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兵機海運に対する公開買付けに係る質問への回答(富洋海運グループ)

PR TIMES / 2024年11月7日 10時15分

兵機海運株式会社が2024年10月30日付で提出した意見表明報告書の別紙「公開買付者に対する質問」に対する回答

 株式会社富洋海運(代表取締役 久保大介、以下「富洋海運」)の完全子会社である堂島汽船株式会社(代表取締役 久保大介、以下「堂島汽船」)は、2024年10月17日、兵機海運株式会社(証券コード:9362、東京証券取引所スタンダード市場、以下「兵機海運」)との資本業務提携の実現に向け、兵機海運の普通株式の一部(兵機海運の自己株式を除く。)を、金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。)による公開買付け(以下「本公開買付け」)にて取得することを決定いたしました。

 本公開買付けに関し、兵機海運は2024年10月30日付で意見表明報告書及び別紙「公開買付者に対する質問」を提出いたしました。2024年11月6日、堂島汽船は当該質問に対する回答として、対質問回答報告書を提出いたしましたので、EDINET閲覧(提出)サイト、もしくは本記事に添付のPDFファイルをご参照ください。

 なお、兵機海運からの質問には、本公開買付けとは直接関係のない質問も一部含まれておりましたが、 本公開買付けに関する兵機海運株主の皆様の理解促進の観点から、適切と考える範囲において対応させていただきました。

 また、兵機海運は2024年10月31日付け「大和工業グループとの資本提携及び業務提携の協議開始について」(以下「兵機海運2024年10月31日付リリース」といいます。)により、大和工業グループ(大和工業株式会社及び大和工業株式会社の連結子会社ヤマトスチール株式会社、以下、総称して「大和グループ」といいます。)との間で、資本提携及び業務提携の協議を開始することを合意したことを公表し、今後の国内海上物流の動向や人材・設備の効率的活用に鑑み、戦略的パートナーとして位置付けることにしたとのことです。兵機海運の公開情報から、直近事業年度(第81期)において大和グループに対する年間売上高が40億円以上存在し、総販売実績に対する割合の27.8%を占める最大の取引先であることは、富洋海運及び堂島汽船(以下「富洋海運グループ」)としても十分認識しております。

 兵機海運2024年10月31日付リリースについては、具体的な施策が記載されていないため、富洋海運グループとして意見は控えさせていただく一方、兵機海運の2024年6月27日付け有価証券報告書において、大和グループを含む高比率売上先の動向が事業等のリスクとして挙げられております。大和グループへの依存度を更に高めることに繋がりうる提携については、兵機海運及びその株主の皆様におかれましては、同じく兵機海運株主でもある富洋海運グループの対質問回答報告書の内容を踏まえ、慎重なご検討をいただきたいと考えております。繰り返しとなりますが、大和グループとの間の取引の重要性は理解しており、本公開買付けが実施された場合に、大和グループとの既存の取引関係が阻害されるという懸念も生じないものと考えております。

 また、兵機海運と大和グループの取引関係は、日本での事業が主たるものと認識しております。富洋海運グループの提携の狙いは、兵機海運の既存事業の運営を尊重しつつ事業拡大を目指していくものであり、二者択一で既存事業の縮小を迫るものではございません。例えば、鉄鋼業において脱炭素化の流れで高炉に代わり電炉の利用が拡大する中で、スクラップ等の原料の調達元が諸外国に多様化するような場合には、兵機海運の既存ノウハウだけでなく、富洋海運グループが積み上げた外航輸送のノウハウをもって、兵機海運から大和グループに提供する価値を付加できる場面が考えられます。兵機海運と富洋海運グループとの資本業務提携は、大和グループにとってもメリットがあるものと考えております。

詳細は富洋海運のホームページをあわせてご確認ください。
お問い合わせ先:tob@fuyokkk.co.jp
                                         以上

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