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JICAオープンイノベーションチャレンジTSUBASに採択

PR TIMES / 2023年3月28日 16時15分

世界初(※)メキシコでの農地貯留を活用したカーボンクレジット創出プロジェクトを実施

Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon)は、この度、独立行政法人国際協力機構JICA、*1IDB Lab が開催するオープンイノベーションチャレンジ TSUBASA(以下、TSUBASA)に採択され、世界初となるメキシコでの農地貯留を活用した*²カーボンクレジット創出プロジェクトを実施いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/117956/3/resize/d117956-3-0632e9646d12fbd70caf-0.png ]


◆JICAオープンイノベーションチャレンジTSUBASAに採択
TSUBASAは1月6日より公募が開始され、今回、中南米・カリブ地域のSDGs達成の観点アイデアを有する11社の中に、Green Carbonが採択企業として選定されました。


◆プロジェクト応募の背景
昨今、主要国は2030年、2050年に50~100%の削減目標を掲げている中、現状の削減量では目標達成が実質困難とされています。その解決策としてGHGを回収・吸収し、貯留・固定化するネガティブエミッション技術に注目が重要とされており、中でもカーボンクレジットに注目が集まっています。また、米国の環境NGO「Forest Trends」&TSVCMにより2021年に試算されたカーボンクレジット市場(自主的炭素市場)の市場規模は、2030年時点で57兆5000億、2050年には375兆円まで拡大すると推測されています。そのような潮流の中、メキシコでも温室効果ガスを22%削減する目標を設定しており、2022年6月ケレタロ州では、メキシコ内初となる炭素税導入を実施しています。

Green Carbonは、このようにメキシコ内でも脱炭素化に向けた取り組みが活性化している点に注目。メキシコの脱炭素化に向けた一助になれればと考え、今回のTSUBASAに応募しました。
今回応募したプロジェクトは、メキシコ内の農地を活用し、農地貯留という手法でカーボンクレジットを創出します。農地貯留とは、栽培した植物を土壌や農地にすきこみCO2を貯留・固定する手法です。メキシコの農地を活用した場合のポテンシャルを推測したところ、最大4850億円の市場価値を創出できることが分かりました。(農地面積:9,700万ha、CO2削減効果:4億8500万t-CO2、1000円/t-CO2で計算)これは、メキシコが掲げている22%目標達成に匹敵する削減排出量で、カーボンニュートラル達成も可能なポテンシャルも秘めています。

今後、Green CarbonはTSUBASAと連携し、世界初となるメキシコでの農地貯留を活用したカーボンクレジット創出プロジェクトを推進し、メキシコの脱炭素化に貢献してまいります。


○採択事業の概要


[画像2: https://prtimes.jp/i/117956/3/resize/d117956-3-28e248fd8a5cc4e75d9b-2.png ]


○採択に関するJICAのプレスリリース
速報:オープンイノベーションチャレンジTSUBASA採択企業決定(3月23日)
URL:https://tsubasa-jica.com/news/473/


◆オープンイノベーションチャレンジ TSUBASA
TSUBASAは、SDGs達成に貢献しうる革新的なアイデアやビジネスモデル、テクノロジーを有する日本のスタートアップ企業と共に、中南米・カリブ地域での新たな開発協力の形を創る取り組みです。そのために、JICAと米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)グループのイノベーションラボであるIDB Labが連携し、日本企業の中南米・カリブ地域への事業展開を支援します。

中南米・カリブ地域は、地域格差、森林減少や環境保全、水資源管理、保健・医療へのアクセスなど様々な分野で開発課題を抱えています。その一方で、比較的高い所得水準やASEANの2倍弱の経済規模を有するとともに、言語や宗教などの面で共通した文化基盤があり、市場として見ると魅力的な世界が広がっています。加えて、推定200万人以上の日系人が住む、日本と繋がりの深い地域でもあります。

JICAはこれまで50年以上に渡り、中南米・カリブ地域各国と友好な国際協力関係を築いてきましたが、今後は、より高度かつ複雑な開発課題に取り組むために、多様で革新的なアイデアを持つ日本のスタートアップ企業との連携が重要です。また、TSUBASAの取り組みを通じて、中南米・カリブ地域で活躍したいと考えるスタートアップを増やす事は、日本の更なる成長にも貢献するものであると考えています。

TSUBASAでは、中南米・カリブ地域への事業展開に関心を持つ日本の企業と繋がり、提携するコンサルタント企業とともにビジネスモデルの構築や現地パートナーの探索等の伴走支援を行う事で、域内の開発課題に取り組みます。JICAとIDB Labが長年の事業を通じて蓄積した開発課題に関する知見および域内各国の政府機関・民間とのネットワークを、日本企業の皆様と共有しながら、これからの時代にふさわしい開発協力のあり方を模索していきます。

※世界初について
・自社調べ
・2023年3月時点
・メキシコでの農地貯留を活用したカーボンクレジット創出プロジェクトとして

※1 IDB Lab
中南米地域における貧困層およびぜい弱層のさらなる社会的包摂を促進することを目的として、ラテンアメリカ・カリブ海地域の人々の生活水準向上に向けた、革新的な開発支援アプローチのために開発資金およびノウハウを提供している機関。
URL:https://bidlab.org/en

※2 カーボンクレジット
CO2などの温室効果ガスの削減効果(削減量、吸収量)をクレジット(排出権)として発行し、他の企業などとの間で取引できるようにする仕組みで、炭素クレジットとも呼ばれています。

●Green Carbon 株式会社
商号  :グリーンカーボン
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ13階
設立  : 2019年12月
事業内容:主に炭素固定種苗販売事業
CO2削減事業、CO2削減植物研究開発事業、カーボンクレジット取引及び取引所事業、
農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業、及び、コンサルティング
URL  :http://green-carbon.co.jp/

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