し、販売を開始いたします。



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＜開発に至った背景＞
FF代表の前野は、日本のIT業界黎明期にITベンチャーの創業メンバーとして業界の急成長に貢献した後に、農業の可能性を見出し、有機農業に進出しました。その後、日本最大規模のマルシェの運営責任者やフードトラック事業などを経験する中で、旬の果物の活用やフードロス対策の一環として、アイスキャンディー事業を開始。美味しく、安全安心で、エネルギー効率の高い製造工程を研究する中で、自ら液体急速凍結機の開発に着手し、10年間の開発期間を経て、この度、2種類のリキッドフリーザーの開発成功に至りました。この技術により、農業・漁業などの1次産業、食品製造・流通業、飲食業などが抱える食品の品質向上からフードロス対策、地球温暖化対策まで様々な課題を解決することを目指してまいります。

＜今回開発した2機種の特徴＞
通常、アルコール液は低温状態（-30～-50度）になると粘度が高まり流れにくくなる特性がありますが、今回FFで開発したリキッドフリーザーは、粘度が高まった状態でも庫内の早い流れを作り出す特殊な装置を組み合わせることにより、従来の凍結機（-30度）と比較して、凍結時間を短縮させることに成功し、凍結過程における品質維持に大きく貢献することが可能となりました。

１.ノンフロンリキッドフリーザー（FF-SEシリーズ）
ノンフロンリキッドフリーザーでは、低電力で急速冷却を可能にする冷却システムを採用しているため、家庭用100V電源で-30度の凍結を実現することができ、さらに室外機も不要のため、従来他社製品のコンプレッサー型リキッドフリーザーと比べ、省エネルギーかつ環境に優しいリキッドフリーザーとなっており、今後の社会課題となっている脱炭素社会の実現に貢献できる凍結機となっています。

２.-50度のコンプレッサー型リキッドフリーザー（FF-ULTシリーズ）
-50度のコンプレッサー型リキッドフリーザーは、一般的な凍結機（-30度）よりも短時間で食品内の水分を凍結させるため、食品の細胞破壊が起きにくく、凍結前の品質に近い状態での保存を可能にします。食品の鮮度保持や品質向上、作業時間の短縮や効率アップにもつながります。FFでは今後、本凍結機の販売のみならず、-50度の凍結機でしか製造できない各種冷凍商品を開発し、発表していく予定です。

＜今後の取組みについて＞
今春には、今回開発しましたリキッドフリーザーの実機を各企業様に見学、および、試作体験をしていただけるフードラボ兼製造工場を東京と京都で開設予定です。今後、FFではリキッドフリーザーをはじめとした凍結機械の開発と冷凍ソリューションの提供、加えて、それにより開発されるこれまでになかった付加価値の高い食品開発と新たな市場を創出していく計画です。

※リキッドフリーザー（＝液体急速凍結機）
真空パックした食品を-30～-50度のアルコールに漬けて凍結させる冷凍方法で、食品を冷凍する過程で氷結晶が大きくなりやすい最大氷結晶生成帯（-1～-5度）を一気に通過させることにより、氷結晶の膨張と食品の細胞破壊を防ぎ、解凍時のドリップ量を大幅に削減し、食品の鮮度や味を保持する事ができます。

＜株式会社free freeze 会社概要＞
代表者：代表取締役CEO 前野 欽哉
本店所在地：東京都目黒区青葉台3-18-3 THE WORKS
設立：2021年11月
資本金：2,800万円
事業内容：急速凍結機（リキッドフリーザー）の開発・製造、冷凍ソリューションの開発・コンサルティング、アイスキャンディーおよびお酒のアイスの開発・製造・販売、冷凍食品の開発・製造・販売
URL：https://free-freeze.com/

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