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GOOD CYCLE BUIⅬDING 001・淺沼組名古屋支店リニューアル竣工 今後はオフィスをはじめとして病院や公共施設などへも展開予定

PR TIMES / 2021年9月17日 18時45分

12トンの建設残土のアップサイクルなど環境配慮型リニューアルで脱炭素85%(建設時)、WELL認証・ZEB ready取得予定

 株式会社淺沼組(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:浅沼誠)が推進する「人間にも地球にもよい循環」をつくり上げる「GOOD CYCLE BUILDING」(グッドサイクルビル)の第一弾であり、フラッグシップとなる淺沼組名古屋支店のリニューアル工事が2021年9月16日(木)に竣工しました。



 淺沼組は1892年の創業以来、総合建設会社として人間の生活環境を整えるために地球環境に手を加えてきた事実を真摯に受け止め、2021年4月から「人間にも地球にも良い循環をつくる」ことを目指したリニューアル事業ブランド『ReQuality』を掲げています。人間の環境だけでなく、その先の地球環境のことも考えることで、資源が循環し、そこで過ごす人たちの巡りも良くなります。『ReQuality』は、そのようなより良い循環を、淺沼組はリニューアル事業を通じて生み出していくというコンセプトです。このコンセプトを淺沼組独自の環境配慮型リニューアル技術を活かしたリニューアルビル「GOOD CYCLE BUILDING」を通して社会へ発信します。

 GOOD CYCLE BUIⅬDING 001・淺沼組名古屋支店改修プロジェクトでは、築30年を経過した自社ビルを建築家の川島範久氏と淺沼組設計部との共同設計で、既存躯体・空間の有効活用の可能性を示すとともに、およそ12トンの建設残土をアップサイクルした版築ブロックや土壁、吉野杉を活用した外装などの技術や素材の活用を行いました。既存躯体の利活用により、新築として建てなおした場合に比べ建設時のCO2排出量を約85%削減しました。また、省エネ改修により、運用時のエネルギー消費量を旧支店の50%以下に削減する「ZEB ready」や、建物居住者の健康・快適性を評価する米国の第三者認証である「WELL認証」を取得予定です。また同日、淺沼組名古屋支店改修プロジェクトのコンセプトムービーを公開。(https://youtu.be/VOuFyhPlSus

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=VOuFyhPlSus ]



代表取締役社長浅沼誠や名古屋支店所属の若手社員によるコメントを通して、淺沼組が目指す「人間にも地球にも良い循環」を表現しました。今後はオフィスのみならず病院や教育施設、公共施設などに知見を展開していくことで、人間にも地球にも良い循環を広げていきます。


[画像1: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-d9d70ea050974acb7543-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-2a9ca4f2b5c609a27a34-1.jpg ]



淺沼組 名古屋支店(オフィスビル)について

自然素材の活用と人工素材のアップサイクル
 淺沼組が提案する環境配慮型リニューアルは、既存躯体を最大限活用しながら、新たに加える素材はできるだけ自然素材を使用することを徹底し、自然素材は人工素材と分離して不純物を混ぜることなく用い、既存の人工素材はアップサイクルすることを目指します。ビルの正面外装には、淺沼組と深い縁があり、持続可能な森林管理を行う奈良・吉野の杉を丸太のまま用いたり、近くの建設残土(約12トン)を壁土として再利用するなど、材料の将来の転用可能性を担保しながら、建物が寿命を迎えたときには「土に還る」建築を目指しています。また、淺沼組技術研究所において開発した、自然素材だけを用いた「還土ブロック」(特許出願中)、環境配慮型コンクリートを適用するとともに、産業廃棄物となるプラスチックをアップサイクルした建材など、先進技術を駆使した環境配慮プロダクトも製作しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-3daeeabe7aa461299e69-2.jpg ]

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既存躯体の活用と環境配慮型リニューアル技術で「脱炭素」と「健康で幸福な空間」を実現
 本プロジェクトでは、既存躯体の活用と自然素材の利用により、一般的な仕上げ仕様の新築と比べ、躯体と仕上げに係る製造・建設時のCO2排出量を約85%削減※し、外壁や躯体の補修により耐久性向上・長寿命化も行いました。外皮性能の向上と高効率設備の導入などの省エネ改修により、運用時の使用エネルギーを旧社屋の50%以下に削減するZEB readyを達成しました。
 ※躯体(建築の構造体)および仕上材について比較
 ※CO2総削減量:約1000t=近年の大型中高層木造ビル(木材使用量1400m3)に固定されるCO2量に相当。

[画像9: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-d6b88d23ee0777136f90-8.jpg ]

 また、昼光利用や自然通風を意識したパッシブ改修に加え、土・木・植栽といった自然物に囲まれる環境とすることで、建物居住者が快適・健康で過ごせる空間とし、米国の第三者認証である「WELL認証」を2023年度取得予定で、予備認証を本年3月に取得しています(築30年のオフィス全体の改修での WELL 認証の予備認証取得は日本初です)。さらに、大阪市立大学 健康科学イノベーションセンターと「オフィスなどの建築空間が人の健康に与える影響について」共同研究を行っています。特に、光・風に溢れ、土・木などの自然素材や植栽に包まれる空間が、人の疲労緩和や創造性の向上にどれだけ寄与するかを明らかにしていく予定です。

