ポン・ジュノ監督を輩出したスラムダンス映画祭、ロイ・アンダーソン監督ゆかりのヨーテボリ映画祭、世界も注目のロッテルダム国際映画祭での評価は?-笑いと驚き!平林勇初長編『SHELL and JOINT』
PR TIMES / 2020年2月21日 19時55分
男バカ説。勝手気ままに生きる生き物たちを、応援したりしなかったり。予測不能、クスッと笑える?人生のバイブル!『SHELL and JOINT』 海外映画祭での反応をお届け!
3月27日劇場公開に先んじて、監督・平林勇初の長編映画『SHELL and JOINT』は、「ロッテルダム国際映画祭(オランダ)」「ヨーテボリ映画祭(スウェーデン)」「スラムダンス映画祭(アメリカ)」より正式招待を受け、各映画祭にて上映を行いました。平林自ら各映画祭にも参加し、Q&Aやインタビューを受けるなかでの、「監督・平林が感じた海外映画祭」と「『SHELL and JOINT』への反響」、また『SHELL and JOINT』に寄せられた主演・堀部圭亮、筒井真理子、そして監督・平林勇のメッセージを、株式会社DASH(本社:東京都中央区 代表取締役:小暮広宣)、株式会社クロマリズム(本社:東京都台東区 代表取締役:伊東達夫)、株式会社TEEMA(本社:東京都港区 代表取締役:岡崎陽子)よりお知らせいたします。
監督・平林勇が手がけた初長編『SHELL and JOINT』とは
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Fyf6RVS1aXU ]
マペットの昆虫たちは死について哲学し、男はサウナでセミだった頃のはかない夏の欲情を語り、カプセルホテルの従業員は、すべての自殺はバクテリアのせいだと考え、女たちはバイブレーター片手に、先人たちへ感謝する―。「節足動物のことばかり考えている男・新渡戸」役に堀部圭亮、「脳をバクテリアにコントロールされている女・坂本」役に筒井真理子を迎え、佐藤藍子・北川弘美・須藤温子・久住小春、そして映画の新時代を牽引する俳優たち総勢60人が出演。生と死と性をテーマに、時に現実的に、時に超現実的にさまざまな人生の断片を、美しくシニカルに描き出す。
[画像1: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-174270-10.jpg ]
正式招待を受けた、3カ国、3海外映画祭にて計8回の上映。現地で登壇してきた監督・平林勇の声をお届けします!
その規模感とクリエイティブで注目されるロッテルダム国際映画祭では全3回満席上映!各国からもインタビューで「逆にチャンス」
[画像2: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-167505-7.jpg ]
“ロッテルダム国際映画祭には初めて参加しました。3回の上映がありましたが、平日の昼間にも関わらず、全ての回でチケットが売り切れて驚きました。上映後のQ&Aではたくさんの質問がありました。特に音楽に関する質問が多かったですね。「どうしたらこんな音楽の作り方が出来るんだ?」と聞かれました。作曲家の渡邊崇さんのチカラによるところも大きいです。映画祭の方たちからチラホラと「最近の日本映画はイマイチだから…」という声も聞きました。他のアジアの国の勢いが凄いそうです。ちょっと負けてられないなと思いましたし、逆にチャンスでもあるなとも思いました。”
笑いのツボが同じ? 巨匠ロイ・アンダーソンゆかりの「ヨーテボリ映画祭」では全4回満席上映!
