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2024年10月5日(土)~27日(日)アジアの写真文化を発展させるプロジェクト「T3(ティースリー)」開催

PR TIMES / 2024年6月21日 16時40分

東京・八重洲、日本橋、京橋エリアの12を超える屋内、屋外会場で100名以上の作家が参加



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(C)Kohei Fukushima

今年で6回目を迎える「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、アジアの写真文化を発展させるプラットフォーム「T3(ティースリー)」として企画を拡大し、100名以上の作家が参加する写真プロジェクトとして東京・八重洲、日本橋、京橋エリアで、2024年10月5日(土)から27日(日)に開催します。
期間中は世界の写真動向と日本写真にまつわる文化の共有を実現すべく、サンフランシスコやニューヨークMoMAのキュレーターをはじめ、国際的なアートワールドで活躍する方々を海外から招聘して、様々なトークイベントも開催する予定。
■「T3 (ティースリー)」とは
T3は、フェスティバル、フェア、育成事業からなる包括的な写真プロジェクトです。
東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」。アジアにおけるアートフォトのマーケットとして新たにスタートする「T3 PHOTO ASIA」。そしてフェスティバルとフェアという環境をクロスオーバーしながら新たな才能を育てていくプログラム「T3 NEW TALENT」。それらを通じて作家やアートワーカーたちの活動が広がり、次の世代へと文化が繋がれていく場を目指します。

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
作品を探索しながら東京の新たな一面を発見する楽しみ、東京という街を舞台に生み出される新たな表現との出会い、そして都市による文化観光を生み出す写真祭。
今年は「New Japanese Photography: 50 years on」をテーマに、3組のキュレーターによる企画展を行います。
【開催概要】
期間:2024年10月5日(土)~27日(日)
開催エリア:東京・八重洲、日本橋、京橋エリアの屋内、屋外会場
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
助成:令和6年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
URL:https://t3photo.tokyo/

New Japanese Photography: 50 years on」とは
1974年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された「New Japanese Photography」展。MoMA写真部門のディレクターを務めたジョン・シャーカフスキーと、カメラ毎日編集長の山岸章二の2人がキュレーターを務め、曰く「日本国外で行われた現代の日本写真に関する最初の大規模な調査」は、海外におけるその後の「日本写真」の評価や研究に長く大きな影響を与えた写真展として知られています。同展から50年。「New Japanese Photography」を軸に、現代において大きく変化し広がりを見せる「写真」に新たな光を当ててみたいと考えた企画展です。

調 文明|NEW JAPANESE PHOTOGRAPHY 1974→2024
「NEW JAPANESE PHOTOGRAPHY 1974→2024」は、「New Japanese Photography」 が開催された1974年から50年の節目を迎える2024年に、「50年後のNew Japanese Photography」としてこの半世紀のなかで起こった様々な変化を踏まえたうえで「今」を体現する作家7名を選出した展覧会となります。「New Japanese Photography」の言葉がとらえる射程は50年という歳月のなかで着実に変容を遂げており、本展はその有り様を示すまたとない機会となることでしょう。そして、それはまた1974年の同展に対するひとつの応答にもなっているのではないでしょうか。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85103/3/85103-3-e2a3cf6945137f2f58904c39d203dd03-1489x1993.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
調 文明
調 文明
写真批評/写真史研究。1980年、東京生まれ。立教大学ほか非常勤講師。『ハーパーズ・バザー』2018年9月号に「日本の今を切り取る新世代フォトグラファー」、『STUDIO VOICE』2018年3月号に「偏/遍在するドキュメンタリー」、『装苑』2019年7月号に「独自性を放つ色彩の表現者たち 日本の写真作家と、色のはなし」を寄稿、2023年4月号から2024年3月号まで『キヤノンフォトサークル』で「カメラが見つめる時代――写真史をアップデートする」を連載。T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023ゲストキュレーター。写真表現の校閲室「調エル」を主宰。



マーク・フューステル|
Alternative Visions: A Female Perspective / The Wall vs the Page
1974年の「New Japanese Photography」で見過ごされた2つの視点に着目します。
1つ目は、女性の視点。同展には15人の写真家が選ばれましたが、その中に女性写真家は一人も含まれていませんでした。本展ではその時期に活動していた女性作家が制作した重要な作品群から、当時ありえた別の展示の姿を提示します。
2つ目が、「写真集」の存在。山岸章二は「日本の写真は主に書籍のために作られていた」としつつも、1974年の展示では写真集は1冊のみで、残りはプリントによって構成されました。本展は、現代における写真集の重要性と多様性を示し、写真を見る体験が「ページと壁」とでどう異なるかを提示します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85103/3/85103-3-95b7d747f680c3ca70f349cbd2d7faf4-1200x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
マーク・フューステル
マーク・フューステル
パリを拠点に活動するライター、エディター、キュレーター。日本写真のスペシャリストであり、「Tokyo Stories」(Kulturhuset、ストックホルム)、
「細江英公:記憶の劇場」(Art Gallery of New South Wales、シドニー)、「Okinawa: une exception japonaise」(Le Plac'Art Photo、パリ)など、
この分野の展覧会をキュレーションしている。また、鷹野隆大著『ca.ra.ma.ru』(Libraryman、2022年)、柴田敏雄著『Boundary Hunt』(Poursuite、2021年)、普後均著『BLACKOUT』(L'Artiere、2018年)など、現代アートや写真の出版物のライターや編集者としても活躍している。
フォトフェスティバルやイベント等での講演も多く、2019年からはパリ・フォトにおけるアーティスト・トークのホストの一人。2009年から2013年まで写真ブログeyecurious.comを執筆し成功を収め、現在は世界中の出版物に写真や写真集について定期的に執筆している。
www.marcfeustel.com



