1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

墨田区、「すみだ地域ブランド戦略」を12年ぶりにリニューアル 「すみだモダンパートナーシップ」導入で地域産業が持続する”最先端の下町”へ

PR TIMES / 2021年9月14日 19時15分

「こころ、ゆさぶる。」ポップアップストアを錦糸町PARCOにオープン

 墨田区(区長:山本亨)は、SDGsを推進する地域産業の“最先端の下町”としてオープンイノベーションシティのプロトタイプとなるべく、2021年9月、区の更なる産業振興・地域活性を目的として2009年に提言し、これまで12年に亘って続けてきた「すみだ地域ブランド戦略」をリニューアルしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-df5f7f219107244b62bc-6.png ]



1.すみだ地域ブランド戦略(すみだモダン)のリニューアルについて

■これまでの「すみだモダン」
東京スカイツリーの誘致決定を機に、“ものづくりのまち”としての産業ブランド力を国内外にPRする目的で2009年からスタートした「すみだ地域ブランド戦略」。その主要事業の一つである「すみだモダン ブランド認証」は区内で生まれた価値の高い商品・飲食店メニューを発掘するプロジェクトで、その認証数は2010年の制度開始からの10年間で約200件におよびます。このほか、「すみだ地域ブランド戦略」では、区内事業者と著名デザイナーによる「ものづくりコラボレーション」事業も展開し、国内外の催事や展示会への出展等、販路拡大事業も含めて区内のものづくりを活性化する優れた活動として評価され、2015年度にグッドデザイン賞を受賞しました。
すみだモダン認証商品:http://sumida-brand.jp/brand/brand_s

■リニューアルの経緯
墨田区では、「すみだ地域ブランド戦略」の継続的な活動によって“ものづくりのまち”としてのイメージアップ・認知度向上に一定の成果を上げました。
しかし、近年の消費者の購買活動は、商品の機能やデザイン、価格等の「見た目の重視」から、事業者の理念や職人の想い、バックグラウンド等、「ストーリー性」を重視する価値基準へと変化してきており、また区内産業においても、SDGsや社会課題の解決等に果敢に取り組む事業者が現れるようになり、これを新たな時代への転換期と捉え、2019年より「すみだ地域ブランド戦略」リニューアル構想の検討を開始しました。
リニューアルに当たっては、これまでの「すみだモダン認証商品」の中から、特に優れた商品13点を「ベストオブすみだモダン」として2019年に再選定し、これを今後のすみだモダン認証商品の指標とすることを決定。そのほか、2020年6月にオープンした東京ミズマチ内に「産業支援施設SHOP&WORKSHOP すみずみ」を開設し、区内産業の効果的なプロモーション手法を追究する社会実験を開始するとともに、事業者の新たな販路拡大支援の一環として、2021年3月に「スタイルストア」との連携による特設ECサイトを立ち上げました。
このような新たな取組も行いながら、地域ブランド戦略のリニューアルの検討を進めてきた結果、従来の「商品そのもの」だけではなく、そのバックグラウンドにある事業者の「活動」に光を当て、事業者とのパートナーシップによる本区ならではの産業ブランド力の向上、ひいては「事業を新たに起こす・継続する」事業者を増やしていくといった、より実効性の高い戦略を打ち出し、新たなステージへと移行します。
このことを体現する意味を込めて、これまでの活動によって市民権を得た「すみだモダン」の名称を、すみだ地域ブランド戦略推進事業そのものを表す言葉として改め、その理念を再定義し、ロゴマークを刷新いたしました。

2.新「すみだモダン」

■新定義と新理念
これまでの「すみだモダン」は、「区内の優れた商品や飲食店メニューの総称」を表しました。
新たな定義は、「ものづくりを通して、未来のスタンダードを創造し、人々の幸せを育む活動」となります。
新理念は以下の4つとし、この理念に合致する事業者の活動を「すみだモダン」と呼称します。
1.未来への約束を果たす(持続可能性)
2.知恵を集めて新しい価値を創る(共創性)
3.粋な視点と遊び心を大切にする(独自性)
4.様々な人の幸せなつながりを育む(多様性)

