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GEは9F-3、9EガスタービンにAdvanced Gas Path (AGP:高性能高温部品)ソリューションを 適用し、発展目覚ましいアジア各国により多くの電力を供給

PR TIMES / 2013年10月3日 15時53分

● GEが提供する9F-3、9E AGPソリューションは、業界最高水準のアップグレード性能を実現
● 9F-3、9E両ガスタービンのクラス・サイズで適用できる初めてのアップグレード技術
● ENKAは9F-3 AGP技術を初めて導入し、トルコのガスタービン10基をアップグレード
● 韓国や台湾で導入された7F-3 AGPソリューションにより、発電能力の向上を実証




GEは、アジアを含む世界に設置している9F-3シリーズや9Eガスタービン向けに、AGPソリューションを発表します。
業界最高水準のアップグレード性能を誇るこの技術は、両クラスのガスタービンには初めて適用されます。
GEはこの新たな技術を2013 PowerGen Asiaにて発表します。

「GEのAGP技術は、世界におけるエネルギー新興市場および成熟した市場の両方に対し、競争力を維持するために
お客様が求める柔軟性と性能を具体化したものです」「多くのアジア地域は、これからの10年間にわたって
エネルギー需要はさらに高まり、世界有数の成長地域になることが期待されていますが、このソリューションは
既設のガスタービンを最大活用することで、将来においてもお客様のニーズを満たす重要な役割を果たすでしょう」と
GEパワー・ジェネレーション・サービス事業部門、フリート分析および性能管理担当ゼネラルマネージャーである
フィンタン・タフィー(Fintan Tuffy)は述べています。

全世界で展開するGEの7F-3シリーズガスタービンに対しては、120基分のAGPソリューションを受注し、
そのうち37基はすでに稼働しています。本日発表された9F-3、9Eガスタービンでも、
以下のような性能向上を実現します。

■9F-3ガスタービン  出力向上:6%、 燃費向上: 2%、最大32,000時間の保守点検間隔(保守期間33%の延長)**
■9Eガスタービン   出力向上:3.8%、燃費向上:0.9%、
                最大32,000時間の保守点検間隔、1,200回の起動(保守期間33%の延長)**

トルコ国内電力の13%を発電しているENKAは、Gebza、Adapazar、izmir発電所における10基のガスタービンに
9F-3 AGP技術を導入しました。このアップグレードにより、10基合計ではトルコにおける20万世帯以上の
電力使用量に匹敵するおよそ150MW分の発電量が加わりました。ENKAでは更に、GEの
DLN2.6+燃焼システムにアップグレードすることによって、排出ガス低減も実現しています。
このアップグレード導入は2015年後半に始まり、2018年には10基すべてにおいて完了予定です。

「このソリューションが提供する性能向上によって、電力販売契約を通して私たちが提供するエネルギー価値の
最大化が図れます。GEとの協業を通じて、既設施設でもより多くの発電をおこない、需要増加が予想されている
トルコの電力市場に対してより柔軟に対応することができます。さらに、このプロジェクトは効率性向上と国全体の
排出ガス低減を目指すTurkey 2023 VisionにおけるENKAの貢献レベルを高めることにもなります。」と
ENKA O&MのTahsin Kosem会長は述べています。

GEのAGP技術は、ガスタービン高温部品デザインと素材の改善によって構成されます。GEガスタービンの性能を
向上させるOpFlex*アドバンスト・コントロール・ソフトウェアとともにこれらの技術革新により発電施設の能力を
向上させます。AGPのハード・ソフト両方における技術は、世界中で稼働している1,600基のGE製ガスタービンから
もたらされる1億時間分の稼働データ分析を通じた知見に基づいて開発されたものです。

アジアの発電事業者は、今後数十年間にわたり、世界のなかでも有数の電力需要の伸びを経験すると
予想されています。アジア全域では平均的なエネルギー需要の成長率は2030年まで年間3.7%増加する(1)と
推定され、東南アジアの需要は同じ期間で90%近く拡大する(2)と言われています。GEのAGP技術は、新たな
インフラ投資や新規の電力プラント建設を行うことなく、急速に成長するアジアで、既存のガスタービンを用いて
発電能力を向上させることが可能です。

1 出典元: the U.S. Energy Information Administration
2 出典元: the International Energy Agency

なお、7F-3ガスタービンに対してAGP技術を導入している、または、まもなく導入するお客様は、
各地域におけるそれぞれの課題に対して以下のように応えています。

■韓国南部発電は、2012年釜山発電所に2基のAGPソリューションを導入し、高まる電力需要に対して
新たに25MWの電力供給を行い、電力予備率を向上させました。

■台湾のChia Hui発電施設は、2014年前半までに3基のガスタービンに対してAGPソリューションを
導入予定です。発電施設の発熱効率を改善し、高い燃料費でも競争力の確保をし、長期間にわたって
効率的に既存設備の管理をします。