小林 美香|その「男らしさ」はどこからきたの?
「New Japanese Photography」展は、企画者・出展作家ともに男性のみによって構成されました。
本展覧会は、写真のコミュニティのみならず、メディアや日本社会全体に通底する男性中心主義的価値観・ホモソーシャル性に焦点を合わせ、写真作品や映像作品、広告や広報など公共のイメージに表象される男性のイメージを通して、ジェンダーにまつわる規範的な価値観の中でも、とくに「男らしさ」とは何かを戦後社会の変遷に照らし、批評的な観点から検証します。個人所蔵のスクラップブックやポストカード、雑誌や書籍などを通覧する資料展示も行います。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85103/3/85103-3-71bdb388982eb416b9a7ebcf4ed14c38-1365x2048.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
小林 美香
小林 美香
写真・ジェンダー表象研究
国内外の各種学校/機関、企業で写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会を企画、雑誌やウェブメディアに寄稿するなど執筆や翻訳に取り組む。近著に『ジェンダー目線の広告観察』(現代書館 2023)現在、アメリカの漫画家マイア・コベイブ(Maia Kobabe)の『ジェンダー・クィア』の日本語版出版を準備中(2024年夏刊行予定)。News Picksのトピックオーナーとして「ジェンダー目線の広告観察:その「らしさ」はどこから来たの?」を連載中。
https://newspicks.com/topics/sono-otokorashisa-2024/



T3 PHOTO ASIA
アジアを拠点とするギャラリーが集まり、各国で注目を集めるアーティストによる写真作品を次世代の視点から多角的に紹介するフォトフェア。
独自の視点と文化的背景が融合した表現から育まれてきたアジアの芸術写真は、アイデンティティ、記憶、世界の概念を再定義することで、アジア大陸全体の写真表現の多様性と豊かさを明示してきました。近年では、アジア独自の文脈の中で相承と革新がなされるだけでなく、伝統的な芸術要素と現代的な技法が融合し、地域的にも国際的にも共鳴する作品が生まれ、世界の芸術写真シーンに大きく貢献しています。
一方、デジタル技術に特徴づけられる時代、ソーシャルメディアプラットフォームでは、自己表現や個人のストーリーが重要視され、芸術写真の世界では、従来のバイナリーを超えた多様かつ包摂性をもった表現により観客との共感を生む力強い作品が生まれています。
これらの動向は、芸術写真が単なる視覚的美しさや文化的境界をこえ、社会的な意識や個人的な表現を豊かにする重要な手段であることを示しています。このことを今この時代にあらためて伝え、育てていくことは、未知の写真、写真文化の深化に繋がるはずです。
その名を冠する通り、T3 PHOTO ASIAは、アジアの地をハブとして写真に纏わるこれまでの、そしてこれからの物語を紡ぎ出していきたいと希求してスタートします。
【開催概要】
期間:2024年2024年10月19日(土)~21日(月)
会場:東京ミッドタウン八重洲 4F、5F(東京都中央区八重洲2-2-1)入場料:前売 1,500円 / 一般 2,000円
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
助成:令和6年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
URL:https://t3photo.asia

T3 NEW TALENT(詳細近日公開)
これまでもT3は国内の美大・専門学校で写真を学ぶ学生を対象に「学生プロジェクト」を開催し、若い才能への機会提供を行ってきました。本年より、写真フェスティバルとアートフェアという2つの場を活かし、その対象を中堅作家やキュレーター・批評家等にも拡大した新たなプロジェクトをスタートしていきます。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85103/3/85103-3-e04898cf7c9f26ec61aa165dcfb1bae1-770x1092.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
速水 惟広
T3 ファウンダー/速水 惟広
写真雑誌編集長やギャラリーディレクターを経て、2017年に上野公園にて東京で初となる屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催。その後、2020年より東京駅東側エリアに舞台を移す。これまでに手掛けた主な企画展に「態度が<写真>になるならば」(共同キュレーター マーク・フューステル 2023)、「The Everyday -魚が水について学ぶ方法-」(共同キュレーター きりとりめでる、2022)ほか。海外の国際写真祭やアワードにおける審査員など多数。日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。



[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/85103/3/85103-3-724f6c7acd211c6cfd4d0dbb6d7d1d27-1191x842.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
<本件に関するお問い合わせ>
広報担当:関 早保子
e-mail: t3_pr@tip.or.jp

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