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モデル圃場開設 オリーブのソーラーシェアリングシステムを熊本県に設置 国内最大級のシェアリングモデル構築へ

PR TIMES / 2024年8月1日 11時45分

オリーブの矮化栽培技法を展開する合同会社オリビアス(本社:東京都)は、株式会社ESRホールディングス(本社:東京都)と連携してオリーブソーラーシェアリングのモデル圃場及び本格展開を熊本県で実施します。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129091/2/129091-2-2dc5f44c0bf74c25f2e6ffc93948792a-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
     2024年5月スタートしたモデル圃場
オリーブソーラーシェアリング発電と営農の最適なバランス方法を科学的な実証を経た知見によって新たに開発。パネル配置基準、遮光率及び栽培技法と環境(水、気温、光)制御技術の最適な組み合わせ(特許出願中)のもと、事業を展開します。
オリーブのソーラーシェアリングシステム構築とともに、稼働しているシェアリング案件の改善提案も今後展開する予定。




 
 オリーブの矮化栽培技法Oliveious Methodの展開を手掛ける、合同会社オリビアス(本社:東京都杉並区、代表:山本哲史)は、熊本県人吉市でオリーブのソーラーシェアリングシステムモデル圃場を2024年5月に設置しました。太陽光発電事業の展開を手掛ける株式会社ESRホールディングス(本社:東京都目黒区、代表:田村優弥)と連携、営農は合同会社ESR球磨ファーム(本社:熊本県人吉市、代表:吉田清隆)が担当して、国内初・業界初の本格的なオリーブソーラーシェアリングの事業化を開始します。今後は、確立したシステムをヘクタール単位で規模拡大をしていくと同時に、開発したオリーブソーラーシェアリングシステム(特許出願中)の全国拡販をしていく予定です。

1.開発の経緯
 熊本県では、半導体大手企業の進出等新しい産業の推進が活発化しております。これに伴い、自然エネルギー需要も拡大が見込まれ、国の施策に準じた低炭素社会の実現が求められています。一方、熊本県南部エリアでは過去の自然災害をきっかけに過疎化や耕作放棄地の拡大が進んでおります。地域活性化のためには、農地を活用して次世代に継承できる産業の創出が喫緊の課題になっています。このような背景の中、株式会社ESRホールディングスを中心とするプロジェクトが立ち上がり、その中から地元発展のための新しいソーラーシェアリングシステム構築をオリーブで立ち上げるプロジェクトがスタートしました。

2.なぜオリーブなのか?オリーブは育つのか?
 これまでオリーブの本格的なソーラーシェアリング事例はありませんでした。太陽光パネルの下ではオリーブは栽培できない、なぜならばオリーブは大木になるから、さらに陽生植物であるからがその主な理由です。パラダイムシフトを思考基準とする合同会社オリビアスはこの考え方を見直し、適切な矮化栽培をすればオリーブの栽培は可能であると考え、オリーブの矮化栽培技法Oliveious Methodをソーラーシェアリングに適用します。課題となる遮光率についてはこれまで各種文献を調査しても手掛かりとなる情報がありませんでしたので、さまざまなケースを想定し、検証を実施。地域特性と栽培管理を組み合わせた最適なオプションパターンを開発。そして最終的には、生産性と発電効率の最適化をいかにして組み合わせるか、その方法論を開発し、オリーブソーラーシェアリングのトータルなシステムを構築、発展させます。

3.遮光率はいかほどなのか?
 ソーラーシェアリングでは、「遮光率」がポイントになります。合同会社オリビアスでは、OliveiousMethodを活用した矮化栽培を行うことによる高い農業収入に加えて、遮光率も高く設定することでより高い売電収入を目指します。これまで展開している高収入農業にソーラーシェアリングによる収入が加算されることで、より安定した農業モデルの確立が可能になります。
 他の果実と違ってオリーブは実をそのまま販売する商慣習がなく、結果、加工してできた商品を販売するというビジネスになります。加工度合いを上げて付加価値を上げればそれだけ高収入農業になります。つまり、どのような商売をするのか、検討した上でオリーブの営農を考えることになります。それだけオリーブは事前の検討が重要と言えます。
 売電が主なのか、営農が主なのか。営農は何をどの程度目指すのか。オリーブは本来、光の影響をどの程度受けるのか、一日中、日照状態にする必要があるのか、どの程度の環境条件であればどれくらい結実するのか等々さまざまな視点から検討をして、事業プランを考えることが大切です。そしてその事業を実現させるにたりる遮光率は何%なのか、営農と売電の最適バランスを見極めることになります。

