BCP対策でITインフラ全面クラウド化を実現! FineCrew クラウド・サービス“iC2”
PR TIMES / 2012年5月9日 15時42分
日本オフィス・システム株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:尾嶋直哉、以下NOS )は、水処理のパイオニアとして全国の水処理施設を支える、株式会社西原環境様(本社:東京都港区、代表取締役社長:西原幸志様)のBCP対策をさらに強化したITインフラの全面クラウド化を実現しました。
西原環境様は、「水の活用を通じて社会に貢献する」を企業理念に掲げ、下水道施設をはじめ、社会生活の基本インフラである水処理において、人々の大切なライフラインを支えてきました。そのライフラインの一つである‘水’を守る事業継続をさらに強化した今回のシステムは、サーバー・ネットワークは国内大手クラウドベンダーのIaasを利用し、基幹システムであるIBM PowerSystems(IBMi)はNOS のPassサービス『FineCrew クラウド・サービス i Computer Cloud(iC2)』を活用したハイブリッドクラウドにて業務プロセス全てに対応したクラウド化を実現しました。
■全面クラウド化を決定づけた、NOSの“iC2”
同社ではこれまでクライアント側の仮想化により、有事の際にはオフィス以外からも社内LANと同様にアクセス可能としてきましたが、全てのサーバーは都内の本社内に設置していたため、よりレベルアップした対策が求められていました。
検討当初よりオンプレミスとのハイブリッドクラウドの可能性は低く、またコスト面においてもスペース、空調、電力、UPSでクラウド化によるメリットが出ることはわかっていました。またランニングコストも、クラウド化により従来はピーク時を想定していたサーバーリソースを適正値にサイジングし、必要に応じて増減可能なクラウドのメリットを生かすことで大幅に削減する目処もたちました。
そこでネックになったのが、基幹システムのクラウド化です。基幹システムのIBM Power Systemsのクラウド・サービスはニッチな市場であり、構成の制限やコスト高、設置場所の問題などがあり汎用的なサービスとはなっていませんでした。また、ユーザーインターフェースはグループウェアで統一され、アプリケーション層とデータベース層は基幹システムで一元管理していたため、大きな設計の見直しは行わない方向での検討も重ねていきました。
今回導入いただきましたNOSの『FineCrew クラウド・サービス i Computer Cloud(iC2)』は、お客様ご利用中のIBMi環境を弊社提供のIBM Power Systems上で運用・監視を行うサービスです。
お客様のご要望に応じたフレキシブルな運用とオンデマンドの資源提供に取り組んでおり、これまで中堅・中小企業の多くのお客様に活用されているIBM i環境に特化したサービスとして、安心かつ安全にご利用いただき、さまざまなコストの面でも削減を可能にしました。構成や価格面においても同社の要件にマッチした当サービスの採用をいち早くご決断頂き、堅牢な設備と可用性の強化が評価されました。
■クラウド化による様々な効果
・事業継続の強化
クラウド化への計画中に3.11東日本大震災が発生し、東京本社の機能を関西拠点に移して事業を継続しましたが、サーバーは本社に設置されていたため、情報システム部門のメンバーは東京に残りITサービスを提供し続けていました。今回の移行により、万が一関東地区で有事が発生しても、場所に依存せずに全国どこの拠点からでも同様にITサービスの利用が可能になり、事業継続がより強化されました。
・西原環境様の本社移転に伴う効果
本社設置機器がクラウド化されたことで、ネットワークも拠点からクラウド先へ直接アクセスに切り替えていたため、ITサービス停止を最小限に抑えることができ、またIT機器の移転費用もかかりませんでした。
・運用負荷軽減
クラウド環境への移行で管理工数および障害対応の工数を大幅に削減しました。これまでも障害でサービスが停止することはありませんでしたが、復旧の手間から一切解放されました。
【お客様コメント】株式会社西原環境 統括情報システム室 室長 稲嶺 ただお様より
我々のBCPへの取り組みのキーワードは次の3つです。
1.アプリケーションの仮想化による「どこからでもどんなデバイス(BYO)でも接続」
2.ワンタイムパスワードによる、より「安全な接続」
3.より強固な「サーバー保護」
特筆すべきは、クラウドサービスであるPowreSystemes(IBMi)への移行がオンプレミス上での移行と全く変わりなく、何のストレスもなく実現できたことです。今後の計画としては、今回の導入を契機として、関連会社へのクラウド検討やメール・グループウェアのSaas化の検討などクラウド活用の範囲を広げグループ会社としての価値を高めていきたいと思っています。
NOSは今後もサービス向上と運用負荷の軽減・コスト最適化への積極的なご提案でお客様の課題解決に取り組んでまいります。今回の全面クラウド化プロジェクトの構想局面から運用までの実績と、これまで培ってきたノウハウを最大限に生かし、中堅・中小企業の「クラウドインテグレーションのパートナー、NOS」として、新領域分野へのチャレンジを続けてまいります。
※1『FineCrew』は、NOSの登録商標です。 その他の製品名およびサービス名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。以上
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
日本IBM、三菱UFJ銀行、IIJ共同の取り組みから考察 今後の「金融システム」はどうあるべきか?
ITmedia エンタープライズ / 2024年10月8日 7時30分
-
三菱UFJ銀行、IIJとの協業により、既存の枠組みを超え、地域金融機関向けに新たに「金融ハイブリッドクラウド・プラットフォーム」の提供を開始
PR TIMES / 2024年10月5日 1時40分
-
日本IBM とIIJが協業し、地域金融機関向けに「分散基盤共同プラットフォーム」を提供開始
PR TIMES / 2024年10月5日 1時40分
-
IBMと三菱UFJ、IIJが地銀向け「金融ハイブリッドクラウド・プラットフォーム」
マイナビニュース / 2024年10月2日 18時46分
-
国内初、パブリッククラウドにおけるRed Hat Enterprise Linux長期保守サービスと日立独自のLinux高信頼化サービスを開始
PR TIMES / 2024年9月27日 14時40分
ランキング
-
1JPXの株価が下落…傘下の東証社員にインサイダー取引疑惑、ガバナンスへの不信感か
読売新聞 / 2024年10月23日 21時14分
-
2《あられもない姿に困惑》またも丸出し“浪人生”女性が〈どっちが好き??〉と店内で胸露出 『三田製麺所』は「顧問弁護士と協議の上で対応を検討」
NEWSポストセブン / 2024年10月23日 19時47分
-
33年ぶりの新モデル「iPad mini」は"誰向け"なのか 上位モデルに迫る性能を軽量ボディに詰め込む
東洋経済オンライン / 2024年10月23日 0時0分
-
4たった1日の違いで最大76万円の損…社労士が「退職は64歳11カ月がベスト」と断言する"これだけの理由"
プレジデントオンライン / 2024年10月23日 18時15分
-
5東京メトロ、時価総額1兆円超=好発進、終値1739円―山村社長「期待に応える」
時事通信 / 2024年10月23日 18時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください