少子化の中、ブランディングで成果を上げる男子校・正則学園が動画で魅力を発信!
PR TIMES / 2024年11月4日 12時15分
約30年間定員割れだった東京・神田の男子校・正則学園高等学校は、ブランディングによって受験者数、入学者数増加など大きな成果を挙げ、ブランデイング事例コンテストで「最優秀賞」「大賞」とW授賞しました。
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表彰式の様子:正則学園高等学校 入試広報部長 飯田正太 先生 (前列中央)
ブランディングの背景
少子化によって高等学校の生徒数は年々減少しており、男女別学の学校もまたその影響を大きく受けています。特に男子校の変化は顕著であり、ここ40年間で学校数は4分の1にまで激減。正則学園も約30年近く定員割れが続いている状況でした。
共学化や統合化に踏み切る男女別学が増えている一方で、正則学園は男子校としての存続を目指すべく、2020年春よりブランディングを開始しました。
正則学園の課題
1.未だ根付いている、きびしい、きたない、こわいなどの、偏った男子校イメージ
2.体育会系色が強く、受験生の心理的ハードルが高い
3.受験生の過半数が、滑り止め(第三志望校以下)として受験
4.入学者数が30年間定員割れ
5.正則学園の「独自の魅力」が打ち出せていない
コンセプトは「安心できる環境で、友と共に成長し、個性を伸ばせる男子校」
正則学園を受験する多くの生徒は、学力レベルが高くなく(正則学園の偏差値は47程度)、勉強や友人関係など、学校生活に苦手意識を持つ傾向にありました。
その取り組みは、現在の中学生の10人に1人が、学校に行きたくないと感じている「隠れ不登校」であるという社会問題との親和性の気付きにも繋がり、こうした背景から正則学園は、今後の方向性として「規律や学力」よりも「安心と多様性」を大切にした「生徒が通いたくなる学校」を目指しました。
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ブランドコンセプトの象徴として「安堵」と「&」を掛け合わせた「&正則学園」を制作。
安心できる環境のもと生徒の個性を伸ばす教育方針“ 男らしくより自分らしく” を打ち立て、受験生だけではなく思春期の男子とその保護者に寄り添ったメッセージを発信し、自分らしくの象徴として「花いけ男子部」を筆頭に「オタ芸」や「eスポーツ」など、個性豊かな文化部にフォーカスしたキービジュアルを制作しました。
WEBサイトや学校案内、学校紹介動画を通じて正則学園の魅力を発信した結果、2022年度の入学者数は257名に達し、これはブランディング導入前である2020年度の入学者数190名と比べて大幅増という成果を上げるとともに、約30年ぶりに定員(250名)を超える快挙となりました、
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学校案内(表裏)イメージ
PVの第一弾は「いつか花咲く君たちへ」。出演者のすべてが正則学園の生徒と教員で構成されており、充実した学校生活を送る生徒たちの日常にフォーカスしています。
生徒たちの自然な笑顔が印象的なPVは、前述のブランディング事例コンテストでも大きな反響を呼びました。
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SCHOOL MOVIE 序盤
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SCHOOL MOVIE 終盤
つづく2024年10月より公開された第二弾「&Teachers」は教員にフォーカスしたPV。複数の教員へのインタビューを介して、各々の教育理念、生徒への想いなどが語られており、正則学園の魅力をより浸透させる内容となっています。
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&TEACHERS MOVIE 小嶋徹議 教頭先生
SCHOOL MOVIE
https://youtu.be/pd8lDQBunLA?si=aQXCYhlEIZ6KQuda
&TEACHERS MOVIE
https://www.youtube.com/watch?v=xthJYuQIBn0
WEB SITE
https://www.seisokugakuen.ac.jp
ブランディング事例コンテスト審査員のコメント
○田中 洋(中央大学 名誉教授)
「男子校のブランディングは考えたことがなかった。男子校は(生き残りをか、系列化することで対策することが考えられるが、ブランディングという手法で問題解決し、結果を出していることが評価できる。あらためてブランディングの力を感じることができた。」
○長崎秀俊(目白大学 教授)
「差別化とブランディングが難しいサービス業、しかも学校のブランドに挑んセプトを「花いけ男子」としたコンセプトはエッジが効いており独自性が際立っていた。私も学校に所属していて新しいこと何よりもチームの信念を貫いて
○八塩 圭子(東洋学園大学 教授)
「男子校のポジショニングが難しい時代ですが、ブランディングによって、保されているところ、そして、生徒たちが生き生きとしている姿を見て感動しました。」
○山口 夕妃子(佐賀大学 教授)
教育の現場において、偏差値が重視されるのが一般的である中、ブランディむのが非常に難しいことは実感していました。このブランディング事例は、特にブランド・コミュニケーションが秀逸であったと感じました。また「&」という一見シンプルで分かり易い言葉はすっと入ってくるが、それ以上に深い意味も持ち合わせていることが共感を呼んだのではないか?と思いました。
○小池玲子(クリエイティブハウスR-3 代表)
「ブランドで日本を元気に」にぴったりのブランディングですね!これはひとえに若者の心をしっかり分析し、「男らしく」ではなく「自分らしく」というブランドステートメントを立ち上げ、それに沿って、斬新な企画、完成度の高い表現をブレずに作り上げた結果だと思います。全ての部分をきっちり仕上げ息を抜いていない。素晴らしいチームワークですね。
○徐誠敏(名古屋経済大学 准教授)
少子化に挑む学校のストーリーブランディングが大変良くできていたと感じました。正則学園高等学校が抱える課題、学校イメージの低下・男子校のマイナスイメージの定着・入学志望者の減少・学校のブランド認知度の低さなどを解決するために行ったブランディングは、社会的価値が大きいと言えます。思春期の男子学生の難しさ、保護者の抱える悩みがある中、エモーショナルバリューを感じました。これからも正則学園高等学校のブランド・アイデンティティをメインターゲット顧客に共感してもらえるような魅力的なコンテンツを積極的に発信してほしいです。
ブランディングメンバー
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株式会社OICHOC
八幡清信 ブランドディレクターセツモードセミナー美術科出身。26歳でデザイン会社「OICHOC」設立。経営者の「おもい」に寄り添うブランドデザインを目指す。社会貢献活動として「南三陸ねぎ応援プロジェクト」を創設し、2018年、2022年、2023年のブランディング事例コンテストで大賞を受賞。
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PichiPlan
佐藤大輔 コピーライター / クリエイティブプランナー第45回「宣伝会議賞」CM部門賞受賞後、コピーライター兼プランナーとして活動。2012年にPichiPlanとして独立。潜在意識を引き出すコーチングをはじめ、導き出したアイデンティティ、コンセプトを共通言語化してアウトプットする、独自のパーソナルブランディングを提供。
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株式会社HARIYA
針谷誠児 ブランディングデザイナーデザイン会社とコンサルティング会社でキャリアを積み、戦略とアウトプットの両方の必要性を実感。「経営とデザインをつなぐ」をコンセプトに活動。組織を巻き込みながらコンセプトを言語化し、デザインまで一貫したブランドを構築。受賞歴 GOOD DESIGN賞、BtoB広告賞 金賞など多数受賞
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株式会社先駆
中根茂雄 代表取締役株式会社先駆は、ウェブに関するお客様の目標達成とその仕組みづくりをサポートするため、ウェブ解析・改善提案、セキュリティ対策、アクセシビリティ監査といった技術を中核に、ウェブサイト構築の総合的なサービスを提供しております。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47431/3/47431-3-d3e8d2c838bdc2a6415a410872bfb7da-478x478.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社ビスポーク
長田敏希 ブランドコンサルタントクライアントとの丁寧な対話を重視しながら、組織の理念作成からBI開発、内外に向けたクリエイティブ開発まで、クライアントが対面している状況、市場環境を加味し、企業に合わせた隅々までフィットするコンサルティングを提供。世界三大広告賞のカンヌライオンズなど多数受賞。
お問合せ
学校法人正則学園 正則学園高等学校
担当:飯田 正太
所在地:東京都千代田区神田錦町3-1
URL:http://www.seisokugakuen.ac.jp/
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