4.ソーラーシェアリングの要は営農
 ソーラーシェアリングではパネル下で何を栽培し、いかに収益を上げるのか、つまり営農を成功させることが大きなポイントになります。今回の営農は地元の農業生産法人である、合同会社ESR球磨ファームが担当。Oliveious Methodを提供してオリーブの矮化栽培を実施します。オリーブ事業としては、合同会社オリビアスが提供する搾油機を使って結実した実をオイルにする商品化(熊本県産農薬不使用、品種別に100%ピュアなエクストラバージンオリーブオイル)と販売(地元での販売及び合同会社オリビアスが支援する販売先)と同時に、オリーブの挿し木による苗木生産にも着手し、合同会社オリビアスが生産指導とともに販売を支援します。また、剪定枝を活用した新たな商品化事業も実施します。このように、合同会社オリビアスと営農を担当する合同会社ESR球磨ファームとの連携による、新たなオリーブ事業を確立して、ソーラーシェアリングの要である営農の成功につなげていきます。

5.地元との信頼関係の基盤を構築する株式会社ESRホールディングス
 耕作放棄地をソーラーシェアリングとして活用する際には地元の方々や行政機関等からの厚い信頼が重要になります。株式会社ESRホールディングスは太陽光発電事業を推進する基盤として、地元の方々との厚い信頼関係作りを重要視しており、この信頼基盤があるからこそ事業推進が可能となります。

6.三位一体型プロジェクト推進による新しい革新ビジネスモデル
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/129091/2/129091-2-ae6d525325774779715691cdd6dbb123-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
   プロジェクトスキーム
革新的な事業開発には、ビジョンとゴールの共有化をして分野の異なる専門家が結集する、いわゆるエコシステム構築プロジェクト推進が求められます。太陽光発電基盤環境構築分野の専門家である株式会社ESRホールディングス、オリーブ栽培事業開発分野の専門家である合同会社オリビアス、営農分野の専門家である合同会社ESR球磨ファームが創る新しい革新ビジネスモデルです。



 上記のように、太陽光発電基盤推進の株式会社ESRホールディングス、オリーブ営農事業ノウハウ提
供の合同会社オリビアス、地元での営農推進の合同会社ESR球磨ファームという三位一体のプロジェクト推進により、国内初・業界初の本格的なオリーブソーラーシェアリング事業を確立してまいります。モデル圃場でのさまざまな検証も実施後、諸手続きを経て段階的に適用拡大。ヘクタール単位(オリーブ本数は数千本~数万本単位)での栽培管理をしていく予定。今後数年間を通じたこれらの取り組みにより、国内最大のオリーブソーラーシェアリングが誕生する予定です。


太陽光発電事業
株式会社ESRホールディングス

オリーブ営農事業
合同会社ESR球磨ファーム


なお、取材や現地見学は以下のとおりとさせていただきます。
1.マスコミ取材
窓口は、合同会社ESR球磨ファームとなります。以下にお問い合わせください。
合同会社ESR球磨ファーム TEL 0966-35-6417(月~金 10:00~17:00)

2.見学会は定期的に開催予定(数か月に1回程度の開催を予定)
窓口は、合同会社オリビアスとなります。以下からお問い合わせ、申し込み下さい。
合同会社オリビアス  https://www.oliveious.net  見学会のご案内欄
留意事項を確認の上、参加申し込みください。

合同会社オリビアスについて
本社:〒168-0082 東京都杉並区久我山5-9-10
代表者:山本哲史 
設立:2021年1月
Tel:03-4283-4556 
https://www.oliveious.net
事業内容:Olive Innovation Projectを推進中。新しいオリーブの栽培技法(Oliveious Method)を全国に広めることで、無農薬栽培の国産オリーブ事業を推進して社会課題の解決を目指すさまざまな取り組みをしている。愛知県、愛媛県、滋賀県等関西地方を中心に契約農場がスタートアップとともにオープン。2022年以降兵庫県、奈良県、大阪府でも圃場が立ち上がり2023年以降には山梨県、東京都、神奈川県、福島県等、関東地方でも展開が進んでいる。また、オリーブエコシステムも推進しており、国内初の量産型新方式でのオリーブ搾油機開発プロジェクトやオリーブ剪定枝活用プロジェクトも進行中。また、挿し木を活用する「実付きオリーブoliveious Table Olive」を開発、2024年6月に市場投入。さらに、この新商品のFCビジネス立ち上げを推進中。海外(北欧エリア)での展開についても検討が進んでいる。日本弁理士会主催第3回知財活用ビジネスプランコンテストで奨励賞受賞。
2024年10月9日~11日、幕張メッセで開催される農業WEEKに出展、オリーブソーラーシェアリングシステムを展示する予定。

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