■米国ニューヨークにおけるTransCanada社のRavenswood発電所は、ガスタービン1基に対して
AGPソリューションを導入し、7%の出力増加、すなわちニューヨーク市における1万世帯の使用電力に
相当する発電量を増加させました。アルバータにおけるMacKay Riverのコジェネ施設においては、
AGP技術を活用することで運用能力を向上させ、1日24時間の製造サイクルをサポートしています。
この施設ではアルバータのクリーンエネルギーポリシーに沿った低排出ガスを実現しています。

■米国カリフォルニア州におけるCalpine社のLos Medanos 発電所とPastoria 発電所、メイン州における
Westbrook施設では、計6基のGE製ガスタービンに対してAGP技術を導入し、5.5%の出力増を
実現するとともに、熱消費率を1%改善しました。この性能向上の結果、収益強化のための投資を呼び込み、
高まる電力需要に対してより競争力のある発電所となりました。

■メキシコで最も先進的な民間発電事業者であるIBERDROLA社は、TAMAZUNCHALEにおいて8基の
ガスタービンにAGP技術を導入し、Altamira V発電所において、燃料消費を含めた運営費削減を
実現しました。またアップグレードがもたらす出力増により、この地域における発電入札を勝利に導き、
運営上の収益を同社にもたらしました。

■7F-3ガスタービンにおけるAGP技術により生まれた9F-3と9EガスタービンAGP技術は、
ecomagination認証を受けています。この技術を導入いただくことで、燃料消費削減と同時にCO2発生削減も
実現するとともに、変化する市場環境に柔軟に対応する施設運営を可能とします。ecomaginationは、
経済的成長を遂げながら今日の環境面での課題に対して先進的なソリューションを提供するという
GEの「約束」です。

AGPソリューションは、Fクラスガスタービンに対するFlexEfficiency* Advantage (FEA)技術や、
B/Eクラスのガスタービンプラットフォームに対するLifeMax* Advantage (LMA)技術の一部です。
FEAやLMA技術は、既設機器に対する性能と価値を飛躍的に改善するためのハードウェアとソフトウェアが
融合したソリューションです。GEのお客様だけが、こうした効果的なアップグレードを、世界最大規模の
ガスタービン製品群から得られるデータ主導型の知見とともに利活用いただくことが可能です。

GE Predictivityソリューションプラットフォームは、LMA技術と LMA技術から構成されます。
このGE Predictivityソリューションは、GEガスタービンのネットワークを利用したデータ分析能力を通じ、
お客様の運営リスクを最小化させながら、適切なビジネス判断を支援します。

*はゼネラル・エレクトリック・カンパニーの登録商標です。
**性能はガスタービンのタイプや仕様によって変更される場合があります。

(参考写真)9FガスタービンとAGP高温部品:左からバケット、中央シュラウド、右、ノズル

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  GEについて
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GEは、世界が直面している困難な課題に取り組む企業です。人材とテクノロジーを最大限活用して、
インフラ構築、電力供給、運輸や医療、金融に関わるソリューションを提供しています。日本において
GEは、より安全でクリーンなエネルギーの供給や、急速に進む高齢化に対応する医療サービスなどに
取り組んでいます。これらの課題を解決するために、技術革新を進め、ステークホルダーと協働して、
日本の再生と持続的な成長を目指しています。エジソンを創始者とするGEは、イマジネーションを
大事にするとともに、実行する会社でもあります。課題解決のために行動を起こす、それがGEです。
日本におけるGEの活動については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。

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GEパワー&ウォーターについて
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GEパワー&ウォーターは国や地域ごとの課題を解決する、幅広い発電設備や水処理技術をお客様に
提供しています。パワー&ウォーターは風力や太陽光などの再生可能資源、バイオガスと代替燃料、
および石炭、石油、天然ガス、原子力エネルギーを含むすべてのエネルギー産業に関わっています。
また水の供給とその品質に関して、世界で最も難しい課題を解決する先進的技術の開発も行っています。
パワー&ウォーターには分散電源、原子力、パワー・ジェネレーション・サービス、再生可能エネルギー、
火力発電向け機器、およびウォーター&プロセス・テクノロジーの6つの事業部が属しています。
パワー&ウォーターはニューヨーク州スケネクタディに本社を置き、GEとして最大の産業部門です。


※本発表文の公式バージョンはオリジナル言語(英語)版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で
提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を
有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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