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伝統工芸・若狭塗の伝統美を現代に拓く箸〈rankak(ランカク)〉

PR TIMES / 2024年10月23日 10時45分

漆・卵殻・松葉などの自然素材を用い、9か月をかけてつくる新プロダクトを発表



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創業100余年、伝統工芸・若狭塗をルーツとした若狭塗箸の製造・販売を行う株式会社マツ勘(本社:福井県小浜市 代表取締役社長:松本啓典 以下マツ勘)は10月30日に、若狭塗の伝統技法を用いた新たなプロダクト「rankak(ランカク)」を発表いたします。

販売は自社EC、及び直営店「GOSHOEN」(福井県小浜市)で行うほか、オープン価格で卸販売も行います。また、10月29日(火)から11月5日(火)まで直営店「GOSHOEN」にて展示発表会を行います。

【商品特設ページURL】https://matsukan.com/rankak/
【箸蔵まつかんオンラインストアURL】 https://www.hashikura1922.com/
【直営店・GOSHOEN ホームページ】https://goshoen1815.com
伝統工芸・若狭塗の魅力を再発見する
国内の塗箸生産7割のシェアを誇る福井県小浜市で、塗箸作りのルーツとなった伝統工芸「若狭塗」。江戸時代に若狭湾の「美しい海底の様子」を図案化したのが起源とされ、小浜藩の主産業として保護奨励されてきました。松葉や貝、卵の殻などの自然の素材と、職人の巧みな技術の融合で生まれる美しい模様が最大の特徴で、江戸時代には調度品として、明治時代以降には特産品として流通していました。しかし、時代や生活スタイルの変化によって需要が減少。現在、若狭塗の技術を受け継ぐ職人はわずかに残るのみです。

若狭塗とは対照的に、時代の変化や人々の需要に合わせて、大量生産や工業化に対応してきた塗箸ですが、現在流通している塗箸は、ルーツとなる若狭塗の技術や、模様の美しさを活かした製品ばかりではありません。そのことを疑問に感じていた私たちは、ルーツとなる若狭塗に敬意を示した商品づくりがしたいと考えるようになりました。

「rankak」は、若狭塗の1番の魅力である手仕事ならではの「模様」に焦点を置き、若狭塗の模様の美しさを再発見していただくことを目指した商品です。

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希少となった伝統技法を職人とともに甦らせる
マツ勘には創業時から代々保管されている若狭塗の塗模様帳があります。200種類を超える模様が記されていますが、現在流通している柄は産地内でも数種類のみ。ほとんどの模様は、人々の目に触れることなく忘れ去られていこうとしていました。

その中で今回目をつけたのは「抜き模様」と呼ばれる伝統模様。漆の上に自然素材を置き、卵殻で型取りし、何層にも塗り重ねた漆を丁寧に研ぎ出すことで、繊細で美しい模様を生み出します。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104578/3/104578-3-a62d59c640f92e99ce2478b60542da04-2252x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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多様化する現代の食と家族の形にもフィットするデザイン
古典的な若狭塗の箸は、男性用が黒、女性用が赤といった色合いが主流で、食卓や家族の形が多様化する現在のライフスタイルには取り入れにくいという声が多く見受けられます。「rankak」は赤や黒だけでなく、緑や黄色などの天然漆を使用した4色展開。螺鈿の煌めきなど若狭塗の伝統的な魅力を持ちながらも、ドットやストライプなどを思わせるデザイン、竹木地をあえて残したカジュアルさは、様々な食卓に自然と馴染みます。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104578/3/104578-3-4f4da13ba7abb1a19301da5e17a8f1e4-2254x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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未来への継承を目指した初めての取り組み
今回ものづくりを担当した若狭塗師・古川勝彦氏にとって、塗箸メーカーから企画を持ち込まれて新商品をつくることや、書物でしか見たことのない模様に取り組むことは、職人経験の中で初めてのこと。幾度も対話を重ね、試作には2年以上を費やしました。協働で新しい製品を作り出すのは初めての取り組みでしたが、作る人と伝える人の力を掛け合わせて作った「rankak」は、若狭塗の美しさをより多くの方に伝えるための大切な一歩になったと感じています。

若狭の海の美しさから生まれた伝統工芸・若狭塗は、身近にあるものを美しいと思う心や、身の回りにあるものから美しいものを生み出す人の力の素晴らしさを私たちに教えてくれます。それは、若狭塗を起源に持つ私たち塗箸メーカーが後世に伝えていくべき財産。未来にその財産を継承していくために、作る人、伝える人、使う人、皆が心地よいプロダクト。それが「rankak」です。
株式会社マツ勘について
【会社概要】

社名:株式会社 マツ勘MATSUKAN.CO.,LTD.
本社所在地:〒917-8584 福井県小浜市北塩屋16-5
代表取締役:松本 啓典
事業内容: 塗箸・木箸・竹箸の企画・商品開発・製造販売
設立: 1922年9月
HP:https://matsukan.com/matsukan


[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104578/3/104578-3-ddd5adb82beb32b38698bdfa16cf474c-600x424.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【箸蔵まつかん本店・GOSHOEN】

2021年、マツ勘創業の地(福井県小浜市北塩屋)に眠る県指定有形文化財「旧古河屋別邸」をカフェや直営店を併設した施設としてリノベーション。地域の人、観光客の方など、皆が集える“みんなの別邸“「GOSHOEN」として運営しています。

所在地:〒917-0002 福井県小浜市北塩屋17−4−1
HP:https://goshoen1815.com


[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104578/3/104578-3-1dad9dc9ee8fd73a8a996e71c16a5a25-400x400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


商品概要
商品名:rankak(ランカク)
色展開:matsuba(緑)/ito(赤)/natsume(黄色)/yuki(黒)の4色展開
価格:オープン (直営店価格:15,000円(税抜))
素地:天然竹(京都産)
表面塗装:漆塗装
加工地:日本
発売日:箸蔵まつかん本店・GOSHOEN ―10月29日(火)
ECショップ「お箸の専門店・箸蔵まつかん」―10月30日(水)
オンラインストア:https://www.hashikura1922.com/

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