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銀座の街が幽玄の世界に  第三十回『能楽金春祭り』 8月1日~7日銀座金春通りにて開催

PR TIMES / 2014年7月15日 14時54分



銀座金春通り会(会長勝又和幸)、公益社団法人金春円満井会(理事長高橋汎)は、8月1日(金)~7日(木)にかけて「第30回能楽金春祭り」を開催致します。「能楽金春祭り」は、江戸文化を継承すべく昭和60年よりはじまり、銀座夏の風物詩として、この度記念すべき30回の節目を迎えます。
今年は8月1日~3日と翌週の8月5日~6日に、無料で能楽体験講座が開かれ、8月7日の最終日には金春通りで路上能が披露されます。演目はいずれも国土安全、天下泰平を祈る曲となっております。また、今回は5年目毎の節年にて奉じられる、先代七十九世金春信高が金春祭りのために特殊演出した「獅子三礼」も行われます。
日本の伝統芸能であり、ユネスコ無形文化財に指定される「能楽」を身近に体感できる、年に1度のお祭りとなります。是非貴メディアで取り上げくださいますよう、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。

《概要》
開催日時:2014年8月1日(金)~7日(木)
開催場所:銀座8丁目銀座金春通り
主催:銀座金春通り会
特別協賛:(公社)金春円満井会
協賛:銀座八丁目町会/銀座十五番街
後援:中央区/中央区教育委員会
内容:路上奉納能(銀座金春通りスリーエイトビル前仮設御旅所)
内容:能楽講座(タチカワブラインド銀座スペースオッテ)

●プログラム詳細●
金春流能楽師が、能の装束(しょうぞく)、仕舞(しまい)など能の世界を紹介し、体験してもらう講座を開催致します。
当日先着順にて、どなたでも体験していただけます。
日時: 8月1日、2日、3日、5日、6日の5日間
会場:タチカワブラインド銀座スペースオッテ03-3571-1373
   中央区銀座8-8-15 タチカワ銀座ショールーム地下1F
※受講料無料、各回定員先着30名、各日13:30より受付開始

8月1日(金): 講演『擬人化された能面』14:00~15:30
       【講師】本田光洋(シテ方金春流)
8月2日(土): 体験講座(装束) 14:00~15:30
       【講師】柏崎真由子・他(シテ方金春流)
8月3日(日): 体験講座(楽器) 14:00~15:30
       【講師】梶谷英樹(太鼓方金春流)
8月5日(火): 講演『獅子の舞について』14:00~15:30
       【講師】金春安明(シテ方金春流宗家)
8月6日(水): 体験講座(謡) 14:00~15:30
       【講師】金春穂高・他(シテ方金春流)

※能楽写真展示会
8月1日~7日の講座開催日※4日を除く(10:00~18:00 最終日は16:00まで)
同会場にて金春流能の写真(辻井清一郎)を展示。
講座開催時以外は無料で自由に観覧可能。

●能楽番組●(銀座金春通り路上奉納能)
ネオンと提灯が照らす夜の金春通りを舞台に、国土安全、天下泰平を祈る演目を披露します。
今年は5年目毎の節年にあたるため、例年の「弓矢立合」に代わって、「獅子三礼」が奉じられます。

日時:8月7日(木)18:00~19:00(入場無料)
会場:銀座8丁目銀座金春通りスリーエイトビル前仮設御旅所
   金春通り内に、モニター(52inch)を東西2台設置。
   ※雨天の場合、雨儀(略式)にて演じます。
   ※当日午後4時より、金春通りにて座席指定券をお1人1枚配布。(枚数制限あり)
   ※プレス席(1社2名)もご用意してあります。(事前申請:必須)
解説:森瑞枝
能奉行:矢田美英(中央区長)
延命冠者(えんめいかじゃ) :大藏千太郎(狂言方大蔵流)
父尉(ちちのじょう) :金春安明
鈴之段(すずのだん) :大藏吉次郎(狂言方大蔵流)
獅子三礼(ししさんらい) :金春憲和/高橋忍/金春穂高


