放置竹林再生事業「竹コミュニティ事業」始まる
PR TIMES / 2021年2月17日 17時45分
京都で5代にわたり、竹林の育成整備から製品製造までを一貫して手がける老舗竹材店 竹定商店(http://www.takesada-shoten.co.jp)が運営する竹の未知の可能性を探求するプロジェクト「MICHIKU」(https://michiku.jp)。
デザイン性の高い竹内装材の実験に続き、第2弾では放置竹林再生をテーマとして、本格的な事業性と公益性を両立する事業「MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始します。
全国各地で放置竹林が増加し、周辺の生態系を破壊するなど社会問題となっています。原因は、生産者の高齢化・後継者不足であり、その根本は需要の減衰でした。しかしながら昨今、同社においてはむしろ原竹の供給不足が深刻化しています。
なぜこのようなアンバランスが生まれているのか。
それは、近年の伝統文化がもつ“ストーリー”という付加価値への注目と、デザイン分野の成長に関連していると、同社では見ています。実際に、同社が得意とする特注内装材製造に関して、この様な価値を付した受注が増えています
[画像1: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-412776-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-841971-1.jpg ]
加えてここ数年にわたり、伝統的竹製品の制作を下支えする業種の衰退により、一貫生産を基盤とする同社に、全国から竹部材作成の注文が集まっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-475849-2.jpg ]
つまり、再び上昇する需要と、大きく下降する供給の二線が交差しているのが、現在の状況です。この問題に着手するか否かが、古くから続く竹産業において“消滅”か“再興”かのターニングポイントとなるでしょう。
そこで竹定商店では、京都府広域振興局、南丹市、京都商工会議所と連携して、生産者を育成し、山間地域の放置竹林を再生することで、「良質な竹の安定供給」、「放置竹林問題の解決」「山間地域の所得創出」を実現することを目的とした「MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-892612-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-342577-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-102040-5.jpg ]
―スキームー
「MICHIKU-竹コミュニティ事業」は以下の方法で運営が始まっています。
竹定商店が加工適性等に合致するための造林・育成・伐採ノウハウを提供し、次世代の伐り子を育成します。
産出された原竹は、安定した需要を背景に持つ竹定商店が適正価格で全量を買取ります。
原竹は、品質・サイズに応じた製品に加工して販売します。
竹加工時に排出された竹粉は、竹定商店の流通背景を通して土壌改良剤、保湿剤として農家の方々が消費します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/56397/3/resize/d56397-3-796917-6.jpg ]
―今後の展望―
同社の成長分野であるデザイン内装材と、部材生産需要の増加に追随して、生産地とする放置竹林の整備地拡大を行っていく予定です。合わせて、第2世代、第3世代と“伐り子として生きる”中山間地域での持続可能なライフスタイルの確立をサポートしていきます。また、伐り子や地域、同社の取り組み先企業を巻き込みながら、整備された竹林を有効活用するコミュニティビジネスの立ち上げ、及び他地域への水平展開を想定しています。
―株式会社竹定商店について―
竹の一生と向き合い、竹と対話しつづけている、京都・太秦の職人集団です。約140年の間、京都太秦の地で竹と関わり合ってきた竹定商店が持つ経験・技術を活用し、竹の未知の可能性を探っています。歴史に学び、伝統に敬意を払いながら、従来の発想に捉われずに様々な試みを行っています。
―MICHIKUプロジェクトについて―
竹定商店が運営する、竹の未知の可能性を探求するプロジェクト。
第1弾ではデザインの実験を行いました。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
吉寅商店 5年ぶりの展示会 地域商材に重点
食品新聞 / 2024年9月20日 15時57分
-
「京都西山竹あかり~幻想夜2024~」の開催
PR TIMES / 2024年9月17日 11時45分
-
「しまなみ映画祭 2024」第4弾情報解禁!豊かな多島美を未来に繋ぐための5つの取り組みを紹介
PR TIMES / 2024年9月13日 18時45分
-
【開催レポート】ソーシャルビジネスを中高生が実践する「放置竹林解決プログラム」を開催
PR TIMES / 2024年9月8日 11時45分
-
パナソニック内装建材株式会社 兵庫工場がパートナー企業とともに兵庫県の森林整備活動の協定地「ひょうご つむぎの森」へ支援金を寄付
PR TIMES / 2024年8月29日 17時45分
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2「タワマン節税」「空き家問題」2つの不動産相続ルール変更で何が変わる?マンションや古い物件の活用方法は?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 8時0分
-
3福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
4「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
-
5スーツの青山、らしくない「モード服」に本気の理由 外部人材を起用、新ブランドでイメージ大刷新
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください