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睡眠サービス・製品の「質の見える化」へ。エビデンスを評価する「スリープサポート認証制度」を開始

PR TIMES / 2024年7月8日 17時15分



 一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(所在地:東京都千代田区、理事長:小林孝徳、以下「SHA」)はこの度、経済産業省の「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」に準拠し睡眠サービス・製品のエビデンスを評価する認証制度「スリープサポート認証制度」を開始いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137392/3/137392-3-166beb477c693d6a444780be6567f6f0-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


認証制度について
 本制度は健康な一般消費者の睡眠に対しポジティブな影響を及ぼすヘルスケア分野の睡眠商品や睡眠サービス又は睡眠の精度を高く測定する方法に対し、その根拠となるデータなどをもとに、当協議会が設置する外部有識者委員会および理事会で信頼性などを総合的に審議し、認証する制度です。
 具体的には以下をポイントとして審査いたします。
- 目的に対して、適切な試験計画が組まれているか?
- 客観性を担保できる試験デザインとなっているか?
- 結果が正しく評価されているか?
- 睡眠に対しての機能性を謡うことが可能な結果(エビデンス)がでているか?
- 恣意的に操作されていないかなど


 商品やサービスの信頼性は、ゴールド、シルバー、ブロンズの3つのレベルに分類し、それぞれにあった認証マークを付与します。
○ゴールド
研究デザインが高いレベルで実現され信頼性は高く、機能性が示されているため推奨できるサービス・商品
○シルバー
研究デザインの信頼性は担保されており、一定の機能性が示されているため推奨できるサービス・商品
○ブロンズ
研究デザインの信頼性はある程度担保されており、今後の検証により高める必要はあるが、一定の機能性が期待されるサービス・商品

 認証マークはパッケージやwebサイト等で製品画像と一緒に標榜することが可能です。今後は認証マークを通じ、消費者に安心・信頼できる製品と理解いただけるよう、本制度の啓蒙活動や利用促進活動を推進していく予定です。

 本制度に関わる活動を通じ、ヘルスケア分野において、消費者が科学的根拠に基づく信頼性の高い睡眠商品、睡眠サービスを選択できるようになることを支援します。また、事業者が消費者に対して適切に法遵守をし、商品、サービスの機能や安全性をわかりやすく説明したうえで提供することを促進します。
 科学的根拠に基づいた信頼性の高い睡眠ヘルスケアの商品、サービスが正しく普及し、消費者に理解され、社会全体に健全に浸透することを目指します。

認証制度開始の背景
 日本はOECD諸国の中でも最低の睡眠時間とされ、睡眠に課題を持つ国民が多く存在しております。一方でアスリート等の睡眠に対する発信を発端に睡眠対策への意識も高まっており、ヘルスケアにおける睡眠市場は2,000億円程度の規模(※1)へと成長しております。

 一方で、睡眠関連のサービス・製品においては特定保健用食品等の一部食品類を除き、商品毎に睡眠に与える影響の科学的エビデンスの有無が消費者に対して見える化されておらず、科学的エビデンスを有する商品とそうではない商品が玉石混合の状態になってしまっている現状です。「睡眠に関する商品やサービスについて信頼性、客観性のあるデータを容易に知る機会があれば購入する際の参考になるか」というアンケートでは90%以上の方が「参考になる」と答える(※2)など、睡眠においても「質の見える化」が求められております。また、6月21日に内閣より発表された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」でも「予防・健康づくり領域に係るサービスの質の見える化・向上」について言及されており、睡眠をはじめとした各サービスの質に注目が高まっております。

 以上の背景より、SHAではこの度、経済産業省「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」に準拠し睡眠製品・サービスの品質を評価する本制度を立ち上げることとしました。

※1:経済産業省「新しい健康社会の実現に向けた『アクションプラン2023』」より参照:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/pdf/20230824_1.pdf
※2:弊協会で実施した2023年8月にミュゼプラチナム会員1,570名を対象とした「女性の睡眠に関する実態調査」より抜粋


本制度の外部有識者委員
委員長
三島 和夫(秋田大学大学院 医学系研究科精神科学講座 教授)
委員
栗山 健一(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部 部長)
有竹 清夏(公立大学法人埼玉県立大学 大学院保健医療福祉学研究科 / 保健医療福祉学部 健康開発学科 検査技術科学専攻 教授)
岡島 義(東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科 教授)
寺垣 俊介(ネクスパート法律事務所代表弁護士 / 一般社団法人薬機法医療法規格協会 理事長)

認証制度開始にあたり記者発表会を実施
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/137392/3/137392-3-f474ae8a5d70f80c52fa1657dced74b1-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

 本日、本制度の開始にあたり記者発表会を実施いたしました。自民党明るい社会保障改革推進議員連盟会長のうえの賢一郎衆議院議員、本制度を所管する経済産業省ヘルスケア産業課 橋本泰輔課長をはじめ、厚生労働省・消費者庁、外部有識者らが集まり、本制度や本制度に関連する法律周りについて、説明や意見交換がなされました。
 こちらの様子については、追ってHPに公開する予定です。



一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会(SHA)について
 本協議会はヘルスケアにおける睡眠商品、サービスを提供している事業者が中心となり、生活者が安心・安全に適切なサービスを享受できる社会の実現を目指し設立しました。
団体名:一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会 Sleep Healthcare Association(略:SHA)
所在地:東京都千代田区紀尾井町3-33プリンス通りビル2階
加盟社数:16社(2024年7月1日現在)
ホームページ:https://shca.jp/
事業内容:ヘルスケアにおける睡眠・睡眠サービスに関わる調査研究、自主基準(ガイドライン等)の作成・品質表示の推進及びマークラベル等の発行、啓発のためのイベント、講習会の開催、関連団体、関係省庁との情報交換及び連携・協力のための活動

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