豪州牛肉業界による東北支援・奨学プログラム
PR TIMES / 2014年11月13日 16時46分
5名の奨学生が参加し在日豪州大使館にて記念セレモニー
MLA豪州食肉生産者事業団(駐日代表 アンドリュー・コックス)は、「トゥゲザー・ウィズ・ジャパン(TWJ)」奨学プログラムのもと、岩手・宮城・福島の3県から選抜された奨学生5名のため、記念セレモニーを在日オーストラリア大使館にて催しました。
MLA豪州食肉生産者事業団は、5名の奨学生と各自治体にて本プログラムにご賛同下さった代表の皆様に向け、記念セレモニーを在日オーストラリア大使館にて催しました。ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使によるスピーチと証書の贈呈、さらに大使のご厚意により大使邸宅でのオージー・ビーフランチが開催されました。
「『トゥゲザー・ウィズ・ジャパン(TWJ)』奨学プログラムの取り組みは、オーストラリアの肉牛産業による日本へのコミットメントの素晴らしい一例です。高品質の牛肉を提供するという関係にとどまらず、友情、必要な時の支援、そして両国の肉牛農家の間に共通の理解を形成するという役割を担っています。」とミラー大使は述べました。
奨学生について
本年7月の公募・厳正な審査のもと、下記の皆さんが来年2月からのプログラムに参加される運びとなりました。
佐藤総太さん(福島県出身、21歳。宇都宮大学農学部・農業環境工学科)
菅野祥さん(福島県出身、20歳。宮城大学食産業学部・ファームビジネス学科)
小松恵太さん(宮城県出身、20歳。東京農業大学国際食料情報学部・食料環境経済学科)
福士美紀さん(岩手県出身、20歳。岩手県立農業大学校・畜産学科)
佐々木涼雅さん(岩手県出身、17歳。岩手県立遠野緑峰高等学校・生産技術科)
参加者の菅野祥さんは、「自分の実家は農家ではありませんが、将来ぜひ、生産農家になりたいと思っています」と語り、オーストラリアの肉牛農家やライフスタイルについて勉強したいという希望をミラー大使に伝えました。また今回唯一の女性奨学生、福士さんは、自家の黒毛和牛と、オーストラリアの肉牛生産システムがどう違うのか、そしてその中で両国の農家がどのように暮らしているのか知りたい、と考え、応募したことが今回の参加につながりました。
<写真:在日オーストラリア大使館にて。左より、佐々木涼雅さん(岩手県)、福士美紀さん(岩手県)、小松恵太さん(宮城県)、ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使、菅野祥さん(福島県)、佐藤総太さん(福島県)>
MLA豪州食肉家畜生産者事業団のアンドリュー・コックス駐日代表よりのコメント
オーストラリアの肉牛・羊生産者を代表する団体・MLA豪州食肉家畜生産者事業団のアンドリュー・コックス駐日代表は次のように述べています。「国は違っても、肉牛生産への情熱、そして農業を続けてゆく上で農家が直面する課題は、世界共通の点が多く存在するのではないでしょうか。今回、東北の肉牛生産の将来を担う若い皆さんにオーストラリアを訪れて頂き、オーストラリアの農業、そしてライフスタイルを経験していただけることを心よりお待ちしております。」
「トゥゲザー・ウィズ・ジャパン(TWJ)」奨学プログラムについて
本制度は、2011年震災・原発事故で被災した3県(福島・岩手・宮城)出身で、将来肉牛生産や流通、そして地域の発展に係ることを目指している学生の方々を対象とし、2週間の英語研修・ホームステイと、10日間の肉牛農場体験を提供させていただくプログラムです。豪州肉牛農家、輸出企業、業界団体そして一般市民から「東北の肉牛産業復興に向け、息の長い支援を」との願いから寄せられた義捐金により、本プログラムが実施される運びとなりました。
トゥゲザー・ウィズ・ジャパン(TWJ) 被災地支援活動について
2011年3月、重要な貿易パートナーであり、また同時に、世界に名高い高品質の牛肉を生産する日本が東日本大震災・津波と原発事故に襲われました。この時、オーストラリアの生産農家、牛肉生産・流通企業、そして一般市民が集まってスタートしたのが、「トゥゲザー・ウィズ・ジャパン」被災地支援活動です。以来、微力ながらも息の長い支援活動を、とバーベキュー、飼料用干草の提供、地元学生や農家によるオーストラリア視察などを行って参りました。
問い合わせ:
MLA豪州食肉家畜生産者事業団
「トゥゲザー・ウィズ・ジャパン」奨学プログラム事務局
twj@mla.com.au
電話:03 4589-0083(直通)あるいは03 4589-0077
担当:近藤美穂子
www.facebook.com/togetherwithjapan
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