アクサルタ、塗料技術センターを拡充
PR TIMES / 2013年8月19日 10時6分
パイロットリアクターの新設で新製品開発を加速
液体塗料と粉体塗料のグローバルサプライヤーであるアクサルタ コーティング システムズは、500 万 US ドル(約 5 億円※)を投じて新設したパイロットリアクター(試験装置)の運用を開始し、米国デラウェア州ウィルミントンにある塗料技術センター(Coatings Technology Center, 以後 CTC)での塗料用ポリマー研究を支援してまいります。この最先端のパイロットリアクターは、総合的なプロセスの自動化・制御システムを備えており、各成分の分量や非常に重要な作業条件(温度や圧力など)の精密な制御ができるようになっています。今回の設備拡充で製品開発能力が増強され、お客様の期待に応えることのできる、性能をより向上させた次世代ポリマーの製造と導入が加速されます。パイロットリアクターによって作られるポリマーは、従来からの溶剤塗料及び環境にやさしい水性塗料のいずれにも利用できます。
会長兼 CEO のチャールズ・シェイバーは、「塗料に求められること、それは塗布後の美しさと塗料自体の性能です。弊社の目標は、最高の塗料をお客様に提供すること。つまり、市場で入手できる製品の中で、乾燥時間の短縮・塗膜密着性の向上・最新のカラー・耐久性の向上のそれぞれの点で最も優れた塗料を提供することです。」と説明します。
新設されたパイロットリアクターは、革新的な塗料の開発を支える各種ポリマー技術の発展にとって極めて重要な要素の一つです。実験室の環境でうまくいく配合であっても、本格生産で同じようにうまくいくとは限りません。パイロットリアクターは小規模な生産システムであり、本格生産を完全に模倣した方式で新しいポリマー配合品を生産できます。これによって初回生産能力が向上し、製品を市場に送り、お客様のお手元に届けるまでのスピードが高まるのです。
「ウィルミントンに新設したリアクターは、少ない時間で新しいポリマーを迅速に生産し、試験を行うことができ、今までよりも素早く新しいポリマーを市場に届けることができます(研究開発担当上席副社長パノス・コルドメノス)。」
CTC はアクサルタの研究開発を担うグローバル施設です。高い専門性を誇るポリマー技術チームによる研究も行われてい ます。この新施設は、アクサルタのヨーロッパ、アジア太平洋地域と中南米での既存のポリマー研究施設を補完し、全世界のお客様のために未来のポリマー技術を開発するための最先端ポリマーを提供しています。
※1US ドル=100 円で計算
この件に関するお問合せ
アクサルタ コーティング システムズ合同会社
マーケティングコミュニケーション
dpc.info@jpn.dupont.com
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