[画像10: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-1d4270a829c269e82d0f-9.jpg ]

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 今回の淺沼組名古屋支店のような築30年程度の中規模ビルのストックは、現在都市に多く存在します。これらは「中規模サイズ」であるが故に、大規模オフィスにくらべ奥行きが浅く、どこにいても外を近く感じることができ、開口部の計画を適切に行いさえすれば、十分な自然通風と昼光利用が可能なビルにリニューアルすることが可能です。このような現在都市に多く存在する「環境ポテンシャルの高い資源」とも言える既存ストックを活用し、環境配慮型リニューアル技術により「脱炭素」と「健康で幸福な空間」を実現していく手法は、広く展開が可能と考えています。

社員がつくる、管理する、サステナブルなオフィス活用
 愛知県内の淺沼組の他の現場で発生した建設残土を活用し、社員・関係者の手で土壁を塗るワークショップを実施しました(約120人が参加)。建物を利用するひとりひとりが、考え、創り、人と建築との関係性に思いを巡らせることで、建物への愛着に結びつくものと考えます。そして、社員が「長くつかう、大事につかう、楽しくつかう」を意識することで、サーキュラーエコノミー(循環利用による経済性の追求)のモデルを示しました。また、8階には社員が集まりイベントを催すことができるスペースを設け、イベントを企画し、オンラインで外部の人へも発信できるよう空間を活用していきます。
[画像12: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-af7cfea8259903e62aec-10.jpg ]

[画像13: https://prtimes.jp/i/77355/3/resize/d77355-3-d5b82976302d672f8b8d-11.jpg ]

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【施設概要】
名称 :淺沼組名古屋支店
所在地 :愛知県名古屋市中村区名駅南3-3-44
アクセス : 名古屋駅からタクシーで約6分
竣工 : 2021年9月16日(木)
公式ページ:https://www.goodcycle.pro/
Instagram :https://www.instagram.com/good_cycle_project/
note:https://note.com/asanumagoodcycle/
構造・規模 : 鉄骨造・地下1階・地上8階
建築面積 :  381.29平方メートル   延床面積 :  2,779.64平方メートル
事業主:淺沼組
デザインパートナー:川島範久
設計・監理:川島範久建築設計事務所+淺沼組一級建築士事務所
施工:淺沼組

デザインパートナー・川島範久氏 
プロフィール:
1982年神奈川県生まれ。建築家。博士(工学)。川島範久建築設計事務所主宰。明治大学理工学部建築学科専任講師。東京大学卒業、同大学大学院修士課程、博士課程修了。日建設計勤務、UCバークレー客員研究員、東京工業大学助教を経て現職。〈NBF大崎ビル(旧・ソニーシティ大崎)〉で日本建築学会賞(作品)、〈一宮のノコギリ屋根〉でJIA環境建築賞・大賞を受賞し、博士論文「日本における環境配慮型建築の設計プロセスに関する研究」で前田工学賞を受賞するなど、環境的視点から建築・都市デザインを見直す実践と研究を続けている。
HP:http://norihisakawashima.jp/

<設計思想> 『循環の中の建築』
太陽の光や自然の風、大地からの土や木、植物などの生命。変化する自然との繋がりの中で生活することは、心身の健康や創造性の向上に寄与するものであり、省エネルギーにも寄与します。自然物を適切な方法で建物に取り込むことができれば、人工素材をアップサイクルし、自然素材を土に還すことができ、有限である地球資源の消費を抑えるとともに、地球環境を健全に保つことにも繋がります。私たちは地球の上に生きていて、様々なモノとの連関の中で生きている。このような感覚を持ち続け、自らの価値観やふるまいを見直していき、「より良い循環」を作り上げていけるような、新しい建築・都市のあり方を追求しています。

株式会社淺沼組について
 淺沼組は、1892年の創業以来、人々の想いに真摯に向き合い、技術力を磨きながら、総合建設業に取り組んできました。淺沼組の事業活動は、「誠意・熱意・創意」の創業理念のもと、人と環境を大切にする創環境企業として、企業活動を通じ社会の安全・安心・快適の増進に寄与するという基本理念にもとづき行われております。2021年で創業129周年を迎え、今後も変わらず「社会の安全・安心・快適の増進に寄与」する企業として役職員とともに成長していきたいと考えております。

株式会社淺沼組
本社:大阪市浪速区湊町一丁目2番3号マルイト難波ビル
創業:1892年1月
設立:1937年6月
代表:代表取締役社長 浅沼誠
HP:https://www.asanuma.co.jp/

GOOD CYCLE PROJECTについて:建設業は、持続可能か。
 人間の環境を整備することは、地球環境に手を加えることでもあります。そんな当たり前のことが一番難しく、いま一番考えなくてはいけないことです。人間にも地球にもよい循環を建設しなくては、建設業の未来はない。その思いで、淺沼組は建設事業における環境に対する責任を真摯に受け止め、人間にも地球にもよい循環をつくるというリニューアル事業のコンセプトを発信すべく「GOOD CYCLE PROJECT」の設立に至りました。目指すのは、より良い循環をつくる建設業です。

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