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廃棄物から未来の対話を始めるアートアワード「ACTA+ ART AWARD 2024」最終審査会を開催。応募数107件の頂点は、実験動物と使い捨て容器から着想を得た“消費文化への気づき”を表す写真作品

PR TIMES / 2024年12月24日 13時45分

2024年11月27日(水)から12月10日(火)まで日本橋三井タワー(東京日本橋)で展示したファイナリスト作品は、2025年1月6日より主催者関連施設(山口県周南市)にて継続して展示を行います。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-0921376c417db2abcfd8c47ee65d000e-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ACTA+ ART AWARD 2024ファイナリストおよび審査員

ACTA+ ART AWARD実行委員会(アクタプラスアートアワード *1)は11月26日(火)、第4回目となるアートアワード「ACTA+ ART AWARD 2024」にて、応募総数107件の中から厳選された11点のファイナリスト作品からグランプリを選ぶ最終審査会および授賞式を日本橋三井タワーにて開催しました。東京で初開催となる本回では、U40のファイナリスト11名が想いをぶつける公開プレゼンテーションを実施し、グランプリ、準グランプリおよび審査員特別賞の受賞者を決定しました。
グランプリは、実験マウスを使用した消費社会の気づきを与える中谷優大氏の作品「Lenticular(レンチキュラー)」。国内外の応募アーティストの中から最優秀作品賞に輝きました。

*1:本アワードは昨年まで別名称で実施しており、名称変更前の公募を含め4回目の開催となります。

本件に関するお問い合わせ先
ACTA+ ART AWARD実行委員会
actaplus@chutoku-g.co.jp

「ACTA+ ART AWARD 2024」について
ACTA+ ART AWARDは、「廃棄物」と呼ばれる“人と社会から不要とされた素材”を起点とし、アーティストと共に持続可能な文化を模索していくことを目的に2021年に創設された公募形式の共創型アートプロジェクトです。様々な背景から「捨てられたもの」を使ったアートを構想・発表するこの場に、今年7月1日から8月31日の期間、全国から107名のアーティストからご応募をいただきました。環境課題やそれにまつわる文化のあり方に対する問題提起が発生し、サステナビリティという正論がアーティストの手によって創造的な対話のきっかけに変えられていく瞬間を発生させていきます。
■主催:ACTA+ ART AWARD実行委員会
■協賛:株式会社中特ホールディングス、三井不動産株式会社
■後援:文科省、環境省、経産省

特設サイト

グランプリ 「Lenticular(レンチキュラー)」 / 中谷 優大氏(東京都)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-9669e3e0777632de1fc189a26e4ab98e-3520x2347.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


身近に存在する容器包装をテーマに、現代に生きる自分自身の「消費し続ける姿」に対する気づきを表した作品です。源氏物語「限りとて別るる道」の一節から着想を得て、愛おしさと儚さが交錯する瞬間を表しています。素材に実験用マウスとプラスチック容器で構成によりできた綺麗な存在は一瞬で観る者の目を惹き、時間が経つにつれ綺麗な色の被写体がマウスの姿として認識されることで、幸福と消費の矛盾を目の当たりにすることになります。視点を変えることで異なる印象を与える「レンチキュラー」技法により、鑑賞者に日常の中の豊かさと、その背後にある消費文化への気づきを促すことが上手く表現されている作品として評価されました。

“誰にもはかれないもの
価値や投資対象にもならないもの
そんな一瞬の美しさを表現する
命のようなものが好きです。”(ステートメントより)

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-0925c95835a9cf368afdd8395b8553e7-3572x2381.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


中谷 優大 / Yudai Nakaya
「Lenticular(レンチキュラー)」(2024)
素材:容器包装(プラスチック製のトレイや袋、紙パック、ペットボトル、ガラス瓶、アルミ缶)、 冷凍マウス

■作家プロフィール
既製品や通貨、生物、CG、AIなどを題材にするコンセプチュアルアーティスト。本作品はカンボジアで体験した劣悪な衛生環境から着想を得て、先進国の消費・廃棄問題に焦点を当て制作を行った。
源氏物語「限りとて別るる道」から「別れ」や「沈静」をテーマに、生物を容器に包み込む構成で新たな視点の転換を促す。「レンチキュラー」と題し、視点を変えることで印象が異なる特性を持たせ、テーマ性を際立たせている。
準グランプリ 「GOLDEN SUNFLOWER」/ 木村 晃子(福島県)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-f9192e44797c8e39308fa42658686841-3457x2304.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-6c5c0f756b0567f765dd834cec65fdfa-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-18579adf46a8ae629b7008b4c977a829-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


社会問題『黄金のペットボトル *2』を素材に、綺麗なひまわりを咲かせる作品です。全国の高速道路や山道に散見されるこの問題は、ドライバーのモラル不足だけでなく運送業界全体のトイレ施設不足という過酷な労働環境が要因とされています。また、そうせざるを得ない物流の仕組みに無関心な私たち消費者の存在がさらにその問題を深刻化させていることに気づかなければいけません。
本作品のひまわりは『黄金のペットボトル』から命を得て生まれました。ボトル内の尿は栄養豊富な液体肥料に、容器はひまわりを育成する保温材につくり変えられることで、季節外れの小さなひまわりが芽吹く。一見有害で価値がないとされるものからポジティブな可能性を見出し発信していく視点が評価されました。
*2...長距離トラック運転手等により人尿が入ったペットボトルが全国各地の高速道路・SA/PA・公道・山道へ不法投棄される社会問題。

“『黄金のペットボトル』は、社会から求められる物流スピードに応えきれずに溢れて出てしまった現代物流の悲鳴だ。”(ステートメントより)

木村 晃子 / Akiko Kimura
「GOLDEN SUNFLOWER」(2024)
素材:黄金のペットボトル、ひまわり、土 
3名のアーティストが各審査員から審査員特別賞を受賞
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-26a153af73a14ebcefcf307a341220af-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


審査員3名(*3)からは、独自の視点によって1名ずつ審査員特別賞が授与されました。

*3...最終審査会当日の審査員として参加予定だった株式会社オルタナ代表の森摂氏は体調不良により急遽不参加となり、井上 ルミ子氏、小池 藍氏、西尾 美也氏の3名での審査となりました。

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-de6265849081198835d76a7f258b8fce-3384x2256.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヘリウム / Helium「あなたにゴミは見えますか? CAN YOU SEE ME?」
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-f230e0b566cd27db1ff375a03ad213ff-3375x2250.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ルー・チーユン / Lu Chih-Yun「昨夜星辰」
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-34c51ec7988c428301bf1bc9af1c5fbe-3462x2308.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
堀川 和紗 / Kazusa Horikawa「subgestion」

その他6名のアーティストがファイナリストに入選
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-17726a1d80cd4350439a9bb935570d12-3475x2317.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Yoko Ichikawa「Trashestry」
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-ecb241ea1abc65b1b35989c10606bfac-3317x2211.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
FLAG B「昭和ガラスから見る欲望」
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キサブロー「ポリサマ」

[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-8f2a9f55a5955843d1d45def6f5fab4a-1801x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
西花 純佳「共に生きる」
[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-5b775f918c2533b1472305e2d99cb5b4-3479x2319.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
林田 真季「Forgotten Frames, Second Harvest」
[画像16: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-ce2f83664ab4d056bea2ce5d736c68de-3585x2390.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
中根 隆弥「かじかざわのちりあくた-鰍沢雪の酒宴-」

5点の受賞作および入選作の展示会「ACTA+ ART AWARD 2024 ファイナリスト展」を11月27日(水)から12月10日(火)まで日本橋三井タワーにて開催
[画像17: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-bd25cf42ae32553fd76ab36e58f4ed15-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
展示会の様子

107点の作品の中から、厳正な審査により選出された全11作品を展示するアート展「ACTA+ ART AWARD 2024 ファイナリスト展」を最終審査会の翌日11月27日(水)から東京日本橋にある日本橋三井タワー1Fアトリウムにて開催し、日本橋をご利用の多くの方にお立ち寄りいただきました。
『通りすがりの多くの方が引き寄せられるようにアートの前に立ち止まり、在廊中のアーティストと会話したり、静かに作品と対話される様子はまさに「サステナブルの新たな文化が始まる瞬間」の景色そのもののように感じられました。』(ACTA+ ART AWARD総合ディレクター橋本 季和子)
2025年1月6日~12月下旬までは、山口県周南市の「COIL」にて作品展を継続して開催
[画像18: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-ec9877db0988a4298c7af540e5d3b8bb-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
展示会を開催するCOIL(運営:株式会社中特ホールディングス)|(C)Shigeo Ogawa

日本橋での展示を終えた作品は、アワードの発起企業で今年度アワードの協賛企業ある株式会社中特ホールディングスの拠点「COIL [コイル]」にて約1年間に渡り展示されます。どうぞご来場ください。

■展示会概要
展覧会タイトル:「ACTA+ ART AWARD 2024 ファイナリスト展」
会期:2025年1月6日(月)~ 12月31日(水)*展示終了日時は変更される可能性があります。
時間:10:00~17:00 
料金:入場無料、完全予約制
会場:COIL(山口県周南市久米3034-1)
主催:ACTA+ ART AWARD実行委員会
ご来場に関するご連絡先:actaplus@chutoku-g.co.jp

■協賛企業
株式会社中特ホールディングス、三井不動産株式会社

■協力企業
株式会社ACTA PLUS
ACTA+ ART AWARDについて

[画像19: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/154394/2/154394-2-57492eee4aa5f42739e3351d9b81e0a2-2000x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

ACTA+ ART AWARD実行委員会は、人や社会によって捨てられるあらゆる素材からアートを生み出し発表することで、社会で見過ごされがちな“廃棄物”という現代の副産物にフォーカスを当て、そこから始まる対話と議論によって持続可能な文化を模索していこうと発足しました。協力会社である「株式会社ACTA PLUS」と連携させることで、アーティストの活動の場創出・企業とのコラボレーションなど幅広い活動を行っています。




特設サイト

■企画展実績一例:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000086155.html
■企業コラボ実績一例:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000086155.html(作品制作)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000086155.html(作品販売)

■運営協力企業:株式会社ACTA PLUSについて
「正論を、憧れに。」を掲げ、環境に良いことや持続可能性を取り入れることの「やらなければいけない」ことが“憧れ”となる文化を創造者であるアーティストと共につくる事業です。現在500名を超えるアーティストとのネットワークを活用し、アート販売事業・企業向け企画事業などさまざまなビジネスへと展開しています。アーティストと共に社会に持続可能性という文化をつくりながら、アーティストとしての活躍の場や制作・販売に対する報酬を還元する取り組みを実施しています。地球規模で模索する「サステナビリティ」という世界観の輪郭をアートによって形造り、憧れとして発信することで、サステナビリティだからこそ選ばれ社会の新しいスタンダードを実現していきます。

会社名:株式会社ACTA PLUS / ACTA PLUS Co.,Ltd.
所在地:山口県周南市久米3034-1
代表者:橋本 季和子、吉本 龍太郎
コーポレート/ECサイト:https://acta-plus.com

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