~なぜ金春通りと呼ばれているの?~

銀座8丁目の中央通りより一筋西側の通りを金春通りと呼びます。江戸時代、ここに幕府より拝領した能楽金
春流の屋敷があり、その広さはおよそ3000坪だったといわれています。明治時代以降、金春通り・金春芸者な
どに名を残し、現在に至ります。
「能楽金春祭り」は、江戸文化を継承すべく、「銀座金春通り会」と「公益社団法人金春円満井会」がタイ
アップし、昭和60年に始まりました。8月7日の奉納能で演じられる番組は、いずれも1000年の古儀を誇る「奈
良金春」独特の能楽であり、平和を祈願し、太平を喜ぶおめでたい曲です。
能楽以外にも、8月1日~7日の期間中、通常新橋会館屋上に祀られている「金春稲荷」を金春通りに勧請
(かんじょう)※ 致します。※勧請(かんじょう):神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。
この金春稲荷は芸の新橋と謡われた金春芸者(別名:新橋芸者)が守っている稲荷です。戦前まで金春通
りにお社があり、お座敷に向かう前の芸者衆はお参りをしてから出かけていたそうです。
現在は、見番(金春芸者衆の組合)のビル屋上に祀られ、一般の方々は参拝出来ませんが、今回、「能楽
金春祭り」の期間中のみ、地上に降りていらっしゃいます。
金春稲荷は容姿端麗もさることながら、あらゆる教養を身に付け、粋に生きる女性達の守り神となっています。
また商売繁盛の御利益もあります。


~扇で流派が分かるって本当?~

能楽は、室町時代より足利幕府の奨励を受けて発展し、現在まで受け継がれてきた日本を代表する舞台芸術で、日本の重要無形文化財、ユネスコ重要無形文化遺産に認定されています。
能楽師には主役を務めるシテ方を中心に、ワキ方、囃子方(はやしかた)、狂言方があります。現在シテ方は金春流、観世(かんぜ)流、金剛(こんごう)流、宝生(ほうしょう)流、喜多(きた)流という五流派があり、金春流が最古の流派とされています。
この五流派は仕舞に使用する扇の文様や作りがそれぞれ決まっています。金春流は、五つの丸紋が描かれた「五星」で扇骨はまっすぐな自然の形の扇を使用します。各流派それぞれ特徴の異なる扇を使用しており、扇によって流派を見分けることが可能です。


~金春流ってなに?~

金春流は能の謡や舞を担当するシテ方で、六世紀後半に活躍した秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖とし、現宗家金春安明が80世です。
金春という名は、能楽が大成された室町時代に鬼能に長じた毘沙王権守(びしゃおうごんのかみ)の子供が、金春権守という芸名を使ったことから生まれました。その孫は金春禅竹(こんぱるぜんちく)で、世阿弥の娘婿にあたり「拾玉得花(しゅうぎょくとくか)」「花鏡(かきょう)」といった秘伝を相伝され、「定家」「芭蕉」等の作品を遺しました。
能楽は戦国武将たちにも好まれ、豊臣秀吉や徳川家康も能を保護しました。その後も、明治維新など幾多の荒波を乗り越えて現在に至っています。
◎金春流に関する詳細「金春円満井会ホームページ」http://homepage2.nifty.com/komparu/

獅子三礼(ししさんらい)ってなに?
「獅子三礼(ししさんらい)」は、5年目毎の節年にて奉じられる、先代七十九世金春信高による金春祭りのた
めの特殊演出です。獅子とは能の曲名ではなく、「石橋(しゃっきょう)」という中国の霊山清涼山を舞台にした
曲の後半に演じられる舞のことを言います。
目もくらむような谷にかかり、現世と浄土をつなぐいわれのある石の橋の上で、仏の知恵を司る文殊菩薩の
使者である霊獣の獅子が牡丹の花にたわむれつつ勇壮な舞を舞って見せます。

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