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NovAccel社、第二回加速器シンポジウムで「超伝導電子加速器によるRI製造への取り組み」を発表

PR TIMES / 2024年12月14日 11時45分

医療用RI製造専用加速器RiSA-01、設計完了から製造へ



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154244/2/154244-2-d3433a8729d196f65d5ab6420892163a-3729x2659.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
小型超伝導電子加速器 RiSA-01

2024年12月12日、東京科学大学で開催された「第二回加速器シンポジウム」において、弊社取締役の早野が「超伝導電子加速器によるRI製造への取り組み」と題した講演を行いました。
本シンポジウムは、「技術が支えるQOL:核医学による最先端医療」をテーマに、日本加速器学会、東京科学大学、日本核医学会、日本放射化学会、日本原子力学会の共催で開催されました。

本講演では、RI(放射性同位元素)製造専用に設計された「超伝導電子加速器 RiSA」の特徴、技術的背景、設計状況、及び今後の計画について説明が行われました。RiSAは、弊社が設計開発中の小型超伝導加速器の名称です。 また、RiSAを用いて製造を目指しているRIの一つであるAc-225は、近年注目されている放射性治療用同位元素であり、特にがん治療において重要な役割を果たすと期待されています。

講演の主なポイントは以下の通りです。
RI製造専用に特化した設計
RiSAは、加速勾配(加速能力)やエミッタンス(ビーム品質)といった汎用加速器の性能を追求せず、RI製造に必要な小型化と安定運転を重視した専用設計となっています。この設計により、安価で省電力、さらに容易に増設可能な加速器が実現可能です。

超伝導加速器の小型化を目指す設計
一般的に大型化しがちな超伝導加速器に対し、RiSAは画期的な小型化を目指した設計が進められています。この背景には、4K冷却技術と2.6GHz空洞技術の採用があります。
- 4K冷却技術では、小型冷凍機を活用し、高圧ガス規制が不要な冷却システムを構築。
- 2.6GHz空洞技術は、世界で実績のある1.3GHzおよび3.9GHzの技術を応用し、効率とコストを両立。


設計・シミュレーションの完了と製造準備の加速
RiSAのシミュレーション・最適化・設計は完了しており、現在は製造段階に入りました。

初期目標としての製造能力
初期目標として、1台のRiSAで年間150GBqのAc-225製造を2027年までに達成する計画です。

株式会社Novaccelでは、プロジェクトの推進に向けた次のステップとして、資金調達を現在積極的に進めています。このプロジェクトを通じて、医療用RI(Ac-225)の安定供給を目指します。
今後も加速器技術を基盤とした革新的ソリューションを提供し、医療や産業の発展に貢献してまいります。

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