■新ロゴマークとステートメント
すみだモダンの理念に合致する活動は、多くの人々を奮起させるものと捉え、これを表現するロゴマークとステートメントを制作しました。今後は、これらを活用したプロモーションを展開し、区内外に広く訴求していきます。


ロゴマークは、隅田川の流れと墨田区の「S」を表している。緩やかな曲線と勢いのある先端は「ものづくりの原点と新しい未来への挑戦」を意味する。手掛けたのは、今夏、一躍話題となった「、東京2020スポーツピクトグラム」の開発者の一人である、廣村正彰(ひろむら まさあき)氏。
ステートメントの制作は区内にある三井広告事務所の三井浩(みつい ひろし)氏と三井千賀子(みつい ちかこ)氏によるもので、すみだでものづくりをする人のベースにある「ものづくりは未来づくりであり、こころを動かすもの」ということを表現した。
[画像2: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-df5f7f219107244b62bc-6.png ]


新しい「すみだ地域ブランド戦略推進事業(すみだモダン)」の発表に合わせて
制作したロゴマークとステートメント。
独特なロゴマークの色は、「すみだモダンブルー」と名付けました。

2.具体的な事業展開及び第1期すみだモダンブルーパートナーの決定

■3つの主要事業(つながる・つくる・つたえる)
(1)「すみだモダンパートナーシップ」の導入 <つながる>
すみだモダンを実践する事業者(すみだモダンブルーパートナー)またはその理念に共感する事業者(すみだモダンオープンパートナー)とパートナーシップを結びます。区は、これらの事業者が自由に参加できる「(すみだモダンコミュニティ)を定期的に開催し、新たな異分野連携やイノベーションを誘発する機会を創出します。すみだの多様な産業の強みを生かした、さらなる産業ブランディングを図り、次世代のすみだモダンの実践者を増やします。
[画像3: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-cce3cd7556dfd387e7e8-3.png ]


【第1期すみだモダンブルーパートナー】
新戦略の開始にあたり、区では以下の6事業者による5つの活動を「すみだモダン」に決定し、各事業者をすみだモダンブルーパートナーとして決定しました。

アサヒグループホールディングス 久米繊維工業
森のタンブラーとサステナブルなTシャツを活用した「美しい地球の保全」を訴求する活動

ヒロカワ製靴
革の端切れを活用した高い技術力とデザイン力による革靴の製造に関わる活動

株式会社アストロスケール
人と地球と宇宙を持続可能にするための活動

山口産業
人・自然・環境に配慮した製法でなめした“やさしい革”に関する活動

ホリゾン
カシミヤヤギの飼育から製品までの一貫生産に関する活動

なお、すみだモダンコミュニティには、これまでのすみだ地域ブランド推進協議会の中から、区内事業者や観光情報に精通したい理事を「発起人」として招聘し、橋渡し役としてフォローする体制を整えます。

【すみだモダンコミュニティ発起人】
MASAMI DESIGN 主宰 高橋 正実(たかはし まさみ)氏
オレンジトーキョー(株) 代表取締役 小高 集(こだか つどい)氏
墨田区観光協会 理事長 森山 育子(もりやま いくこ)氏


(2)「すみだモダンフラッグシップ商品開発」の実施 <つくる>
2019年にこれまでの「すみだモダン認証商品」の中から、ザ・ベストとして選出された「SPIDER(革の端切れを使って製造された革靴(ヒロカワ製靴))」に匹敵する優れた新商品を生み出すため、クリエイティブディレクター統括による、デザイナー×事業者の複数のコラボレーションを実施します。
クリエイティブディレクターには、廣田尚子氏(ヒロタデザイン代表、女子美術大学教授)を招聘し、デザイン経営の考え方を盛り込みながら、参加事業者同士によるワークショップや知財やマーケティングを学ぶ講演会等も実施します。
また、デザイナーには、大友 学(おおとも がく)氏と山田 佳一郎(やまだ かいちろう)氏のほか、大手企業のインハウスデザイナーも参画し、区内事業者とのこれまでにないコラボレーションを実現し、3年をかけて商品開発に取り組みます(開始2年で製品化、3年目で商品化を目指す)。
そのほか、本プロジェクトの経過を記録・発信する役割として、区内大学生との連携も視野に入れています。

