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研究の生産性を高めるSciFinder(R) の強化 化学反応情報の評価方法を変える新技術

PR TIMES / 2012年10月11日 15時43分



米国オハイオ州コロンバス発(2012年10月9日現地時間発表) - 化学情報の世界的権威であるChemical Abstracts Service (CAS)はSciFinder - the choice for chemistry research(TM)の大幅な強化を発表しました。今回のバージョンでは反応回答集合の分類機能が強化され、また他ユーザーとの情報共有が一層容易になりました。

今回の強化により回答集合中の反応を約500のよく知られた反応タイプ(たとえば「ニトロ化合物のアミンへの還元」)に分類できるようになりました。これによって多様で大きな回答集合を迅速に評価できます。反応をタイプ別にまとめられるので合成経路の選択が容易になります。

また、物質の合成経路の候補を構築するためのSciFinderのSciPlanner(TM)機能で作成したプロジェクトを共有する機能が追加されました。このSciPlannerに追加されたインポート/エクスポート機能によってSciFinderの利用者同士がワークスペースを共有できるようになり、共同作業が一層容易に行えるようになりました。

この改善はSciFinderの継続的な強化の一環として行われました。2011年12月には物質回答集合の関連性に基づいたソート機能と、生物活性情報のbioactivity indicatorおよびtarget indicatorが導入され、化学や生物学の研究者が必要度の高い情報に迅速にアクセスできるようになりました。2012年2月には試薬・化成品の販売元、価格、入手可能性の情報へのワンクリックアクセスが可能になり、物質検索からメーカー購入ページへ直接リンクし注文ができるようになりました。更にその2ヶ月後には物性値による物質検索、CAS登録番号による構造式の呼び出し、物質・文献情報のポップアップ表示機能など、検索の利便性を一層高める機能が追加されました。

また近日中に、約20万件の実測NMRスペクトルがSciFinderに追加される予定です。これにより物質の特徴づけや同定が一段と容易になります。

CASのマーケティング部門の最高責任者のクリスティン・マッキューは、「SciFinderは利用者のニーズに合わせて絶えず進化してきましたが、同時にSciFinderの独自性はCASに所属する科学者が分析と品質管理する、かつ工業界をリードし得る速報性のあるコンテンツにあることも認識しています。CASの特許情報は他の科学情報検索サービスよりも多くの特許発行機関をカバーしています。新規物質の70%は特許に由来することもあり、SciFinderでの物質情報・反応情報の提供方法を常に開発しています」と述べています。

SciFinder(R) について
SciFinder は化学者を中心とする科学者向けの優れた研究ツールであり、科学者が生産性を上げ、新しい発見を加速するために必要不可欠なコンテンツと機能を提供しています。このツールでは世界最大の化学物質データベースである CAS REGISTRY(SM)をはじめ、化学物質と反応情報を最も包括的に集めたデータベース群に簡単にアクセスできるだけでなく、他の科学情報検索サービスよりもより多くの文献にアクセスできます。現在フォーチュン誌の売上高上位 500 社の有力企業、および世界中で約 1,900 の大学・政府機関が SciFinder を利用しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp/sci/SCIFINDER/index.html をご覧ください。

CAS について
米国化学会 (American Chemical Society) の情報部門である Chemical Abstracts Service (CAS) は化学情報の権威として世界に知られています。CAS のデータベースはCAS に所属する科学者によって構築と品質管理が行われており、世界の化学・医薬企業、大学、政府機関、特許発行機関で活用されています。CAS はこれらデータベースを最新の検索・解析技術との組み合わせた SciFinder(R)、STN(R) の各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新、完全かつ相互リンクが充実したデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは http://www.cas.org をご覧ください。

【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区) は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。特に、CAS データベースの普及は、科学者にとって必須であり、かつベストな情報サービスであるとの認識のもと、設立以来、第一目標に据えて活動を行っています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp をご覧ください。




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