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空き家・空室を使って住まいのセーフティーネットを。「社会的不動産利用」を促進するプラットフォーム「GOOD GOOD NEIGHBORS」リリース

PR TIMES / 2024年5月28日 11時15分

ーソーシャルセクターと大家を繋ぎ、誰もが住まいと居場所を持つことができる社会へー

 特定非営利活動法人CHAr(代表理事:連勇太朗、所在地:東京都大田区)は、社会的課題を解決することを目的に活動するグッドカンパニー(社会的企業、NPO、ソーシャルセクターなど)と、全国の不動産会社や物件所有者をつなぎ、空き家・空室・遊休不動産の活用を実現していくプラットフォーム「GOOD GOOD NEIGHBORS(https://goodgood-neighbors.jp)をリリースしました。
 GOOD GOOD NEIGHBORSを通して、社会貢献と経済的循環を両立する「社会的不動産利用」という考え方を普及し、遊休不動産の活性化によって、誰もが住まいと居場所を持つことができる社会の実現を目指します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-ae8c8ac47a7e6cd96d93-0.png ]


■新しい不動産活用モデル「社会的不動産利用」とは?

 「社会的不動産利用」とは、社会貢献と経済的循環を両立する新しい不動産活用の考え方です。2004年をピークに人口減少時代に転じ、今までの戦後の右肩上がりの経済成長を前提とした、短期的利潤を追求した不動産投資・活用のモデルは限界にきています。それに加え現代社会は、空き家問題、孤独死、単身世帯の増加、高齢化など、住居に関わる様々な社会的課題に直面しています。こうした状況を踏まえ、全国の不動産会社や物件所有者と共に10年以上前から空き家・空室の再生を続けてきたNPO法人CHArは、次世代の不動産活用において「社会的不動産利用」という考え方が重要であると考えています。
社会的不動産利用は、空き家・空室化・遊休化する不動産を、福祉やまちづくりなど社会的貢献や社会的価値を創出することを目的に活用し、その結果として中長期的経済メリットを獲得し、社会性と経済性を循環・両立させる不動産運用の考え方です。
 しかし、こうした不動産活用は非常に高度な経験や知識を有する必要があり、不動産所有者が単独で行うことは現実的ではありません。そこで、社会的な課題を解決することを目的に活動するグッドカンパニー(社会的企業、NPO、ソーシャルセクター)や、地域密着型の不動産管理会社と連携・協働し、不動産の活用を検討・実現していくことが求められます。
 持ち家政策が長く続く日本において、今後、相続などによって誰もが不動産活用の判断を迫られる状況が訪れます。GOOD GOOD NEIGHBORSはこうした状況に対して、社会的不動産利用というモデルをベースとした新しい不動産活用の選択肢となることを目的とし開発されました。


■GOOD GOOD NEIGHBORSでできること

(1)物件ではなく、グッドカンパニーと不動産所有者のマッチング
グッドカンパニーと不動産会社・物件所有者を繋ぐプラットフォームを提供します。GOOD GOOD NEIGHBORSは、物件を必要としているグッドカンパニーが、実限したい居場所や住まいの企画・構想をウェブサイトで発信し、それを登録している不動産会社や物件オーナーに届けるという仕組みです。入居者募集中の物件があらかじめ掲載され、そこから検索するという一般的な不動産仲介サイトのマッチング方法と大きく異なります。グッドカンパニーの取り組みに共感する人々に情報を届けることによって、相続物件等、一般的に賃貸市場に出ていない不動産にもリーチできることを期待しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-22784f0961a3e64f1402-5.png ]


[画像3: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-caf34835fe6dab24ec8d-6.png ]



(2)活用ノウハウを蓄積・共有する「グッドグッドマニュアル」の運営
「グッドグッドマニュアル」は、GOOD GOOD NEIGHBORSの実現のために必要な物件探し・資金調達・改修方法・契約などのノウハウを集めたツールです。今後GOOD GOOD NEIGHBORSを通じて出会ったグッドカンパニーやオーナーの「こういう考え方があるよ!」「こうするとよりよいよ!」というアドバイスやノウハウを蓄積し、更新していく予定です。社会的不動産利用を全国で実現していくために、GOOD GOOD NEIGHBORSで得られた知見を体系的にまとめていきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-87c5bd814f420c4fc4fc-7.png ]







■背景となる社会的課題

<孤立化する暮らし>
住まいや居場所は、誰にとっても日々の生活を送るうえでの最も重要な基盤です。しかし、個人主義化や格差が進行していく現代社会において、若者、高齢者、一人親世帯、外国人、生活困窮者、障がい者など、社会的に弱い立場にいる人々にとって、住まいという生活基盤は非常に脆弱な状態にあります。ひとりひとりが住宅弱者になりうる時代を私たちは生きています。

<空き家化と既存ストックの活用>
空き家の総数はこの20年で約1.5倍に増え、全国の空き家率は13%を超えている状況です。戦後、スクラップ&ビルドによって日本経済は成長してきましたが、これからは築年数の古い既存ストックを有効活用していくことが求められています。人口が減少し、既存の空間や建物が大量に余っている時代に、どのようにストック活用を進めていけばよいのか多くの物件所有者や不動産会社が模索しています。


■リリース時に掲載しているグッドカンパニー

様々な背景や偏見により物件を借りづらい立場にいる人たちに、住まいや居場所を提供している団体を掲載しています。どの団体も活動領域での実績があり、今後の展開が期待されています。これからの活動に向けて必要な物件の情報を発信しています。
2024年5月時点で4団体を掲載していますが、今後更に広げていく予定で、掲載希望の団体を募集中です。

・一般社団法人ルータス:共に生きる、共に暮らす。-シングルマザーズコレクティブハウス
・特定非営利活動法人サンカクシャ:頼れる大人のいない若者が安心して生き抜いていくために
・シングルキッズ株式会社:シングルキッズ達を住環境から楽しくHAPPYに!
・認定NPO法人ピッコラーレ:HOMEのない妊婦のためのprojectHOME

[画像5: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-5e055a915fb9a46a8548-3.png ]



■今後の目標
・下記3つのエリアを、ターゲットエリアとして設定し、提携不動産会社と、登録オーナーを増やします。
板橋区・豊島区・北区・練馬区・戸田市

世田谷区・狛江市

大田区・幸区・川崎区


[画像6: https://prtimes.jp/i/143062/2/resize/d143062-2-35fb5da5c293858b6bd3-4.png ]

・現在掲載しているグッドカンパニーの希望情報に合わせて、エリアの関係者と協力しながら最初のマッチングを実現させることを目指します
・マッチングのポイントをマニュアル化し、多くの不動産会社がマッチングをサポートできるような仕組みづくりを実施します。


■運営団体
法人名:NPO法人CHAr 一級建築士事務所
本社:東京都大田区蒲田1-2-16
代表者:代表理事 連 勇太朗(むらじ・ゆうたろう)
設立:2012年9月
ウェブサイト:https://www.studiochar.jp/

<主要なサービス>
築古賃貸の再生アイディア「モクチンレシピ」
https://mokuchin-recipe.jp/
地域密着型不動産会社との伴走型プログラム「パートナーズ」
https://www.char-partners.jp/


■本件に関する問い合わせ
info@studiochar.jp

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