クリエイティブディレクター
ヒロタデザインスタジオ 廣田 尚子(ひろた なおこ)氏


デザイナー
株式会社スタジオ 大友 学(おおとも がく)氏
カイチデザイン 山田 佳一郎(やまだ かいちろう)氏


*このほか、生活に密着したBtoC系大手企業2社のインハウスデザイナーも招聘予定

(3)「すみだモダンプロモーション」の展開 <つたえる>
すみだモダンの活動を多様なメディアを通して広く発信し、多くの人々の日常生活に浸透させ、根強いファンを獲得していきます。
具体的には、これまでのすみだ地域ブランド戦略の10年の歩みと未来を記した書籍「SUMIDA MODERN」の流通やウェブサイト公開、東京ミズマチ内の新施設「SHOP&WORKSHOP すみずみ」の運営、セレクトECショップ「スタイルストア」内の特設サイトでの情報発信等のメディアミックスを展開していきます。

<ブランドブック「SUMIDAMODERN」>
[画像4: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-5ffd6b960e2f6184be0c-5.png ]



■サイズ:A5変天地
■装丁:スケルトン装丁(本の背を糊で綴じ、背表紙をつけず背がむき出しになる製本方法)
■ページ数:302ページ
■定価:3,300円(税込)
■9月下旬頃から一般書店で販売

<SHOP&WORKSHOP すみずみ>
[画像5: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-4455015a2d344da7f07c-1.png ]


<セレクトECサイト「スタイルストア」>
[画像6: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-45422d4f32987ecce253-2.png ]



3.すみだ地域ブランド推進協議会の新体制
新戦略の開始に伴い、すみだ地域ブランド推進協議会の組織体制を改変しました。
フラッグシップ商品開発事業のクリエイティブディレクターとなった廣田 尚子(ひろた なおこ)氏に加え、区内事業者の内情に精通する東京東信用金庫(ひがしん)の理事長である中田 清史(なかた せいし)氏が新たな理事に就任しました。なお、顧問については、さらに就任いただく方を調整中です。(それぞれのプロフィールについては、後述)
【すみだ地域ブランド推進協議会】
理事長 水野 誠一(みずの せいいち)氏
副理事長 田中 一雄(たなか かずお)氏
理事 廣田 尚子(ひろた なおこ)氏
理事(監事) 中田 清史(なかた せいし)氏
理事 鹿島田 和宏(かしまだ かずひろ) *墨田区産業観光部長
顧問 小澤 弘(おざわ ひろむ)氏

4.新「すみだモダン」ポップアップストア
新戦略の発表に合わせ、錦糸町PARCO6階においてポップアップストアを開催。ここでは、これまでの「すみだモダン ブランド認証商品」からセレクトした商品等の展示・販売に加え、第1期すみだモダンブルーパートナーとの活動紹介、ブランドブック「SUMIDA MODERN」のコンセプト展示等も行います。
[画像7: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-9a113ef9bd7508c9b95c-0.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/86522/3/resize/d86522-3-6ee26bed4f05deb9838b-4.png ]


【ポップアップストア概要】
イベント名:すみだモダン10周年展示 New:streaming
日程:2021年9月14日(火)~9月26日(日)
時間:11:00~20:00 
※時間は変更になる場合がございます。
※9月14日(火)のみ16:00オープンとなります。
会場:錦糸町PARCO6階12番地
アクセス: JR総武線 錦糸町駅南口より徒歩1分または東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅2番出口すぐ
主催:墨田区、すみだ地域ブランド推進協議会
協力:株式会社パルコ 錦糸町店、株式会社東京楽天地

