今夏、常磐線沿線で初開催。「常磐線舞台芸術祭 2023」の22プログラムラインアップ発表
PR TIMES / 2023年5月12日 18時15分
福島県、宮城県、茨城県内常磐線沿線を舞台に、上演・ワークショップ・ツアーなど多彩なプログラムを展開
常磐線舞台芸術祭実行委員会は、2023年7月31日(月)~8月13日(日)の14日間に、常磐線沿線を中心とし、各所で上演、ワークショップ、地域を知るツアーなどの多彩なプログラムを実施する「常磐線舞台芸術祭 2023」を開催いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/118564/2/resize/d118564-2-6cb51784da9e54f31b9c-0.jpg ]
本芸術祭は、2018年よりプログラム・ディレクターである柳 美里が発起人となり計画し、開催に向け始動したものの、コロナ禍の影響により延期を余儀なくされ、本年2023年に晴れて開催を迎える運びとなりました。
上述した通り、プログラム・ディレクターは柳 美里が、フェスティバル・コーディネーターは平田オリザが務め開催いたします。
この度、「つなぐ、」をテーマに「常磐線舞台芸術祭 2023」で実施する22プログラムを発表いたしました。
ラインアップの詳細は、下記のプレスリリース全文をご覧ください。
常磐線舞台芸術祭 公式ウェブサイト https://joban-line-paf.jp
ディレクターコメント
いま、ここで、舞台芸術に何ができるのか?
それは、隔てられているものを、どうしたらつなぐことができるのか、という問いでもある。
線と言う言葉は、分断や対立に用いられるが、糸と泉で成り立っていることから、人間の本源が対立ではなく、
混じり合うところにあるということを表している、とわたしは思う。
立場や考え方によって隔てられていても、わたしたちは互いに重層して関連し合う空間と時間の中に生まれ、
食べ、暮らし、そして死んでいく。
先ず、つなぐ、という意志を持つ。
つなごうとした指先が届かなかったとしても、つないだ後に再び隔たりが生じてしまったとしても、
わたしから出発してあなたへと向かう、その軌跡が糸となり泉となり得るのではないか?
常磐線舞台芸術祭プログラム・ディレクター 柳 美里
connecting the dots
昨今、教育の世界でも、この言葉がよく使われるようになりました。
いつでも、どこでも、(にせものも含めて)情報を大量に得られるこの時代に、点と点、得られた情報と情報の断片をつないで、物語を紡いでいく能力が求められます。
これまで、ふたば未来学園で行ってきた演劇教育も、まさにそのような営みだったのだと思います。
風評もフェイクも、過去も未来も、そして震災と原発事故でズタズタになってしまった福島・浜通りのそれぞれの市や町を、人々の小さな生活を、物語でつないでいく。
この常磐線舞台芸術祭が、世界でも希な「線」の芸術祭に育っていければと願います。
常磐線舞台芸術祭フェスティバル・コーディネーター 平田オリザ
プログラムラインアップ
1. 青春五月党『JR常磐線上り列車 -マスク- 』
2. 青年団『銀河鉄道の夜』
3.『ザ・レディオ・ミルキー・ウェイ』 ラジオ朗読劇『銀河鉄道の夜』舞台
4. 青森中央高校演劇部×福島県の高校生たち『もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが 青森の「イタコ」を呼んだら』
5. 青森中央高校演劇部『ジンコちゃんの世界』
6. 渡辺源四郎商店『空に菜の花、地に鉞』
7. 青年団 『阿房列車 / 思い出せない夢のいくつか』
8. 日没を祭れ 2023 第一日『日没、新しい夜明けに』
9. 日没を祭れ 2023 第二日『日没よ、鎮まれ。』
10. 堀川 炎『窓の外の結婚式』(利賀日本博プログラム)
Voice on Voice
11. 『二つの駅舎、ボイス・オン・ボイス』古川日出男×後藤正文
12. 『JR 常磐線夜ノ森駅』柳 美里×尾崎世界観
13. 『浜通りと中通りの境』和合亮一×田島貴男(Original Love)
14. 『荒地の家族』佐藤厚志×Miya
演劇ワークショップ
15. 福名理穂(ぱぷりか)劇作ワークショップ
16. 山本卓卓(範宙遊泳)ワークショップ
ツアー
17. 原発事故による 旧避難区域内の文化財巡りツアー
18. ロッコクツアー
食
19. 酒と話「どんちゃん港」
20. フェスティバル・フードマーケット
オープニング・クロージング
21. KEYNOTE SPEECH
22. クロージングイベント
開催概要
「常磐線舞台芸術祭」とは、福島県を中心とした常磐線沿線で繰り広げられる舞台芸術の祭典です。
今夏、7月31日~8月13日を会期とし、「つなぐ、」をテーマに第一回を開催いたします。
芸術祭の中心となる福島県の常磐線沿線は、東日本大震災によって被災し、未だその爪痕が色濃く残る地域です。物理的な被害もさることながら、その影響による地域ごと、また外部との社会的な「分断」は当該地域における大きな課題となっております。舞台芸術の力を持って、その分断を少しでも「つなぎ」、それぞれが手繰り寄せ、地域のもつ本来の美しさや魅力を再発見し体感してもらうことを目的とした芸術祭です。
名称:常磐線舞台芸術祭 2023(英語名:Joban Line Performing Arts Festival 2023)
会期:2023年7月31日(月)~8月13日(日)
会場:福島県、宮城県、茨城県内常磐線沿線、他
主催:常磐線舞台芸術祭実行委員会、一般社団法人常磐線舞台芸術祭
プログラム・ディレクター: 柳 美里(劇作家・小説家・青春五月党主宰)
フェスティバル・コーディネーター:平田 オリザ(劇作家・演出家・青年団主宰)
実行委員(五十音順):いわき芸術文化交流館アリオス、小松 理虔(地域活動家)、相馬 行胤(相馬中村藩第34代当主)、平田 オリザ、古川 日出男(作家)、柳 美里、和合 亮一(詩人)
プロデューサー:鄭 慶一、柳 丈陽
常磐線舞台芸術祭 2023 プログラムラインアップリリース全文
https://prtimes.jp/a/?f=d118564-2-c8526df1f94f2a616859f4fdb3f54889.pdf
※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
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