[画像3: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-982973-5.jpg ]
“ロイ・アンダーソン監督の生まれ故郷のヨーテボリで上映されることが、とても嬉しかったです。ヨーテボリでは4回の上映があり、毎回満席でした。割と年配の方々がたくさん映画祭に来ていました。上映後、本当にみなさん優しい顔でQ&Aでの質問をしてくれました。私の作品は温度の低い笑いなので、北欧の人には相性が良いのかも知れません。そして、映画を観て作者に質問する事まで含めてが、文化だったりエンタメだったりするんだろうとも思いました。ヨーテボリ映画祭は日本ではあまり知られていませんが、すごく良い映画祭だと思いました。”
マニアックな質問が飛び交った!インデペンデント映画祭の雄・スラムダンス映画祭
“スラムダンス映画祭は、同じ時期に同じユタ州・パークシティで開催されているサンダンス映画祭に対抗するかのように、少し尖ったセレクションをする映画祭でした。学園祭のように小さな映画祭なのですが、スラムダンス映画祭は本当に熱気のある映画祭でした。上映では、ロッテルダム、ヨーテボリとは違うシーンで笑いが生まれました。ヨーロッパとアメリカの面白ポイントの違いが面白かったです。『SHELL and JOINT』は12mmのレンズ1本ですべてのシーンを撮っているのですが、そういう技術的な質問も多かったです。”
正式招待された3カ国、3海外映画際、全8回の上映を終えて
“3つの映画祭に連続で行くのは初めてのことでしたが、とても多くの収穫がありました。いろんな人と話をしていて、一番大きかったのは、映画に対してどう向き合うかでした。日本にいるとどうしても、売れる映画の企画を立てることが最優先されてしまいますが、特にヨーロッパでは作家が作りたい映画を作り、それをどうやって売っていくのか、という順番で作っている気がしました。商業的に考えたら大変だと思いますが、そうすることで観客の目も肥えて、豊かな文化が作られているんだと思いました。”
『SHELL and JOINT』公開に寄せて出演者からのメッセージ
「節足動物のことばかり考えている男・新渡戸」役:堀部圭亮より
[画像4: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-503114-1.jpg ]
“童謡「手のひらを太陽に」の中に、ミミズやオケラやアメンボが登場します。作詞のやなせたかしさんは、きっと無類の「虫オタク」なのだろうと思っていました。平林勇監督は、それ以上の偏りっぷりを、初長編監督作品で、全編を通して声高に謳い上げました。この世の全ての生きものは、交尾して、生まれて、生きて、死んでいく。その中で、笑ったり、悲しんだり、歌ったり、踊ったり。ヒトもムシも同じ。まさに、みんなみんな、生きているんだ、友だちなんだ~、の世界です。平林作品には、常に独特の死生観があります。それは時に無情で、時に滑稽で、時には荘厳ですらあります。『SHELL and JOINT』は、生きとし生けるものが生きる歓びを歌いあげる、命そのものを尊ぶ作品であるとボクは思います。エンドクレジットは、ひょっとしたら監督の願望なのじゃないかなぁ…。”
「脳をバクテリアにコントロールされている女・坂本」役:筒井真理子より
[画像5: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-467619-2.jpg ]
“世界はやはり平林監督の独特で稀有な才能を見逃さないのです。さながら母胎のようなカプセルホテルの各部屋から、それぞれの物語が生まれ紡がれてゆく。それは、ある国のある時代の話ではなく、この世界を丸ごと見せてくれるのです。そしてそれらはみな、キラキラとした奇跡です。アイロニーでシニカルなのにチャーミングで笑える映画になりました。まるで平林監督そのもののような作品です。この映像体験は、忙しい日常を忘れて、ゆったりと、生命の不思議を味わい哲学する豊かな時間になると思います。“
それでも、みんな生きている。勝手気ままに。
2020年3月27日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋にて劇場公開決定!
観れば、気ままに生きる、生き物すべてが愛おしくなってくる『SHELL and JOINT』。3映画祭で上映後も、全作に共通するオリジナリティとその映像クオリティから、他海外映画祭からも続々とオファーが届いています。特に海外での評判が高い本作品の、日本劇場公開を、どうぞご期待ください!
[画像6: https://prtimes.jp/i/53238/3/resize/d53238-3-932120-3.jpg ]
映画『SHELL and JOINT』作品情報
2019年 / 日本 / 154 分 / カラー / ビスタ / 5.1ch / DCP / PG12
監督:平林 勇
【最新情報】映画『SHELL and JOINT』の全部
https://note.com/hirabayashiisamu/m/m3574f11093f0
・〈公式webサイト(日本語版)〉http://shellandjoint.com/jp/
・〈公式twitter〉https://twitter.com/shellandjoint
・〈公式instagram〉https://www.instagram.com/shellandjoint
・〈公式facebook〉 http://www.facebook.com/shellandjoint
※画像使用の際はコピーライト表記の記載をお願いいたします。(C)SHELL and JOINT
【配給】
Giggly Box
【PR協力】
株式会社actio 角山 朋美 垣本 浩喜
【製作&制作】
株式会社DASH
株式会社クロマリズム
株式会社TEEMA
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