災害時に地域の防災拠点に変わる最先端の水工場が本格稼働
PR TIMES / 2023年2月15日 12時45分
断水でも、停電でも、地域にきれいな水を供給し続ける
全国のスーパーマーケットを中心に約3,000台の「水の自販機」を展開する、ウォーターポイント株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長:小早川克史)は災害時には地域の防災拠点としての役割を果たす、最先端の水工場「ウォーターポイント八王子」を2023年3月より人員を大幅に拡充し、本格稼働させます。
平時には最先端のミネラルウォーターの製造工場として稼働しています。ですが、災害発生時には運営体制を切り替え、水道が断水し、停電したとしても、近隣住民に1日あたり約2,000人分の飲料水とトイレなどに使用する生活用水を20トン提供します。
「ウォーターポイント八王子」は昨年、八王子市と正式に「災害時における生活用水の提供に関する協定」を締結しています。またソフトバンク株式会社、くら寿司株式会社、株式会社明治といった大企業と並んで、「ソトコトSDGsアワード2022」も受賞しています。
今回の本格稼働により、「地域での防災拠点」としての役割をより一層、強く担うことができるようになるのです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/116474/3/resize/d116474-3-25a1cc2e96c9020c5e6d-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/116474/3/resize/d116474-3-539eeb5c79a3fa8a145a-1.png ]
東日本大震災でも深刻だった水インフラ被害
国土交通省の「平成24年版日本の水資源について」によりますと、東日本大震災による水インフラへの被害は、上水道で19 都道県、最大 230万戸の断水が発生しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/116474/3/resize/d116474-3-b4bdb540aeecc121f161-2.png ]
出典: https://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/hakusyo/H24/1.pdf
また「避難所生活で困ったこと」を聞いた内閣府のアンケート結果でも、水に関する問題が上位を占めています。
「ウォーターポイント八王子」はこうした災害時に深刻な被害をもたらす地域での水不足に民間の力で資することを目的とした水工場です。
「ウォーターポイント八王子」の主な機能
・地下水をきれいな水に変える、「ダブル逆浸透膜」精製
「ウォーターポイント八王子」では地下水を組み上げ精製処理しているので、断水してもきれいな水を提供し続けることができます。地下水の精製には業界最先端の技術を用い、万全の体制を敷いています。それが「ダブル逆浸透膜による精製」です。
「ダブル逆浸透膜」とは文字通り、逆浸透膜を二重で用いる精製方法のことです。通常、ミネラルウォーターの精製では、逆浸透膜は使われていない場合がほとんどです。ですが、私たちは水の品質を絶対的なものとするため、手間も費用もかかる「ダブル」としています。
この「逆浸透膜」を通れば、下の実験写真のように緑茶も完全に水に戻ります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/116474/3/resize/d116474-3-b673d0d8cbdb8d33a8b9-3.png ]
https://waterpoint.co.jp/real/%e3%81%8a%e8%8c%b6%e3%81%8c%e7%9c%9f%e6%b0%b4%e3%81%ab/
この最先端の水精製の仕組みによって、通常時は非常に高品質なミネラルウォーターを製造して工場を維持します。そして災害時には1日あたり約2,000人分の飲料水とトイレなどに使用する生活用水を20トン提供します。水の提供は太陽光発電が機能する限り、止まることはありません。
太陽光パネルによって停電時でも稼働可能
「ウォーターポイント八王子」は平時から、太陽光による自家発電で稼働しています。それゆえ、停電時も電気は太陽光発電で賄うことができます。災害時に電気がストップしたとしても、地域住民に水を提供し続けられる給水所となるのです。
EVカーのバッテリーで電気を供給
[画像5: https://prtimes.jp/i/116474/3/resize/d116474-3-7a3486e89cb02a343e71-4.png ]
平時から「ウォーターポイント八王子」ではミネラルウォーターの配送に、二酸化炭素を排出しない電気自動車を用いています。この電気自動車のバッテリーが災害時には、蓄電池の役割を果たします。
「ウォーターポイント八王子」概要
住所: 東京都八王子市四谷町769
生産能力:(通常時)8リットルボトル 500本/日 (災害時)飲料水・生活用水20トン/日
その他: 常時8リットルボトルを1,000本貯蔵
防災拠点化を思い立った背景
東日本大震災時、当社がスーパーなどに設置していた「水の自販機」が流されてしまいました。当社社長の小早川は状況確認のため、広島から被災地に乗り込みました。そのとき、飲料水や生活用水の手当てに苦労している被災者の皆さんの姿を見て、父の代から一貫して、水に関わる仕事をしてきた自分たちに何かできることはないかと考え続けました。そして、災害時に役立つ「水の防災拠点」をつくろうと決意。昨年、念願のウォーターポイント八王子を開設することができました。そして、今年の本格稼働を迎えることができたのです。
会社概要
ウォーターポイント株式会社
代表取締役社長 小早川克史
住所:広島県広島市西区庚午北4丁目2-13
https://waterpoint.co.jp/
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