5.関係者のプロフィール
すみだ地域ブランド推進協議会理事長 水野誠一(みずの せいいち)氏
株式会社IMA代表取締役。西武百貨店社長、慶応義塾大学総合政策学部特別招聘教授、参議院議員、Francfranc、オリコンなど企業の社外取締役、森ビル特別顧問などを歴任。LOFTを成功に導き、渋谷を“若者文化の発信基地”としてアイデンティティを確立させるなど様々な実績がある。

すみだ地域ブランド推進協議会理事 田中一雄(たなか かずお)氏
GKデザイン機構代表取締役社長。(公社)日本インダストリアルデザイン協会特別顧問、(公財)日本デザイン振興会 グッドデザイン・フェロー、世界デザイン機構(WDO)アドバイザー。グッドデザイン賞、ドイツ レッドドットデザイン賞など国内外の審査委員を歴任。

すみだ地域ブランド推進協議会理事
すみだモダンフラッグシップ商品開発クリエイティブディレクター 廣田尚子(ひろた なおこ)氏
プロダクトデザイナー。GKランニングアンドデザインを経てHirota Design Studio設立。ビジネスモデルのデザインから製品開発に至るトータルソリューションを行う。女子美術大学教授、グッドデザイン審査委員。

すみだ地域ブランド推進協議会理事(監事) 中田清史(なかた せいし)氏
昭和30年7月7日生、岩手県久慈市出身。昭和53年3月東洋大学法学部卒業、昭和53年4月東武信用金庫(現東京東信用金庫)入庫。平成30年6月東京東信用金庫理事長就任。

すみだ地域ブランド推進協議会顧問 小澤弘(おざわ ひろむ)氏
淑徳大学人文学部客員教授。江戸東京博物館名誉研究員。調布学園女子短期大学教授を経て、江戸東京博物館都市歴史研究室長・教授を2014年3月まで務める。現在、東京都伝統工芸品産業振興協議会会長、東京国立博物館協力会評議員等を務める。

すみだモダンコミュニティ発起人 高橋正実(たかはし まさみ)氏
墨田区生まれ。1997 年MASAMI DESIGN 創立。
コンセプトメイキングから未来構想、CI・VI 計画、小さなプロダクトから建築空間まで、広くデザインに携わる。ドイツiF、RedDotDesignなど国内外の受賞多数。

すみだモダンコミュニティ発起人 小高集(こだか つどい)氏
墨田区に生まれ、育ち、学び、創業。地場産業でもある莫大小工場(メリヤス)を継ぐも布ぞうりブランドを立ち上げ起業。現在は企画から製造、小売までを生業とするオレンジトーキョー株式会社の代表も務める。

すみだモダンコミュニティ発起人 森山育子(もりやま いくこ)氏
2007年にジュピターテレコム入社。2011 年よりジェイコム東京すみだ・台東局長。2018 年に一般社団法人墨田区観光協会理事長兼事務局長に就任。すみだ地域ブランド推進協議会の副理事長も務め、すみだの魅力を区内外にPRするため、多方面で活躍している。

すみだモダンフラッグシップ商品開発デザイナー 大友学(おおとも がく)氏
製品のデザイン開発を中心に、プランニング、ビジュアル開発、パッケージ、各種販促ツール等までデザインするデザインスタジオの代表。国内デザインコンペ、グッドデザイン賞等受賞多数。女子美術大学非常勤講師、グッドデザイン賞審査委員。

すみだモダンフラッグシップ商品開発デザイナー 山田佳一朗(やまだ かいちろう)氏
KAICHIDESIGN 代表。主な活動にイストク、リビングトーク、ひきよせなどのブランディング、GEMINI、酒器だるま等のプロダクトデザイン、COEDOの屋台、blocco青山店のインテリアデザイン等。グッドデザイン賞、red dot design award等受賞。

すみだモダン新ロゴマーク開発者  廣村デザイン事務所  廣村正彰(ひろむら まさあき)氏
1998年 廣村デザイン事務所設立。グラフィックデザインを中心に、美術館や商業、教育施設などのCI、VI計画、サインデザインを手がけている。主な仕事に、すみだ水族館、9hナインアワーズ 、アーティゾン美術館、東京2020スポーツピクトグラム開発に携わる等。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください