岡山発。世界初の太陽光パネル熱分解装置で、国内特許を取得本特許を含む新技術により、廃棄パネルを分解CO2排出ゼロで、リサイクル可能な資源を高純度で抽出
PR TIMES / 2021年11月4日 15時45分
【概要】
太陽光パネルを製造販売する 株式会社新見(にいみ)ソーラーカンパニー(岡山県新見市、代表取締役社長 佐久本 秀行⦅さくもと ひでゆき⦆、http://niimi-solar.com/)は、2021年(令和3年)9月7日、廃棄された太陽光パネルを高いリサイクル率で分解できる熱分解装置の特許を取得し、8月17日には、中国の実用新案にも登録されました。
この特許を含む新技術により、 従来不可能であった下記が可能となります。
・リサイクル可能な資源を純粋に抽出可能=リサイクル可能な状態に選別分離する「後工程」不要
・封止剤(EVA)およびバックシート(有機物)の処理時、CO2の排出ゼロ
[画像1: https://prtimes.jp/i/89046/3/resize/d89046-3-398a57059c168a425420-2.jpg ]
【熱分解処理の解説】
1.過熱蒸気発生装置から熱分解処理炉に過熱水蒸気を供給
2.熱分解装置内を、過熱水蒸気で充満させた状態で、太陽光パネルを投入
3.600度以上の高温の過熱水蒸気で太陽光パネルを加熱
4.太陽電池(セル)を覆う封止剤(EVA)・バックシートを装置内で気化
5.ガラス、太陽電池(セル)、銅線などのリサイクル材に分離抽出
【背景】
・太陽光パネルは、25~30年で劣化し廃棄
・2012年導入の固定化価格買取制度(FIT)が2032年に20年の期限を迎え、廃棄パネルは急増、
2015年の2351トン→i2040年には80万トンへ(環境省リサイクル推進室の推計)
・日本では太陽光パネルは、ほぼ「埋め立て廃棄」だが、今後埋め立て処分場の残余容量は不足
廃棄パネル問題が深刻化するのは必至
【課題】
現在、埋め立て以外の処理技術は、どの方法も以下が課題→佐久本式処理技術が解決
・封止剤(EVA)とガラス・太陽電池(セル)が密着(下記)
→ガラスと太陽電池(セル)の分離抽出不可能=選別分離する後工程が必要
・封止剤(EVA)とバックシートが有機物のため、燃焼処理時にCO2を排出
[画像2: https://prtimes.jp/i/89046/3/resize/d89046-3-87bee12fd8a089a952d4-1.jpg ]
【佐久本社長の想い】
「せっかく環境に良いと思って作った太陽光パネルが、環境に悪い大量の廃棄物になってしまう。そんなことは耐えられない。入口で売りっぱなしにして終わりではなく、出口のところまで責任を持ちたい」
【今後の展開】
・開発した装置はまだプロトタイプで、太陽光パネル処理能力が日量15~20枚程度
・処理能力拡大と処理コスト低減を目指し、日量50枚程度の装置設計を完了
・現在、私たちの志に共感してパートナーとなってくれる、
新装置(製作費1.5億~2億円)製作メーカー・新装置を導入する産業廃棄物処理業者を募集中
・11月17日13時、岡山産廃業者様向け説明会を岡山国際交流センターにて開催
・11月30日全国産廃業者様向けウェビナーを開催予定
[画像3: https://prtimes.jp/i/89046/3/resize/d89046-3-8ff58a8e68b1e16c108a-3.jpg ]
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